転職成功ガイド

転職の心得

はじめに

ファッション業界は人の動きが活発で、転職を重ねる方も少なくない業界と言われていました。しかし一方で、昨今の企業は採用に慎重になっています。募集要項・求める経験やスキルも多項目・詳細になっており、全てを満たす応募者が見つかるまで採用しない傾向が強まっています。

自分の作りたい服が会社の方針と合わない。デザイナーが変わって自信を持って販売できなくなった。もっと安定した環境で働きたい。スキルアップを図りたい…。

様々な理由が重なって転職を決心したとき、次に向かって早く動きたくなるものです。でもすぐに退職意思を上司に伝えるのは控えましょう! 下記のステップを参考に、慎重に転職活動を進めていきましょう。

一般的な転職活動は次の7つのステップに分けられます。

01〜06が終了してから、つまり転職先が決まってから07の退職交渉を行いましょう。
現職中の方の転職活動は時間の制約があり、応募資料の作成・面接時間の調整も大変ですが、最近の傾向としては転職活動の長期化が見られます。

離職期間が長引くと気持ちに焦りが生じ、本来の転職目的を見失うことも起こり得ます。会社都合や業務事情など、やむを得ず退職後の転職活動を迫られることもありますが、できるだけ現職中に活動されることをお勧めします。

計画を立てる
まずは最短でいつから新しい環境で働けるのかを知りましょう。
退職の意思を伝えるのは、法的には2週間前、就業規則では1〜2カ月前の告知でOKが大半ですが、今現在の仕事の引継ぎ、展示会やコレクションのスケジュール、ショップの売上繁忙期など、ご自身の役割・責任からも転職活動・退職できない時期があると思います。
狭いファッション業界、いつまたご縁があるか分かりません。できるだけ円満退社するためにも、計画を立てて活動することが大切です。
履歴書・職務経歴書を作成する
少ない求人へ応募者が殺到する中、面接機会を得る為にも応募書類はとても重要です。
特に職務経歴書は実績や強み、志望意欲をアピールする重要な資料となりますので、丁寧に作成しましょう。
客観的にご自身の成果を企業担当者に知っていただく為にも数値でのアピールは必須となります。
デザイナーやパタンナー、生産管理等の職種の方も、ご自身の関わった商材の型数や価格帯等はもちろん、担当ブランドの売上、予算対比は押さえておくべき数値です。
店舗職の方は、ショップや個人の売上以外にも、平均単価や坪単価、顧客の人数等もアピール材料となります。
情報を集める
ご自身のこれまでの仕事の棚卸し、今後の希望がまとまったら、具体的な応募先を探しましょう。
好みのブランドのHP、ファッションに特化した転職サイトや紹介会社のHPをチェックしましょう。アルバイトをメインにした募集サイトに求人を出す企業もありますし、業界を特化していない一般の転職サイトでもアパレルの特集を定期的に実施しています。情報はできるだけ沢山集めましょう。
応募する
応募したい会社が見つかったら、履歴書・職務経歴書を修正・追記しましょう。募集要項に一致する経験や実績をしっかりアピールしてください。
そしてその会社向けの志望理由を必ず追記してください。憧れや好きという意欲以外に、他ブランドとの違いや、自分の強みをどのように活かしたいかも加えるとより具体的になります。
デザイン画や仕様書等、一目でスキルをアピールできる資料は是非添えてください。デザイン画は応募ブランド向けの次シーズンをテーマに作成すると効果的です。
面接の対策
書類審査が通過したらいよいよ面接です。日程に余裕がないことも多いので、書類を応募するときから面接の準備は始めましょう。
模擬面接は効果的です。友人・知人・ご家族に協力してもらいましょう。もちろん、エランでも面接対策を実施しています。
内定・採用条件の確認
おめでとうございます!内定です。でもまだ慎重に!
口頭だけではなく、書面やメールで必ず採用条件をいただきましょう。形に残る文書でいただくことが重要です。雇用形態や社会保険、給与など、入社後に話が違ったとならない為にもこのタイミングでしっかり確認してください。
退職交渉・引継ぎ
入社を決めたら、いよいよ退職交渉です。
ここからはスピード感を持って!まずは直属の上司に直ぐに伝えましょう。ここで次の会社名は伝えないように!トラブルの元となります。
相談ベースではなく、強い意志を持って報告してください。上司はあなたを引き止めるはずです。でもここで判断を引きずると、結果的に二つの会社に迷惑をかけることになります。
しっかりと退職を伝え、スムーズな仕事の引継ぎを開始しましょう!

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