ゴールドマン・サックスの年収はどれくらい?口コミや福利厚生も紹介
ゴールドマンサックスは、日本国内でも年収が高いことで有名であり、転職先としても人気があります。
実際に、ゴールドマンサックスはグローバルに活躍しており、取引している金額も大きいため、高いパフォーマンスを発揮する社員の報酬は高くなります。
そこで今回は、ゴールドマンサックスの年収について紹介します。
- ゴールドマンサックスの基本情報
- ゴールドマンサックスの平均年収
- ゴールドマンサックスの年収に関する基本知識
ゴールドマンサックスへの転職難易度も紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
ゴールドマンサックスとは?具体的な特徴を紹介
ゴールドマンサックスは世界最大級の投資銀行であり、個人投資家だけでなく企業や金融機関、政府も顧客にしており、金融サービスを提供しています。
大手企業の事業再編や資金調達にも携わっており、M&Aなどの戦略的な事業拡大を実現するビジネスも行っています。
事業規模が大きく幅広い層の顧客を相手にしているため、さまざまなビジネスに大きな影響を与える存在といえるでしょう。
会社名 | ゴールドマンサックス株式会社 |
住所 | 〒106-6147 東京都港区六本木6丁目10番1号 六本木ヒルズ森タワー |
代表取締役社長 | 持田 昌典 |
社員数 | 約800人 |
資本金 | 836億1,600万円 |
事業内容 | 金融商品取引法その他の法律により金融商品取引業者が行うことができる業務及びこれに付帯関連する一切の業務 |
出典:ゴールドマンサックス
ゴールドマンサックスの年収に関する基本情報
ゴールドマンサックスは、国内の企業ではなく外資系企業なので一般的な国内企業と給与体制なども変わっています。
ここからは、ゴールドマンサックスの年収に関する基本情報を紹介します。
給与は年俸制
ゴールドマンサックスは国内でも有名な外資系企業であり、外資系企業で採用されることが多い「年俸制」を導入しています。
年俸制を導入しているのは、実際の労働時間が明確ではないためだといわれています。
内訳は「ベース給」+「インセンティブ給」
ゴールドマンサックスでは、ベース給以外にもボーナスとして「インセンティブ給」も支払われます。
名前の通り、評価期間の実績・活躍に応じて支払われるため、ベース給が低い社員でも活躍次第では多額の報酬を得られるのです。
業績によって左右されるものの、責任がある役職に就き、インセンティブ給を多くもらえるような活躍をした方の中には1億円以上の年収を獲得した方もいるという口コミもあります。
仕事は激務?求められる仕事のハードルが高い
ゴールドマンサックスでは、一般的な企業よりもはるかに報酬が高いです。
ただし、激務に感じるかどうかは人によって大きく異なるようです。さらに、業務内容はいつトラブルが発生するか分からない仕事なので、業務時間は長くなってしまうこともあります。
「Up or Out」の風習が強い企業風土
ゴールドマンサックスでは、外資系企業の中でも「Up or Out」が激しいといわれています。
「Up or Out」とは、UP(昇進)とOUT(退職)のことで、昇進する意思がないもの・現状維持のままでいるのが難しい環境です。
年収と併せてチェック!ゴールドマンサックスの福利厚生
ゴールドマンサックスは年収が高いだけでなく、福利厚生も充実していることで有名です。
ここからは、ゴールドマンサックスの福利厚生について紹介します。
- 基本的な待遇
- ウェルネス・プログラム
- 子育て支援制度
基本的な待遇
基本的な待遇に関しては、一般的な企業と大きく変わらないでしょう。
賞与は年1回ですが、前述の通り年俸制なのでボーナス1回分の報酬が支払われます。
休日・休暇・休業 | 完全週休2日(土・日)、祝日、年末年始、年次有給休暇、療養休暇、ペアレンティング休暇、ファミリーケア休暇、出産休暇、育児休業、介護休業 |
---|---|
社会保険・労働保険 | 健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険 |
ウェルネス・プログラム
ゴールドマンサックスでは、高いパフォーマンスを長く発揮できるように、心身の健康を管理できるプログラムを整備しています。
社員自身だけでなく社員の家族を対象にしている制度もあるので、働きやすい環境といえるでしょう。
フィットネスセンター | 社内の会員制フィットネスセンターを利用できる。 |
指圧サービス | 事業所内で指圧セラピーサービスを利用できる。 |
健康診断 | 社員は毎年1回、会社指定の医療機関にて健康診断を受けることが義務になっている。 |
人間ドック | 40歳以上の社員は人間ドックを受診する際に会社から補助金を受けられる。 |
介護サービス | 介護が必要な家族1名に対し年間100時間まで介護サービス費用を会社が負担する。 |
レジリエンス・サービス及び従業員支援プログラム | 社員とその家族を対象にストレス対処法の紹介、24時間体制のカウンセリングを提供する。 |
クラブ活動 | 社員同士の交流を深めるために、社内で結成されたクラブの活動費の一部を会社が負担する。 |
子育て支援制度
ゴールドマンサックスは、女性も男性と同じように活躍しており、出産や育児などを支援する制度が整っています。
育児休暇だけでなく、勤務時間の調整を柔軟に行えるような制度があるので、自分の状況に合った働き方を実現しやすいです。
ファミリー・フレンドリー手当 | 社員が子供を設ける際の費用を会社規定により支給される。 |
育児休業 | 出産休暇終了後、育児休業を希望する社員は、子供の1歳の誕生日の前日まで、育児休業を取得できる。 |
育児短時間勤務 | 子供が3歳になるまでは、所定労働時間を1日当たり1時間短くできる。 |
育児時間 | 1歳未満の乳児を育てる女性に対する1日2回、1回につき30分の育児時間が与えられる。 |
ベビーシッターチケット | ベビーシッターサービス利用時に使用できる割引チケットを社員に提供している。 |
育児補助金制度 | 通常の保育サービスが利用できない場合の育児サービス利用に補助金が支給される。 |
授乳室 | 出産後の女性社員が利用できる授乳室を完備している。 |
ゴールドマンサックスの転職難易度は?
ゴールドマンサックスの年収は国内でもトップ企業です。そのため、転職先の企業として人気があり競争率は高いといえるでしょう。
ここからは、ゴールドマンサックスの転職難易度について紹介します。
転職難易度は非常に高い
ゴールドマンサックスは高い報酬を手に入れられるので、その分転職する難易度は非常に高いです。実際に、ゴールドマンサックスに在籍している社員は、高学歴などのハイスペックな人が多いです。
ゴールドマンサックスが求める人物像
ゴールドマンサックスは、業務に求める内容のハードルが高い分、相当の優秀な人材を求めています。
転職を考える方であれば、まずはゴールドマンサックスがどのような人材を求めているのか把握しておくと良いでしょう。
優秀な人材が企業を支えている
ゴールドマンサックスでは、ここまで紹介した通り、さまざまな業務をこなすプロフェッショナルな人材の集団です。
公式サイトでは優秀な人材によって企業が支えられているとし、「知性にあふれ、才能豊かな起業家精神と行動力を併せ持つ、洞察力の優れた人材を常に求めています。」と記載されています。
チームワークが求められる
ゴールドマンサックスは、高いレベルの問題解決力が要求されます。
また、個人よりもチームの力を合わせた方が大きなパフォーマンスを発揮するので、ゴールドマンサックスでは個人プレーではなくチームワークが求められます。
高いレベルの英語力が必須
業務ではグローバルな顧客を相手にコミュニケーションを取るため、高いレベルの英語力は必要不可欠です。
福利厚生として語学力を伸ばすためのトレーニングやサポートも行っていますが、転職の競争率が高いことを考えると十分に身に付けておくのがおすすめです。
ゴールドマンサックスへの転職面接で聞かれること
ゴールドマンサックスで求められる人物像
企業理念の一つに「知性にあふれ、才能豊かな起業家精神と行動力を併せ持つ、洞察力の優れた人材を常に求めています」とあり、強い個性を持っている人が重宝されやすくなっています。
つまり、常識に捉われ過ぎることで周りと一緒の考えや、平均的な考えしか持っていない人は採用してもらいづらいということです。
そういったことを考えると、面接では教本に載っているようなテンプレ通りの回答ではなく、自分の考えをきちんと伝えるべきだと言えます。
基本的に聞かれる質問
ゴールドマンサックスの面接では、基本的に以下のような内容を聞かれることが多いです。
・なぜ、うち(ゴールドマンサックス)に転職しようと考えたのですか?
・そもそもなぜ転職をしようとしたのでしょうか?
・あなたの持ち味は当社でどのように活かせますか?
・あなたが今までで一番頑張ってきたことは何ですか?
・前職ではどのような経験・スキルを身につけてきましたか?
・同僚と意見が対立した場合、どのように解決していきますか?
・チームワークには何が大事だと思いますか?
上記のような面接の鉄板とも言える質問に対しては、前もって対策を行っておくと本番でも戸惑うことなく回答できるようになります。
変化球要素のある質問
ゴールドマンサックスの面接では、以下のような変化球要素のある質問をされることもあります。
・創造性と効率性のどちらが大事だと思いますか?
・自分は間違ったことをしたとは思っていなくても、逮捕されてしまった場合、あなたはどうしますか?
・ヒトラーについてどう感じますか?
・あなた自身について良いことと悪いことを親友に1つずつ聞くと、どういう風に言われそうでしょうか?
・あなたが今までに聞いたことがある中で最も面白いと思ったビジネスアイデアは何ですか?
・当社にとっては有益であることでも、クライアントにとってはそこまでメリットではない取引をする場合、あなたはどうしますか?
・あなたはどのような時にイラっとすることが多いですか?
・ハドソン川を渡って20階以上のビルを移動させるならあなたはどのような手段を選びますか?
上記のような予想していなかった質問に対しては、基本的にはどう答えても大丈夫です。
しかし、どのような答え方をするにしても「なぜそのような答えになったのか」といった考えを、きちんと伝えられるようにしておきましょう。
ゴールドマンサックスに転職する方法
ゴールドマンサックスに転職する方法としては以下のようなものが挙げられます。
- キャリア採用
- スカウトサービスからの応募
- ヘッドハント受ける
- コーポレートサイトから応募する
一つずつ見ていきましょう。
キャリア採用
主に金融業界での実績があるプロフェショナルを求めるゴールドマンサックスでは、キャリア採用も実施しています。
キャリア採用とは、業界における経験や知見があり即戦力としての活躍が見込める人材を採用することです。
キャリア採用での入社を希望する場合は、同社のグローバルサイトから募集ポジションや自身のスキル・経験が生かせる職種を確認してみてください。
スカウトサービスから応募
スカウトサービスとは、求職者と企業を繋ぐサービスの一つです。
自身の履歴書や職務経歴書、スキルなどを登録しておくことで、その内容に興味を持った企業から説明会や面接への参加を促すオファーが届く仕組みです。
スカウトサービスのオファーから応募すれば、企業側から一定以上の評価を受けているアドバンテージのある状態で面接に臨むことができます。
ヘッドハントを受ける
ヘッドハントとは、端的に言えば企業から直接スカウト受けて採用されること言います。
実現する可能性が高いとは言えませんが、SNSやブログなどで発信した情報がゴールドマンサックスの目に止まりヘッドハントされる可能性もゼロではありません。
コーポレートサイトから応募する
コーポレートサイトとは、企業の概要やサービス、採用情報などを掲載している企業サイトのことです。
方法としては考えられるのは、「人材採用担当者に直接連絡して面接を受けたい旨を伝える」、「コーポレートサイトから採用ページにアクセスして応募する」などです。
直接の応募に関しては、取り合ってもらえる確証はありませんが、少なからず企業にインパクトを与える効果は期待できます。
ゴールドマンサックスへの転職を目指すなら転職エージェントを利用しよう!
ゴールドマンサックスへの転職を目指すなら転職エージェント利用するのがおすすめです。
具体的なメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 転職のプロにサポートしてもらえる
- 非公開求人を紹介してもらえる
- 応募書類の添削をしてもらえる
- 面接対策もしてもらえる
一つずつ見ていきましょう。
転職のプロにサポートしてもらえる
転職に向けて準備するべきことは数多くあります。「自己分析」や「企業研究」「採用情報の確認」などどれも欠かせないものばかりです。
転職エージェントを利用すれば、転職活動におけるスタートからゴールまで徹底的にサポートしてもらえます。
企業との事務連絡を代行してもらえたり、面接日程を調整してもらえたりするのもメリットです。
非公開求人を紹介してもらえる
非公開求人とは、インターネットや会社の採用ホームページなどには記載されていない求人情報を指します。
非公開求人を出す企業側としては、「ある特定分野を強化したい」「新規事業開発を試みている」などの事情があり競合他社に知られずに人材採用したいといった思惑を持っているケースが多いです。
また、即戦力になれる人材を求めて非公開求人を出す場合もあると考えられているので、自身の経験や得意分野と企業のニーズが合致すれば採用に大きく近づけます。
応募書類の添削をしてもらえる
書類選考は、就職活動の第一ステップであると同時に通過するのが難しい狭き門とも言われています。
誤字脱字や言葉の表現方法などの基礎的な内容から、企業に自身を売り込むための文章作成方法などの戦略的な要素まで転職のプロ目線からアドバイスがもらえます。
面接対策もしてもらえる
最終的な採用の決め手になるのは面接です。キャリアドバイザーは面接に臨むにあたっての基本的な姿勢や、印象の良い受け答えなどに関するアドバイスをしてくれます。
また、転職エージェントによっては企業ごとの面接の特徴や、内定が出た人と出なかった人の特徴から分析した内定が出やすい人の人物像を共有してもらえる場合もあります。
ゴールドマンサックスクラスの高収入を目指すなら、まず年収査定を受けてみよう!
現在の年収に不満がある、年収アップを目指したい方はまず自分の市場価値を調べましょう。自分のスキルなどを客観的にみて、どれほどの給料をもらうことができるのかを知る必要があります。
- 現在の年収からいくら上がるか
- あなたの市場価値に見合った年収の求人
- 転職によるキャリアチェンジで年収がどのように推移するか
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よくある質問
学歴に左右されるといったことは特にありません。ゴールドマンサックスは、ハイクラス求人というイメージを持たれてる方も多いでしょうが、多種多様な経験・スキルを有している人材を採用するためです。
求人を出している部署も様々あるため、文系・理系に関係なく募集は多くなっています。よって、学歴や出身の学校によって採用の可否を決められる可能性は、低いということが言えるでしょう。
ゴールドマンサックスは外資系の金融企業であるため、英語力を始めとした外国語の能力が求められます。お客様だけでなく、同僚とコミュニケーションを取る際にも英語が必要となる場合が多々あります。
しかし、語学力を伸ばすための研修がしっかりしているため、入社前や入社直後は英語を使いこなせなくても大丈夫です。
ゴールドマンサックスの社風は、仕事だけでなくあらゆる面でチームワーク、つまり協調性を重要にしています。そのため、上司の意見が全てといった体育会系の雰囲気とは対極にあります。
ゴールドマンサックスという企業としてのルールは、当然あります。しかし、個々の発想を大事にしてするといった社風なので、働きやすい職場と言えるでしょう。
他の部署や支店に配属となることはあります。人によって転勤・異動となる理由は異なりますが、プロジェクト遂行を目的として期間限定、もしくは長期で出張となる可能性も十分にあります。
また、場合によっては複数回に分けて海外を含めた色んな地域への転勤もあります。そこで、グローバルな能力を身につけて活躍する社員は多いのが実情です。
ゴールドマンサックスは外資系の企業であるため、他の会社と比べると雇用関係についてもドライであると言えます。
労働基準法の関係でいきなりクビになるようなことはありませんが、経済や経営の状況が低迷してくると人員整理のあおりを受ける可能性もあるでしょう。
まとめ
今回は、ゴールドマンサックスの平均年収について詳しく解説しました。
ゴールドマンサックスの年収は高いですが、その分業務で求められるレベル・パフォーマンスも高いです。働いている社員によって異なりますが、場合によっては激務に感じる方も多いでしょう。
実際に転職難易度は高いので、転職先として志望する方は情報収集を万全に行うようにしましょう。
記事内で紹介した転職エージェントはいずれも無料で利用できるため、ぜひ上手く活用しながら転職活動を進めていきましょう。