【2024年最新】保育士の志望動機の書き方・例文4選｜注意点も解説

保育士を志す、あるいは今勤めている保育園から転職するといった場合、勤務先の採用担当者に対して、志望動機を示さなければいけません。

志望動機は内定獲得率を大きく左右すると言っても過言ではないため、しっかりとアピールするためには書き方を知っておくことが重要です。

とは言え、魅力的な志望動機が書けるかどうか不安な人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、保育士の志望動機を書く際のポイントについて解説し、新卒・中途など例文も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

保育士の転職には転職エージェントがおすすめな理由についても触れていくため、あわせてチェックしておきましょう。

保育士の志望動機が果たす役割

保育園への転職活動中もしくはこれから転職しようと考えている場合、志望動機をどのように書けば良いか迷ってしまう人は少なくありません。

そもそも保育士の転職において、志望動機は以下の役割を果たすと考えられます。

全国各地に数多く存在する保育園のなかから、なぜそこで働きたいかという理由は面接官にとって採用するうえで非常に気になるものです。

志望動機を明確にしておくことで、面接官に熱意が伝わりやすくなります。なお、履歴書や職務経歴書を作成する際、自己PRと志望動機のどちらも記載するケースがあります。

自己PRと志望動機は同じではありません。自己PRは、「得意分野」や「保育園にとってどのように役に立てるか」というように、保有するスキルや経験がもたらすメリットを書きます。

例えば、園児に対して深くコミュニケーションを取ることが得意な場合、そのスキルを活かして「少人数制の保育園で働きたい」という志望動機に繋げられるのです。

自己PRと志望動機がうまくまとまっていると、書類選考・面接を通貨できる可能性が高まるでしょう。

保育士の志望動機の書き方をポイントで解説

ここでは、保育士の志望動機の書き方をポイントで解説します。ぜひ、参考にしてみてください。

園を志望した理由を明確に示す

その保育園を選んだ理由を明確にすることが大切です。例えば「保育理念に共感した」という理由だけでは、どの保育園でも使えるようなワードと捉えられてしまいます。

そのため、自分の経験・スキルと志望動機が、その保育園の理念や方針とリンクしていることを意識しましょう。

志望動機を書く前に、しっかりと志望先の保育園についてリサーチし学んでおくことをおすすめします。

保育士を選んだ理由を具体的に記載する

保育士を志す理由は人によってさまざまです。子どもと関わることが好きな人であっても、なぜ保育園児が良いかまで「具体的な理由」を書くようにしましょう。

保育士の労働体系や給与なども踏まえたうえで「なりたい理由」をまとめると、より志望動機が具体的に伝わるでしょう。

わかりやすい言葉で8割以上を埋める

志望動機の欄をダラダラと長文で書くと良い印象として映りにくいですが、あまりにも短くまとめてしまうと、逆に熱意が伝わりにくくなってしまいます。

そのため、結論から先に記載して、そこから経験や理由を書きましょう。なお、少なくとも、志望動機では記載欄の8割程度は埋めることを意識してください。

そして、言葉使いに加えて改行や空欄などをうまく交えることをおすすめします。特に、手書きの職務経歴書の場合は字が汚い・スペースに余裕がなければ、読む側の負担になりかねません。

過去の経験談・保育士向きの人物像をアピールする

例えば、保育士を目指す人の志望動機にありがちな「子どもが好き」という理由は、それだけでは非常にアバウトなため「この保育園で働きたい」という想いが伝わりにくいです。

なぜ子どもが好きになったかを、過去の経験談や自分の性格などを踏まえてアピールすると良いでしょう。

より具体的に書くことで、志望動機を見た側はどうような人間であるか、採用することでどういった活躍を見せてくれるかなどがイメージしやすくなります。

大きな出来事だけでなく些細なことも重要な情報となり得るため、まずは整理するという意識を持ちましょう。

【新卒】保育士の志望動機の例文

新卒のアピールポイントは、未経験であることから偏見が無く、素直さ・フレッシュさなどが挙げられます。新卒ならではの素直さや若々しさを伝えてみましょう。

【中途】保育士の志望動機の例文

中途採用ということは、現在働いている保育園と志望先の保育園を照らし合わせ、ポジティブに転職したい理由を伝える必要があります。

大切なことは、今の保育園の愚痴や不満から来る転職理由ではなく、前向きな転職という印象を持ってもらうことです。

【ブランク】保育士の志望動機の例文

ブランクがある人のアピールポイントには、以前の保育士としての経験と、新たな立場で得た経験の双方を持ち合わせているという点があります。

また、復帰したいと考えた理由や就業した場合の働き方についても書いていると、より採用の判断がしやすくなるでしょう。

【年代別】保育士の志望動機の例文

【20代向け】保育士の志望動機

20代の保育士であれば、これまでの実績や積み重ねてきたスキルなどを伝えるよりも、保育士としての熱意やビジョンについてアピールしていきましょう。

20代であれば、即戦力であるかといった部分よりも、将来・成長性について見られることが多くなります。

自分が保育士として働く上で大事にしていることを伝えられるかが重要と言えます。しかし、動機が思いつかなかったり見失ったりしてしまったら、初心を思い出すのも一つの手段と言えます。

【30代向け】保育士の志望動機

30代の保育士が志望動機を作成する際に重要となるポイントとしては、過去にどのようなことを意識してきたのかを伝えることとなります。

さらに出産を経験してきた方であれば、自身の子育て経験を活かせることもアピールしつつ、どのように貢献できるのかを説明していきましょう。

【異業種】保育士の志望動機の例文

今まで保育士の経験が無く異業種で働いていた人は、一見不利に見えるかもしれません。しかし、志望動機の書き方次第では今までの経験も強みにできます。

異業種から保育士を目指す場合、なぜ転職しようと思ったのか、今までの仕事の経験をどのように活かせるか、保育士としてゼロから学ぶ姿勢があるかを伝えることがポイントとなります。

保育士の志望動機における注意点

退職理由は前向きな内容にする

前職を後ろ向きな理由で退職したという人もいるでしょう。しかし、そのまま正直に書いてしまうと「職場に対して不満を持つ人」というレッテルを貼られる可能性があります。

一見ネガティブになりがちな「給料が安い」という退職理由は、「努力や実績次第で昇給する職場にチャレンジしたいと思った」というように言い換えられます。

また、休みが少ないことは、「プライベートな時間を使い、保育に関する資格取得の勉強時間を確保したいと考えている」というように、前向きに言い換えれるのです。

また、「学びたい・勉強したい」というワードは謙虚な人や熱意がある人と認識されると思われがちですが、志望動機としては書かないようにしましょう。

理由としては、「学びたい・勉強したい」というワードは、受け身な姿勢と捉えられかねないからです。

あくまでも職場は学校ではないため、どんな勉強ができるかではなく、どのように貢献できるかが大切になります。

自分がこの保育園で働くようになったらどんなメリットがあるかをポジティブに伝えるようにしましょう。

条件面への記載は避ける

「家から通いやすい」「給与面が魅力的」など、条件面の記載は避けた方が無難です。

これらの条件は働くうえでは大切な要素ですが、あくまでの志望動機は仕事面における「この保育園で働きたい」という理由です。

そのため、志望動機として書いてしまうと、相手に良い印象を持ってもらえる可能性は低くなります。

また、条件面ばかりを志望動機に記載していると、志望先の表面上しか見ておらず、その保育園について興味がないと思われてしまう可能性もあります。

福利厚生は職場を選ぶ際に大切な要素ですが、あからさまにアピールすることは避けましょう。

保育士の転職には転職エージェントがおすすめ

理想の求人を紹介してくれる

自力で一件ずつ保育園へ応募をしていくことは、体力的・時間的にも効率が良くありません。現職と同時進行で転職活動をする場合は、なおさら非効率と言えます。

また、個人での応募は受け付けていない保育園も少なくありません。そのため、転職エージェントを利用することにより、さまざまな条件で理想の求人を探せます。

例えば、常勤や非常勤・エリア・給与など、条件の組み合わせはさまざまです。

最近では保育士専用の転職エージェントも増えているため、より業界に特化したアドバイスが受けやすくなっているのです。さらに、非公開求人情報を取り扱っている場合もあります。

自分に合った条件で数ある選択肢から転職先を選びたい人は、ぜひ転職エージェントを利用してみてください。

条件交渉をしてくれる

転職エージェントは、求人紹介や面接日程調整などのサポートだけでなく、自分では言いにくい条件交渉も代理で実施してくれる場合があります。

あと少し給与が高ければ選考に進みたい、入社日を遅らせてほしい、内定を得たが他の保育園とあわせて検討したいという場合、転職エージェントがやり取りをしてくれるのです。

転職エージェントを利用すれば、このような条件交渉にかかるメンタル的な負担も避けられるため、書類作成や面接に集中できます。

保育士の志望動機は保育士就職・転職のプロに添削をしてもらおう

志望動機がうまくかけない…本当にこの志望動機で選考に通るのか不安…といったお悩みを持っている方はぜひ保育士向け転職エージェントを利用し、保育士転職・就職のプロに志望動機を添削してもらいましょう。

多くの転職エージェントでは、求人の紹介だけでなく、書類作成・選考対策もサポートしてくれます。キャリアアドバイザーに志望動機を添削してもらうことで、志望先に伝えるべきことがまとまりやすくなります。

数多くの保育士転職サポートを行ってきたプロフェッショナルに添削を頼めるので、選考の通過率アップも期待できます。

また、転職エージェントではただ書類内容を添削するだけでなく、書き方のポイントなどアドバイスをしてくれます。そのため、今後の転職活動でも役立つ書類作成のスキルがつくというメリットもあるのです。

さらにほとんどの保育士向け転職エージェントはどれだけサポートを受けても完全無料で利用可能です。一人で就職・転職活動を行うよりも効率よく選考を進めることができるでしょう。

保育士向け転職エージェントを選ぶコツ・ポイント

保育士向け転職エージェントはさまざまなものがありますが、人によって適している転職エージェントは異なります。

自分に合った保育士向け転職エージェントを押さえて、転職を成功させましょう。

ここでは、保育士向け転職エージェントを選ぶコツ・ポイントをみていきましょう。

特化型転職エージェントを利用する

転職エージェントには総合型のものと、特化型の転職エージェントの2つがあります。そして特化型の転職エージェントのなかには、保育士の転職の特化したものがあります。

保育士向け転職エージェントでは、保育士業界に詳しい人からアドバイスがもられますよ。

さらに多くの転職エージェントでは利用料が無料です。

保育士転職ならば、特化型転職エージェントへの登録は必須です。

サポート体制が整っているかを見る

サポート体制が手厚い転職エージェントの利用によって、初めて転職する方や不安がある人でも前向きな気持ちで転職活動に挑めます。

転職エージェントによってサポート体制は大きく異なるため、確認しておきましょう。

とくに初めての転職する方は要チェックです。

自分では行いづらい待遇面の交渉を代わりに行ってくれるエージェントであれば、転職によって年収アップする可能性があります。

サポート体制が充実していても、コンサルタントとの相性が悪ければ転職がスムーズに行かない可能性もあるため、注意してください。

求人数の確認

転職エージェントによって、求人数は大きく異なります。

転職エージェントによって首都圏の求人を多く紹介しているところもあれば、地方の求人が中心といったところもあり、さまざまです。

できるだけ求人数の多い転職エージェントを利用したほうが、自分の理想としている求人を見つけられる可能性がより高くなります。

転職エージェントによって保有求人数や特徴は大きく異なるため、複数の転職エージェントに登録していきましょう。

志望動機の添削も可能！保育士におすすめの転職エージェント3選

保育士ワーカー

保育園・幼稚園・学童・病院・企業など多数の保育士求人を保有しており、量・質ともに充実しています。選択肢が広いため、理想の働き方が実現しやすいでしょう。

保育士専門のアドバイザーが、専任で転職活動を徹底的にサポートしてくれる点も大きな特徴です。面接日程の調整、面接対策、給与などの条件交渉など、内容も多岐に渡ります。

保育士の給料・年収や、お仕事事情などを情報収集できるサービスも提供しています。

出典：保育士ワーカー公式

マイナビ保育士

マイナビ保育士には、保育園に精通した専門のキャリアアドバイザーが在籍しており、求職者の希望に合った求人を厳選し紹介してくれます。

また、保育士経験者もキャリアアドバイザーとして在籍していることから、転職活動はもちろん業務についての悩みも気軽に相談可能です。

さらに、定着率・残業時間・職場の雰囲気など、求人票に掲載されていない企業情報を提供してくれるため転職活動に活かせます。

職場の見学も実施しており、キャリアアドバイザーが同行してくれるため安心です。

出典：マイナビ保育士公式

保育士バンク！

保育士バンク！は、2022年3月9日時点で求人数が46,749件と業界最大級の保有数を誇ります。非公開求人も多数取り揃えているため、他では見たことがない仕事との出会いも期待できるでしょう。

また、休暇が取りやすい、福利厚生が充実しているといった条件の他、ブランク有りでも応募可能な求人を紹介してくれるなど、さまざまな要望に応えてくれる点が特徴です。

職場見学も実施しており、事前に雰囲気を把握できるためミスマッチの軽減にも繋げることが可能です。

専任のアドバイザーには、気軽に転職活動における悩みも相談できます。

出典：保育士バンク公式

よくある質問

まとめ

この記事では、保育士の志望動機を書く際のポイントについて解説し、新卒・中途などの例文も紹介しました。

アピールするためには、「園を志望した理由を明確に示す」、「保育士を選んだ理由を具体的に記載する」、「わかりやすい言葉で8割以上を埋める」ことなどが重要です。

また、過去の経験や保育士に向いているという印象を抱いてもらえる人物像をアピールすることも、内定を大きく左右する要素となります。状況別の例文もぜひ参考にしてみてください。

転職エージェントに登録しキャリアアドバイザーのアドバイスを受けることで、内定率アップが期待できるでしょう。

記事内ではおすすめの転職エージェントを紹介したため、志望動機を添削してもらいたい人や、保育士に特化した転職サービスを受けたい人は、ぜひチェックしてみてください。