IT・Webエンジニアにおすすめの転職エージェント11選|成功のコツも解説
AIやDX(デジタルトランスフォーメーション)の普及が加速する今、ITやエンジニアといった職種が注目されています。それらIT技術の必要性を感じてIT業界への転職を考えている方もいるのではないでしょうか。
日本でもIT人材は不足しているため、IT業界で活躍できる人材になれば重宝されることでしょう。
このようにIT業界は可能性のある業界ではあるものの、それ故にまだまだ未知な部分もあり「未経験でも転職できるのか」といった不安を抱える人も少なくないでしょう。
そこで今回は、IT・エンジニアにおすすめの転職エージェントを紹介します。
- IT業界を目指す人におすすめの転職エージェントは「リクルートエージェント」「doda」「マイナビIT AGENT」など!
- IT・WEBエンジニアが転職エージェントを利用するメリットは「自分に合った企業を探しやすいから」
- IT・WEBエンジニアが転職を成功させるコツは「スキルを磨くこと」「企業分析を行うこと」
- IT・WEBエンジニアにおすすめの転職エージェントの選び方は「IT業界特化型のエージェントを選ぶこと」
フリーランスや海外への転職を考えている方におすすめの転職エージェントも紹介しているため、IT業界への転職を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
IT業界を目指す人におすすめ転職エージェント11選
リクルートエージェント
- 非公開求人20万件以上保有※2021年12月21日時点
- 業界に精通したアドバイザーが在籍
- IT・エンジニアに特化して転職支援が手厚い
リクルートエージェントは、大手求人サービス会社であるリクルートが運営するエージェントサービスです。
そのため豊富な求人数が魅力で、公開求人だけでなく非公開求人も20万件を超えています。
企業との交渉もアドバイザーが代行してくれるため、面接日時の調整や給与交渉など、自分で行いにくい点をすべてお任せすることができます。
現職と並行しながら転職を進めやすい環境がそろっているのが特徴です。
公開求人数※2024年1月時点 | 153,226件 |
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主な機能 |
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利用可能地域 | 全国 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
出典:リクルートエージェント
doda
- 転職オンライン予備校サービスが無料で利用可能
- 定着率の良い企業をピックアップしてくれる
- スカウトサービスがある
dodaは求職者の立場に立った支援を行ってくれる転職エージェントです。転職を繰り返さないように、定着率95%以上の求人を紹介してくれる特集もあります。
求人はSEやエンジニアなどの職種の中でも、セールスやサポート、サービスなど細かく分類されているため、自分の希望する職種に絞りやすいのも特徴です。
そのほかにも女性向けの転職ノウハウやツールも用意されており、キャリアを形成したい女性にも向いています。
公開求人数※2021年12月21日時点 | 113,458件 |
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主な機能 |
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利用可能地域 | 全国 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
出典:doda
マイナビIT AGENT
- 内定後・入社後のアフターフォローも充実
- 年収アップに期待できる
- 対面ではなく電話での転職相談も可能
転職エージェント大手であるマイナビが運営する「マイナビIT AGENT」は、IT業界に特化した転職サービスです。
実際のサービス利用者からは、キャリアアドバイザーの質の高さが好評であり、年収アップを叶えた人も少なくありません。
また、転職後のフォローサービスも充実しており、長期的に求職者を支援してくれます。キャリアアドバイザーとは電話でのやりとりも可能であるため、現職が忙しい人にも利用しやすいのが特徴です。
公開求人数※2021年12月21日時点 | 33,151 件 |
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主な機能 |
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利用可能地域 | 全国 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
出典:マイナビIT AGENT
パソナキャリア
- 転職支援実績46万人超え
- 転職後の年収アップ率67.1%
- オリコン顧客満足度ランキング第一位※2
パソナキャリアは、実際に利用した人の満足度が高い転職エージェントです。そのほかにも、利用しやすさや担当者の対応、交渉力でも一位を獲得しています。※2
転職の実績も豊富で、大手有名企業の求人も多数取り扱っています。
日本での転職はもちろんのこと、海外への転職先も豊富なので、グローバルな働き方をしたい人にもおすすめです。
そのほかにも、年代別に特化した転職情報や、女性向けの転職情報もあるため、今の自分が置かれた状況に合わせた転職活動を行いやすいでしょう。
公開求人数※2021年12月21日時点 | 38,555件 |
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主な機能 |
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利用可能地域 | 全国 |
運営会社 | 株式会社パソナ |
出典:パソナキャリア
※オリコン顧客満足度調査
レバテックキャリア
- IT/Webエンジニア経験s多の転職サポートに特化
- 転職自体を悩む時点での利用もOK
- キャリアアップを目標とした転職に積極的
レバテックキャリアは、初めて転職活動をするエンジニアにも利用しやすい工夫がされています。プログラミング初心者でも半年間無料レッスンを受講することも可能です。
実務経験が豊富でスキルのある人には、エキスパートやクリエイター向けの求人を紹介しているほか、フリーランスのITエンジニア向けのサービスも存在します。
個別相談やカウンセリングは電話でもできるため、遠方で忙しい人も利用しやすいでしょう。また本業が忙しくなかなか時間が取れない人は、平日夜間や土曜の予約も可能です。
現職と並行しながら転職活動ができるのは、メリットになるでしょう。
公開求人数※2021年12月21日時点 | 12,415 件 |
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主な機能 |
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利用可能地域 | 関東・関西・福岡 |
運営会社 | レバテック株式会社 |
出典:レバテックキャリア
Green
- 業界トップクラスとなる30,000件以上の求人を掲載
- 企業と直接連絡をとることが可能
- 活発なスカウト制度で忙しい人にもおすすめ
GreenはIT業界トップクラスとなる30,000件以上の求人を掲載している、転職支援サービスです。
さらに、活発なスカウト制度が導入されているため、多くの人に企業の人事部から声がかけられ、忙しい人も転職先が見つかりやすいでしょう。
ほとんどの求人には企業の雰囲気が伝わるような写真が掲載されているため、入社前に雰囲気を知ることもできます。
公開求人数※2024年1月時点 | 31,210件 |
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主な機能 |
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利用可能地域 | 関東・関西・福岡 |
運営会社 | 株式会社アトラエ |
出典:Green
ビズリーチ
- ハイクラスに特化している
- ヘッドハンターからのスカウトで転職を進める
- 年収1,000万円以上が期待できる
ビズリーチは、登録することでヘッドハンターからスカウトが届く仕組みの転職エージェントです。
ビズリーチに登録しているヘッドハンターは5,000人を超えると言われており、常に優秀な人材を求めています。
未経験からIT業界への転職を希望する場合は、他社で経験を積んでから応募するのがおすすめです。
また、年収1,000万円を超える求人が全体の3分の1以上※あるため、年収アップのための転職を希望する人には向いているでしょう。
公開求人数※2021年12月21日時点 | 68,682件 |
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主な機能 |
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利用可能地域 | 全国 |
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
出典:ビズリーチ
Geekly
- IT・WEB・ゲーム業界に特化した転職エージェント
- 年収アップ率75%※
- IT業界に詳しいコンサルタントが在籍
Geeklyは、ITやWEB業界、ゲーム業界に特化した転職エージェントです。その他の職業を取り扱っていないため、求人を掲載する企業もITに特化した人材を求めているのがわかります。
転職の実績は6,000件以上※あり、エンジニアやクリエイターなど分野ごとに専門のチームが支援してくれます。
また求職者のスキルやニーズを把握することに力を入れており、最適なマッチングを行うことで75%という年収アップ率を記録しています。
成功者の声や転職成功事例も掲載されており、実際に利用した人の声を聞けるのも魅力です。
公開求人数※2021年12月21日時点 | 12,228件 |
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主な機能 |
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利用可能地域 | 全国 |
運営会社 | 株式会社GEEKLY |
出典:Geekly
Cloud Link
- ITエンジニア向け転職支援会社サポート満足度No.1※
- 自社開発求人に強い
- 求人情報に乗っていない情報も提供
Cloud LinkはITエンジニア転職に特化した転職エージェントで、求職者から高い評価と支持を受けています。
IT業界の転職に特化していながら、業界内では幅広い求人を扱っており、非公開求人も多いため、あなたにぴったりの求人が見つかるでしょう。
ミスマッチを防ぐためにも就職してからのイメージが湧きやすいよう、具体的な職場環境や評価制度の情報を共有してくれます。
さらに、Cloud Linkは40歳以上の方向けの求人も多く取り扱っているため、ミドル層の求職者にも人気のようです。
公開求人数※2021年12月21日時点 | 非公開 |
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主な機能 |
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利用可能地域 | 全国 |
運営会社 | 株式会社Cloud Link |
出典:Cloud Link
※調査方法:インターネット調査、調査概要:2021 年 7 月_サイトのイメージ調査、調査提供:日本トレンドリサーチ(公式サイトより)
Techclipsエージェント
- ITエンジニアに特化した求人紹介
- 高年収&好待遇(年収500万以上の紹介企業が100%)
- 現役エンジニアによるカウンセリング
TechclipsエージェントはITエンジニアの方に特化しており、首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)限定で展開しているエージェントです。
また、長年IT業界に携わってきたベテランのコンサルタントが転職活動をサポートしてくれるため、より価値のある情報を得られることでしょう。
加えて、現役エンジニアによるカウンセリングも受け付けているので、自分にマッチした求人が見つかりやすいでしょう。
type転職エージェント
- 利用者満足度87%
- 転職実績は31万人以上
- 年収アップ率は68%と高い
type転職エージェントは、利用者満足度87%と高い評価を得ている転職エージェントです。IT専門サイトを用意しており、IT専門のキャリアアドバイザーも在籍しています。
ITに関する知識や経験が豊富なアドバイザーなので、求職者一人ひとりに合った求人を紹介し、サポートしてくれます。
また、最新のIT業界のトレンドも紹介しているため時代のニーズに合った情報を取得することができます。
IT・WEB業界に特化した相談会やセミナーを開催しており、無料で相談に乗ってもらうことが可能です。
公開求人数※2021年12月21日時点 | 7,863件 |
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主な機能 |
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利用可能地域 | 一都三県(エンジニア、プログラマのみ関東、関西、九州、中部、北海道など) |
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
出典:type転職エージェント
IT・WEBエンジニアが転職エージェントを利用するメリット
IT・WEBエンジニアの転職は、エージェントサービスを利用しなくても行うことができます。では転職エージェントならではのメリットはどのようなものなのでしょうか。
- 多くの求人から自分に合ったものを探すことができる
- 現職で仕事をしながら転職活動を行える
- 高収入・好待遇の企業へ転職が期待できる
それぞれの特徴とメリットを見ていきましょう。
多くの求人から自分に合ったものを探すことができる
転職エージェントが取り扱う求人は、何万件と多いことも珍しくありません。少ない求人から転職先を選ぶより、自分の条件に合った求人を探しやすいのがメリットです。
転職エージェントの多くは、こだわった求人検索にも対応しており、休日や給与、勤務地など譲れない条件に合わせて探すこともできます。
また、転職サイトやハローワークでは求人の中から自分に合ったものを選んでもらえないので、数が多いと余計悩むことになるでしょう。
転職エージェントは多くの求人から自分に合ったものを紹介してくれるため、求人数の多さが強みになるのです。
現職で仕事をしながら転職活動を行える
ほとんどのIT・WEBエンジニアは、現職で仕事をしながら転職活動を行います。そのため、就業時間外での転職活動が必須になるでしょう。
さらに多くのエンジニアなどのクリエイターは、仕事が忙しく転職活動に割ける時間が少ないのが現状です。
エンジニアの中には、残業時間などの就業状況や給与面での不満をきっかけに転職を考える人も少なくありません。
そのため、年収交渉や就業状況の確認などを代わって行ってくれるのは、メリットが大きいと言えるでしょう。
高収入・好待遇の企業へ転職が期待できる
急成長中のIT業界では、まだまだ優秀な人材が足りていないのが現状です。そのため、実績があり即戦力になる人材はすぐにでも欲しいと思われるでしょう。
優秀な人材の確保にはしっかり資金を投入する企業も珍しくありません。
スキルや実績に自信がない場合でも、勉強して努力している姿勢が評価されることがあります。常に進化している業界だからこそ、学びの姿勢を忘れずに持つようにしましょう。
IT・WEBエンジニアで転職を成功させるコツ
需要がある業界だからといって、必ずしも転職に成功するわけではありません。ここでは転職を成功に導くポイントを3つ紹介します。
スキルを磨く
IT業界未経験者はもちろん、実績がある人もスキルを磨いておくことに越したことはありません。
常に新しい技術や情報がアップデートされていく業界だからこそ、使えるスキルが古くなっていることがあります。
企業研究を行う
転職したい企業のことを調べずに転職に挑むことは危険です。IT・WEBエンジニアを募集している企業でも、本業はかけ離れた事業をしている場合もあるからです。
企業理念に賛同できるものや、業務内容に興味がある企業であればアピールもしやすく、入社後も働き甲斐があるでしょう。
複数の転職エージェントに登録する
転職エージェントは、サイトごとに取り扱う求人やサポート内容に違いがあります。そのため、ひとつのエージェントだけでは情報が十分に収集できません。
複数の転職エージェントを利用することで、より自分の条件に合った求人を見つけやすくなります。
IT/WEBエンジニア向け!転職エージェントの選び方
IT/WEBエンジニアの求人に特化したエージェントを利用する
IT/WEBエンジニア業界に転職するにあたってエージェントを選ぶ際は、総合型より特化型のエージェントを登録するようにしましょう。
まだどんな業界に転職したいかが決まっていない場合は総合型に登録すべきですが、「IT/WEBエンジニアの仕事がしたい」というように転職する業界を決めている場合は、特化型の方がいいでしょう。
通いやすい場所に営業所があるか確認する
転職エージェントに登録する前には営業所がどこにあるかをしっかりと確認しておきましょう。通いづらい場所に営業所があるエージェントに登録してしまうと、求人探しの相談や面接指導などを直接受けることが難しくなります。
多くのエージェントは駅の近く(大阪なら梅田や心斎橋、神奈川なら横浜など)にあることが多いため、遠方に住んでいる方はチェックしておくことがポイントです。
また、営業日・時間についても見ておきましょう。仕事をしながら転職活動を行っている方にとって、土日祝や遅くまで営業していることは利用する上で重要となります。
複数のエージェントに登録しておく
一つのエージェントに登録するだけでなく、複数登録しておくことも効率良く転職活動を進める方法の一つです。
複数登録するメリットとしては、少しでも多くの求人を知れるところにあります。そのため、あらかじめ決めていた希望業界や条件にマッチする求人を見つけやすくなるのです。
他にも、アドバイスをしてくれる担当者が増えることでより色んな意見やアイデアを吸収できるのもメリットでしょう。
ただし、5,6社と登録しすぎないように気を付ける必要があります。
また利用するエージェントが増えすぎると、応募する企業が重複してしまう場合も出てきます。こうなると、企業側から不採用にされる可能性もあるので、登録するのは2,3社までにしておきましょう。
IT/WEBエンジニアの平均年収を解説
IT/WEBエンジニアの平均年収は高め
経済産業省が公表している「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」の情報によると、主な職種の平均年収は下記のとおりです。
職種 | 平均年収 |
ソフトウェア開発 | 約593万円 |
エンジニア・プログラマー | 約592万円 |
コンサルタント | 約928万円 |
IT運用・管理者(システム管理) | 約608万円 |
エンジニアはどの職種でも日本全体の平均年収(約436万円)を上回る業界です。もちろん企業によっても異なりますが、基本的に稼げる仕事と言えるでしょう。
給与を上げるための方法
IT/WEBエンジニアは成果報酬型の業界であるため、若いうちから多く稼げる可能性が高いです。反対にベテラン社員になってもスキルを身につけられていなければ、稼ぐことは難しい仕事と言えます。
そのため、どれだけ会社に所属していたかよりも自分の活躍によってどれだけ経営に貢献できたかが重要となるのです。
また、個人で案件を受注するといった方法もあります。実力にもよりますが、個人で仕事を請け負うことから自分の交渉次第で報酬(給与)を上げられます。
本業をしながらでも時間に余裕のある方は、ぜひ挑戦してみましょう。
【転職の参考に】IT/WEBエンジニアの職種を解説
データベースエンジニア
企業が利用している情報システムは、安全に活用しやすいようにデータを管理する人が必要となります。そのようなまとめたデータを管理する人をデータベースエンジニアと言います。
データベースエンジニアの主な仕事については以下のとおりです。
- データベースの設計・開発
→データの特徴やセキュリティなどを加味したデータベースの開発など
- データベースの管理
→設計したデータベースの設定やチューニングなど
- データベースの運用
→情報漏洩の確認やデータのバックアップなど
社内システムエンジニア
このようなシステム管理を行う人を社内システムエンジニアと言います。社内SEはシステムの開発だけでなく、安全に稼働する整備などを行うことも仕事です。
通常のSEなら社外のクライアントと連携を取って、決められた納期を守った上で要望に応える必要があります。しかし、社内SEはクライアントがいないため厳しい納期はないです。
人事部であれば従業員の勤怠管理システムを開発したり、経理部であれば会計システムの運用などをしていくことになります。
よって、社内の業務について幅広い知識を有していることに加えて、新しい知識を常に吸収し続ける姿勢を持っていることも重要と言えるでしょう。
システムエンジニア
システムエンジニアの仕事は大きく分けて要件定義・基本設計・詳細設計の3つがあります。それぞれの詳細については、以下のとおりです。
- 要件定義
→顧客(クライアント)へどのようなシステム開発を希望しているか、ヒアリングを行います。クライアントの要望に可能な範囲で応えつつ、開発にどのくらいの期間を要するかや必要な費用などを決定していきます。
- 基本設計
→要件定義で決定した条件下で、クライアントの要望を実現するシステム開発の設計をしていく工程です。具体的にどのような機能を付けるのかといった仕様を考えていきます。
- 詳細設計
→要件定義・基本設計で決めた計画を、どんな技術を駆使して実現するかを考えていきます。基本的にはプログラマーが行う工程ですが、企業によってはSEが担当することもあります。
IT/WEBエンジニアの転職で有利な資格を解説
Webクリエイター能力認定試験
「Webクリエイター能力認定試験」とは、Webエンジニアに必要なスキル・知識がどれだけあるのかが問われる試験です。
また、Webクリエイター能力認定試験には「スタンダード」「エキスパート」と2つのランクに分かれています。スタンダードは実技問題のみであり、エキスパートは実技問題+知識問題が課され、範囲も広いのが特徴です。
しかし、合格率は90%前後と比較的合格しやすい検定試験となるので、ITについての基本知識をある程度身につけた段階で受験してみると良いでしょう。
ITパスポート試験
「ITパスポート試験」は、ITに関連する中で必要となる知識を問われる試験です。経産省が実施している国家試験であることから、ITに関連する資格の中でも人気が高くなっています。
そんなITパスポート試験の合格率は学生なら40%ほど、社会人であれば60%ほどと国家試験の中では難易度が低めと言えます。また、ITパスポート試験は随時開催されています。
基本情報技術者
「基本情報技術者試験」も「ITパスポート試験」と同様、経産省が実施している国家試験です。全エンジニアに求められる知識・スキルを問われます。
一方、午後試験では情報処理について基礎的な知識が問われ、11問中5問を選択していく形式です。午前試験に比べて出題数が少ないため、学習方法としてはひたすら反復することをおすすめします。
しかし、合格率が毎年25%ほどと難易度が高めとなっており、一夜漬けの勉強だけで合格するのは厳しいと言えます。
IT/WEBエンジニアの転職の流れを解説
転職サイトorエージェントに登録する
転職活動を行うにあたっては、転職サイトか転職エージェントに登録しましょう。転職サイトを利用する場合、企業からのスカウト機能がある会社を利用することをおすすめします。
その上でエージェントに登録する場合は、IT/WEBエンジニア業界に強いエージェントを利用すべきです。
いずれにしても、転職活動を行う前にあらかじめ自分の中で「これだけ給料や休日が欲しい」といった条件を決めておくことが大事です。
希望条件に沿って求人探しをしていく
転職サイトかエージェントへの登録が完了したら、次は求人探しを行っていきます。転職サイトなら自分の希望に沿って検索条件を絞っていくと効率良く求人を探すことができます。
エージェントでは担当アドバイザーと相談して決めていく流れです。担当者が提示してきた求人と自分の希望がマッチするか確認しつつ、気になる企業に応募していきます。
どちらを利用するにしても複数の企業に応募していくことをおすすめします。複数の企業に応募しておくと、もし不採用となってしまったときにも1から求人を探さなくて済むので、転職活動にかける時間を短縮できます。
書類選考
企業に応募する際にはほとんどの場合、履歴書(経歴書)を提出する必要があります。当然ですがここを通過しないと採用面接まで辿りつけません。
転職サイトを使用する場合は、応募書類を提出する前にできるだけ多くの人にチェックしてもらうと良いです。エージェントなら担当者に添削してもらえるサービスがあるので、ぜひ利用していきましょう。
採用面接
書類選考が通過したらいよいよ企業との採用面接です。基本的には自分について詳しく知っておくことと応募する企業について深く研究しておくことが重要となります。
そのため、自己PR・志望動機といった質問にはしっかりと答えられるようにしておくべきです。答えが曖昧だと、「本当にうちで働く気があるのかな?」と思われてしまうでしょう。
履歴書に書いた内容に対してどこから突っ込まれても答えられるようにしておくだけでも大きな対策となります。
内定後の動き方
応募した企業から内定を貰えたら、転職先の企業と入社日の調整や現在勤めている会社へ退職する旨を報告しなければいけません。
退職報告については、転職が正式に決まった時点で報告すると良いでしょう。まだ先が決まっていない時点で報告してしまうと、もし不採用となってしまった場合空白期間が生まれます。
また最初に報告する相手は直属の上司(所属している部署・チームのリーダー)です。先に同僚へ伝えてしまって間接的に上司に伝わってしまうと、思わぬトラブルにつながる可能性があるので注意しましょう。
よくある質問
近年はPython・Javaなどの需要が高まっており、今後も伸びていく言語であると言えます。これらの言語はアプリ開発やAI・機械学習など汎用性が高いです。
JavaはC言語を基に開発されているので、少々難易度は高めの言語となります。しかし、Pythonはコードがシンプルであるため、初心者でも触れやすい言語と言えるでしょう。
IT/WEBエンジニアの仕事はクライアントの指定日までに納品しないといけません。さらにトラブルが発生した際は、勤務時間外にも対応しないといけないこともあり、残業が多くきつい仕事であると言えます。
また、最初のうちはスキル不足が原因で完成までに時間がかかることも考えられます。慣れてからも常に勉強し続けなければいけない面で苦労することはあるでしょう。
IT/WEBエンジニアは転職しやすい業界であるのが現状です。現代社会ではIT技術が進歩し続けていますが、エンジニアの数は慢性的な人手不足となっています。
2030年にはエンジニアの数が79万人不足すると予想されていることから、今後も伸び続ける業界と言えるでしょう。
転職する前にやっておくべき行動としては、自分が興味のある言語を使って実際に何か作るといった実績を作っていきましょう。クラウドソーシングや知り合いを通じて案件を受注していくと良いです。
実績(ポートフォリオ)作りにもなるため、転職活動を行うにあたって自分をアピールできるポイントとなり、企業からも評価されやすくなります。
2020年から流行しているコロナウイルスの影響で、リモートワークを導入している企業は増えています。エンジニアはパソコンと通信環境があれば仕事ができるので、在宅でも問題ないと判断されることが多いです。
もちろんリモートワークを導入していない企業もあるので、転職前にしっかりと求人情報を確認しておきましょう。
まとめ
IT・WEBエンジニアの転職は、求人数も多く売り手市場と言われています。しかし、やみくもに転職活動を行ったのでは効率も悪く、理想の企業に転職できないことも多いでしょう。
転職エージェントを選ぶときは、IT・WEBエンジニアの求人が豊富なものを選ぶことで、紹介されやすくなります。
さらに複数の転職エージェントを掛け持ち登録することで、さらに条件に合った求人に出会うことができるでしょう。
ぜひ今回解説した内容を参考にしながら、IT業界・WEBエンジニアでの転職を成功させてください。