人材紹介会社に払う手数料は?料金相場やおすすめエージェントも紹介

人材紹介会社に払う手数料は?料金相場やおすすめエージェントも紹介

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会社が求めるレベル、もしくはそれ以上の優秀な人材を確保するのが採用担当者の仕事です。

決められたスケジュールや限られた予算内で効率よく採用するには、採用のノウハウが豊富な人材紹介サービスを上手に利用すると良いでしょう。

人材紹介会社を利用してみたいけれど手数料がどの程度なのか不安、という人も多いかもしれません。

そこで今回は、人材紹介サービスにかかる手数料の相場やほかの採用手法との比較、手数料に関しての注意点などをご紹介します。

この記事でわかること
  • 人材紹介サービス手数料のしくみ
  • 人材紹介サービス手数料の相場
  • 人材紹介サービス手数料の注意点
  • おすすめの人材紹介サービス

採用手段にお悩みの場合はぜひ参考にしてみてください。

人材紹介サービスの手数料とは?

人材紹介サービスの手数料とは、サービスを利用して採用が決まった企業が、人材紹介会社側に支払う報酬のことを指します。

企業から支払われる報酬で人材紹介サービスの運営は成り立っています。サービス提供に発生する費用を全て採用側の企業に負担してもらうことで、人材紹介会社に必要な登録者の質と数を維持しています。

求職者は人材紹介会社のサービスを無料で利用できます。

手数料が発生するタイミング

「一般紹介・登録型」の人材紹介サービスは成功報酬型課金が主流です。そのため、求人掲載や人材の紹介を受ける段階で料金が発生することはありません。

企業側が決める選考過程を通過して採用となった人材が入社した時点ではじめて手数料支払いの義務が生じます。そのため、初期費用をかけることなく採用活動のスタートが可能です。

 ただし、後述する「サーチ型」の人材紹介サービスは「一般紹介・登録型」とはサービス内容が異なるためこの限りではありません。

また、手数料が発生しないとはいえ、採用決定者に入社直前に辞退されることは会社にとってマイナスです。

採用決定から入社まで内定者のフォローをきめ細かく行ってくれる人材サービスを利用することをおすすめします。

サービス会社選びは慎重に行いたいですね。

届出制手数料と上限手数料の違い

人材紹介会社の報酬システムは「届出制手数料」と「上限制手数料」の2種類に分けられます。どちらの方法で算出するかは人材紹介会社ごとに定められています。

届出制手数料

届出制手数料は、人材紹介会社が事前に厚生労働大臣に届け出た範囲内でのみ自由に人材紹介手数料の額を決定し、徴収できます。

 手数料の上限は理論年収の50%で、一般的な手数料の相場は30%~35%が目安です。

相場を著しく超える手数料設定の際には届け出時点で、その金額に合理的な説明が必要となります。

低コストで良質な人材紹介サービスを実現している会社もありますが、集客が困難な職種や個別の事案に関しては上限に近い手数料が設定されるケースもあるでしょう。

条件が厳しい採用案件は事前に費用対効果を検討してから依頼するのがおすすめです。

上限制手数料

上限手数料は紹介した労働者の6か月間の賃金の10.8%(免責事業者は10.3%)を上限とした徴収ができます。

一般的には上限制手数料を採用している人材紹介会社はほとんどありません。ただし、一部の伝統的職業では現在でも上限手数料が採用されている場合もあります。

人材紹介サービスの手数料相場

ここでは、人材紹介サービスの手数料相場やその算出に必要な理論年収について解説します。

人材紹介サービスの手数料相場

人材紹介サービスは、採用が成功した時点で紹介手数料が発生する成功報酬型の料金体系がほとんどです。

「手数料請求日」を入社日に設定し、紹介した人材が無事に入社を迎えたか確認をした上で、人材紹介会社ははじめて請求書を発行します。

 紹介手数料の考え方は、採用決定者の初年度の理論年収に各人材紹介会社で定められる料率をかけた金額で、一般的には30%~35%と言われています。

例えば紹介手数料を30%と定めている人材紹介会社の仲介で、理論年収が400万円の人材が入社した場合、企業側が支払う手数料は120万円です。

専門職や技術者など理論年収が高い人材獲得には相応のコストがかかります!

理論年収の算出方法

採用された人材が12カ月働いた場合の収入を事前に推定したものを「理論年収」といいます。理論年収は、人材紹介会社の手数料算出の根拠となる重要な数字です。

理論年収の計算方法は以下の通りです。

理論年収=採用決定者の月給12カ月分+交通費以外の諸手当+報奨金・一時金

年間を通して月給に変動が多い場合は、企業の平均値や前年度実績をもとに算出されます。

 また、諸手当には「所定外労働手当」や「役職手当」「在宅手当」「資格手当」などのほかに企業独自に実施している手当も含まれます。

例えば、月給20万円、賞与3カ月分、月の諸手当10万円の場合の理論年収は下記になります。

月給(20万円×12)+賞与(20万円×3)+諸手当(10万円×12)=理論年収420万円

理論年収はあくまで推定で、会社の経営状況や本人の成績によって実年収と相違がでることも理解しておく必要があります。

理論年収の知識を持っておくことで、採用にかかる手数料のおよその見当がつき、採用計画が立てやすくなるでしょう。

参考:doda「人材紹介コラム」

人材紹介会社から手数料を返金してもらえるケースもある?

紹介した人材の早期退職が発生した場合、人材紹介会社の多くが各自で設けている「返還金規定」をもとに手数料の一部返金対応をおこなっています。

返還金額は採用決定者が在籍していた期間によって異なります。

入社後1か月以内の退職紹介手数料の80%を返金
入社後1か月経過後3カ月以内の退職紹介手数料の50%を返金

返還金規定の保証期間や料率は各人材紹介会社によって異なります

返還金を巡るトラブルを防ぐために、利用する会社の返還金規定をしっかりチェックしましょう!

【手法別】人材紹介サービスの手数料を比較

人材紹介サービス以外にも採用手法はいくつかあります。ここでは、それぞれの料金相場などをご紹介します。

採用手法課金形態・費用相場
人材紹介会社採用課金
理論年収の30%~35%
ハローワーク無料
ダイレクト・リクルーティング・掲載課金
年間約80万円
・採用課金
1名採用約30万~150万円
合同会社説明会(転職フェア)出店料
1日約30万~200万円
リファラル採用社員へのインセンティブ
1名採用約10万~25万円
Indeedクリック課金
約15円~999円×クリック数

下記でそれぞれの手法の特徴を簡単に説明していきましょう。

ハローワーク

無料で利用できるうえ、公的機関という安心感もあるため利用する企業も多いです。ただし誰でも閲覧できるため、採用の秘匿性はありません

 また、ハローワークは中・長期的な求人に適している一方で、スピード感はありません。

急募案件などはハローワークでの求人を継続しながら、他の手法を見当するのが現実的でしょう。担当者によって紹介される人材の見極めの精度にバラつきが生じる可能性もあります。

人材紹介サービスでは非公開で求人募集を行えます!

リファラル採用

社員からの紹介で採用が成立することをリファラル採用といいます。紹介される人材の信用度が高く、採用単価も抑えられるのがメリットです。

ただしリファラル採用のシステム管理は自社で行うため、法改正や社員規約の変更にもとづいた定期的な運用の見直しや制度の周知が必要です。

ダイレクトリクルーティング|合同会社説明会

ダイレクトリクルーティング、合同会社説明会は求職者に直接アプローチできるため、会社にマッチした人材探しができます。

使いこなすことで採用コストをおさえたり、採用力を高めることも可能ですが、そのためにはノウハウが必要です。

また、採用の可否に関わらず費用がかかるというデメリットもあります。

採用ノウハウを持たない企業や、マッチングを重視して長く働いてくれる人材を採用したい企業は、人材紹介会社の採用フェアを上手に利用するのがおすすめです。

Indeed

Indeedはアメリカで生まれた求人検索サービスです。有料プランのスポンサー求人広告掲載が上位掲載となるため、無料では応募が集まりにくい傾向があります。

また、日にちの経過とともに掲載順位が下がるため短期決戦型の採用手法といえるでしょう。

クリック単価が高騰する可能性もあり、かかるコストが読めないというデメリットもあります。

人材紹介サービスの手数料に関する注意点

人材紹介サービスと契約をする前に、手数料に関する注意点をチェックしておきましょう。

サーチ型のサービスでは着手金が必要な場合がある

料金は紹介手数料のみで、入社後初めて手数料支払いの義務が生じるのが「一般紹介・登録型」の人材紹介会社の特徴です。

一方で「サーチ型」の人材紹介は、企業から依頼を受けて条件に合う人材をスカウトしたり、ヘッドハンティングしたりするサービスです。

 サーチ型の人材紹介を受ける場合は紹介手数料以外に着手金が必要となるケースがあります。

着手金は採用の可否に関わらず、求人を依頼した時点で支払いが発生します。着手金は採用が決まらない場合にも返金義務がありません。

採用難易度や、採用成功保証の有無によって着手金額は異なるため、サーチ型を利用する際には事前確認が必要です。

採用人数が多ければ紹介手数料も多くなる

人材紹介サービスは採用が決定するまで費用が掛からないのがメリットである一方で、採用が決まれば採用人数分の紹介手数料が発生します。

 コストに不安がある場合はハローワークとの併用や、複数人数のパックプランがある求人紹介サービスの利用がおすすめです。

紹介された人材の入社後の定着率や会社への貢献度が高ければ、採用にかかる費用を上回る利益が得られるでしょう。

おすすめの人材紹介サービス会社5選

株式会社ONE

採用ONE

おすすめポイント
  • 業界最大級の取り扱い求人媒体数
  • 採用ターゲットに合わせた戦略的な採用サポート
  • 地方の採用に強い

株式会社ONEは、求人原稿作成代行から面接や選考フローの見直し、採用後の定着率向上のための有効な入社後研修など採用に関わるサービスを幅広く提案してくれます。

人材紹介手数料が明確なのも魅力です。

 成果報酬通常プランは1名採用につき85万円となっており、複数人採用をコミットしたプランであれば人数が増えるごとに1名あたりの手数料が安く抑えられます。

また、求人広告掲載や人材紹介のほかにも面接や書類選考まで対応してくれる採用代行サービスもあり、費用やスケジュールに合わせたプラン選択が可能です。

地域密着型のフリーペーパーや新聞折り込みにも対応し、地元志向の求職者にもアプローチできます。

運営会社株式会社ONE
主な特徴
  • 400以上の媒体で求人募集が可能
  • 採用のトータルプランニング
  • 採用分析によるノウハウの提供
手数料の相場1名採用約85万円
対応エリア全国

出典:株式会社ONE
※出典:株式会社ONE「人材紹介」

株式会社エール

エール

おすすめポイント
  • 求人広告専門制作チームによる求人原稿の提案
  • 問い合わせから短期間で掲載が可能
  • 職種、業種、エリア別に専任担当者が在籍

株式会社エールは、大手人材紹介会社リクルートのトップパートナー企業として全国主要都市を中心に採用支援を行っています。

求人広告を使った採用支援を得意としており、求人広告専門の制作チームが求人原稿の提案をしてくれます。

 問い合わせから2日~1週間程度での求人掲載も可能であるため、急ぎの求人の場合に重宝するでしょう。

各業種、職種、エリアごとに専任担当者がつき、採用課題に合わせた人事戦略の見直しまでアドバイスを受けられます。

割引や、採用効果を高めるキャンペーンもありますよ。

運営会社株式会社エール
主な特徴
  • 採用課題にマッチした求人媒体提案
  • 地域密着型採用への対応
  • 採用エリアの特徴に合わせたプラン
手数料の相場掲載媒体や期間により4万~18万円程度
対応エリア全国

出典:株式会社エール

リクルートエージェント

採用リクルート

おすすめポイント
  • 大手ならではの豊富な採用支援・成功実績
  • 専門アドバイザーによる採用ノウハウの提供
  • 国内拠点19か所で幅広いエリアの採用活動に対応

リクルートエージェントは人材紹介業界随一の登録者数を誇る、完全成功報酬型の大手人材紹介サービス会社です。若手層から中堅、管理職層まで幅広い人材を全国エリアから探すことができます。

 多くの候補者の中から企業にフィットした人材選抜をしたい企業や、全国に拠点を持つ企業におすすめです。

また、企業が求めるスキルやキャリアを持つ登録者に直接アプローチができる、スカウトサービスも着手金なしで利用できます。

優秀な人材に直接スカウトできれば採用効率もアップしますね!
運営会社株式会社リクルート
主な特徴
  • 業界最大級の登録者数
  • 初期費用0円の完全成果報酬型
  • 全国各地での採用が可能
手数料の相場理論年収の30~35%程度
対応エリア全国

出典:リクルートエージェント

マイナビエージェント

採用マイナビ

おすすめポイント
  • 各業界の実務経験者多数のアドバイザーによる採用サポート
  • マイナビグループ全体の各種サービスの組み合わせが可能
  • 幅広い職種経験をもつ若手の登録者多数

マイナビエージェントは、20代~30代前半の若手の登録者が多い人材紹介会社です。第二新卒や若手の採用を積極的におこなう企業から多くの支持を得ています。

 マイナビエージェントの登録者の80%以上が34歳までの若手です(2019年度実績)。

幅広い業種、職種経験者が登録しているため、業界知識が身についている優秀な若手の採用に強いのが特徴です。

入社後の育成期間が短期で済むため、若手でありながら即戦力としての採用ができます。

入社後の採用者フォローが継続されるため、早期退職が懸念される若手の採用も安心して行えます。
運営会社株式会社マイナビ
主な特徴
  • 業種・職種に特化した専任担当制
  • IT・エンジニア系の採用に強い
  • 第二新卒の転職支援実績が豊富
手数料の相場理論年収の30~35%程度
対応エリア全国

※出典:マイナビエージェント

doda

doda LP画像

おすすめポイント
  • 採用課題に合わせて選べるサービスプラン
  • 豊富な転職イベント
  • 高い専門性と豊富なユーザー属性

dodaは求職者の生活動線に合わせた戦略的なプロモーション展開により、高い認知度を誇る人材紹介会社です。

さまざまな業界、職種経験者、幅広い年齢の登録者をワンブランドに集約しているため、即戦力人材に効果的にアプローチできます。

 dodaは日本最大級の転職サイトで、累計会員数は約629万人です。2021年6月時点

サイトの利用価値が高いことでも有名で、サイト内では「採用成功事例」や「採用成功ガイド」など、採用活動で役に立つ情報収集が可能です。

採用担当向けのオンラインセミナーなども随時開催しています。

職種別に厳選された人材にのみ会える「doda転職フェアセレクト」を全国開催しています。
運営会社パーソルキャリア株式会社
主な特徴
  • 業界最大級の利用者を誇るデータベース
  • 多彩な転職フェア
  • オリジナル採用支援ツール
手数料の相場理論年収の30~35%程度
対応エリア全国

出典:doda

まとめ

人材紹介手数料についてご紹介しました。採用にかけられる費用や期間は、採用課題や会社の状況によって異なります。

限られた費用の中でニーズに合った優秀な人材を採用するためには採用のプロによる人材紹介サービスを活用するのがおすすめです。

採用した人材の早期退職を防ぐためにもマッチング率を重視した採用が求められます!

人材紹介サービス利用によって、選考に専念できるのもメリットです。初期費用がかからない人材紹介サービス登録で攻めの採用をおこなってみませんか?

・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等を提供する企業等の意見を代表するものではありません。
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