経理に強い転職エージェントおすすめ10選!選び方のポイントも紹介
会社の資産や利益など数字にまつわる会計業務を担う「経理」。社員から請求書を預かったりや経営者への提出物を作成したりと、関わる人が多いのも特徴です。
数字に強くなれるだけでなく、会社のお金の動きを把握することで経済や経営について知識がつくこともあるでしょう。
しかし、「経理におすすめの転職エージェントはどれだろう」「未経験でも経理に転職することは可能なのか」といった不安もあることでしょう。
そこで今回は経理の転職におすすめの転職エージェントを紹介します。
- 経理への転職におすすめの転職エージェントには「リクルートエージェント」や「MS-JAPAN」などがある!
- 未経験からの経理への転職には「日商簿記2級」「FP」「ビジネス会計検定」などの資格取得が有利!
- 経理転職での転職エージェント選びは「経理特化型を利用する」「経理転職の支援実績を確認する」のがおすすめ
- 経理への転職でエージェントを利用するメリットは「企業の内部事情を知れる」「非公開求人の紹介」などがある
これから経理へ転職したい人は、ぜひチェックしてみてください。
【総合型】経理に強い転職エージェント5選
リクルートエージェント
- 転職業界の中でも求人数が豊富
- 業界に精通したアドバイザーが対応
- 書類添削や模擬面接などのサポートが受けられる
リクルートエージェントは、転職業界の中でも求人数が豊富です。総合型エージェントになるため経理以外の職種も豊富ですが、業界に精通したアドバイザーが在籍しています。
また、履歴書や職務経歴書といった書類の添削も行ってくれるほか、面接対策など転職成功に向けてのサポートが充実しています。
公開求人数※2024年1月時点 | 365,610件 |
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主な機能 |
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利用可能地域 | 全国 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
出典:リクルートエージェント
マイナビエージェント
- 事前の手厚いヒアリング
- 転職成功に向けた模擬面接等の支援サポートが充実
- 年代別・転職回数別にポイントを分析
マイナビエージェントは、年代や転職回数に応じた転職サポートの使い分けが魅力な転職エージェントです。
初めて転職する20代と経験を積んでいる30代では、サポート内容に違いがあるのもうなづけます。
また、業種だけでなくエリア専任のアドバイザーの在籍しており、IUターンなど地方への転職を検討している人にも向いているでしょう。
※マイナビのプロモーションを含みます。
公開求人数※2022年1月27日時点 | 34,431 件 |
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主な機能 |
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利用可能地域 | 全国 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
※マイナビのプロモーションを含みます。
出典:マイナビエージェント
doda
- 転職サイトとエージェントのどちらの面も持っている
- 年収診断やキャリアタイプなど自己診断ツールが充実
- アプリを使って手軽に転職活動が可能
dodaは、専用アプリを使って手軽に転職活動ができる転職エージェントです。自分に適している職種や転職タイプ診断などのツールも充実しているため、自分の転職市場を知ることができます。
業種別のセミナーやイベントが充実しており、経理として入りたい業界がある場合には有効でしょう。
公開求人数※2022年1月27日時点 | 120,997件 |
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主な機能 |
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利用可能地域 | 全国 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
出典:doda
パソナキャリア
- 経理は自分主導でアドバイザーを逆指名できる
- 転職後の年収アップ率67.1%
- 非公開求人含む求人掲載数5万件以上
パソナキャリアは、求人数や転職成功実績ともに信頼できる転職エージェントです。20代、30代、40代と年代別に転職支援を受けられるため、今の自分に合った転職をすることができます。
逆指名できるアドバイザーも、大手企業や幹部候補、グローバル企業を得意とする人など得意とする企業が異なるため、自分の求めている人に出会いやすいでしょう。
公開求人数※2022年1月27日時点 | 39,312件 |
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主な機能 |
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利用可能地域 | 全国 |
運営会社 | 株式会社パソナ |
出典:パソナキャリア
ビズリーチ
- 企業からのスカウト機能あり
- 年収1,000万円以上が全体の3分の1以上のハイクラス求人※
- プロのヘッドハンターが5,100人在籍※
ビズリーチは、登録内容を元に企業からスカウトがくる転職エージェントです。そのため、高年収などの好待遇の求人が多数あります。
スカウトされなければ転職が難しいため、異業種・未経験から経理への転職を希望する人には、転職が厳しいかもしれません。
公開求人数※2022年1月日時点 | 69,409件 |
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主な機能 |
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利用可能地域 | 全国 |
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
出典:ビズリーチ
【特化型】経理に強い転職エージェントおすすめ5選
MS-Japan
- 若年層から経験豊富な人まで求人の幅が広い
- 経理や管理に特化している
- キャリア設計や年収交渉などサポートが充実
MS-Japanは、経理や人事、法務に精通しているプロのキャリアアドバイザーがサポートしてくれる転職エージェントです。
今の給与や待遇より良い環境へと導いてくれます。
なお、掲載求人のうち9割が非公開求人となっているほか、全体の7割は上場企業、半数以上が年収500万円以上と、好条件の求人が多いのも特徴です※。
公開求人数※2022年1月27日時点 | 非公開 |
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主な機能 |
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利用可能地域 | 非公開 |
運営会社 | 株式会社MS-Japan |
出典:MS-Japan
ジャスネットキャリア(JUSNET CAREER)
- 税理士、会計士など含む経理や財務に特化している
- エージェント経由だけでなく直接応募可能
- 経理の仕事に活かせる資格の講座を無料受講できる
ジャスネットキャリアは、税理士や会計士など士業をはじめとした、経理や財務に携わる人の求人を取り扱っている転職エージェントです。
エージェント経由で転職先を探すだけでなく直接契約もできます。
また、取り扱っている求人の99%は非公開となっており、登録者しか応募ができないため倍率や待遇が好条件となることが多いです。
公開求人数※2022年1月26日時点 | 4,734件 |
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主な機能 |
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利用可能地域 | 関西・東海中心 |
運営会社 | ジャスネットコミュニケーションズ株式会社 |
出典:ジャスネットキャリア
NO-LIMIT
- 公認会計士の資格が活かせる転職可能
- 幹部や経営陣のハイクラス転職
- M&AやIPOを目指した業務に携われる
NO-LIMITは、公認会計士の資格を持つ人が経理職への転職する際に強い転職エージェントです。
通常、求職者に対するアドバイザーと企業の担当者が異なりますが、NO-LIMITでは一人がすべて担当します。
また、掲載求人はハイクラスのものも多く、M&AやIPOに携われる可能性もあります。経営や幹部のキャリアを目指す人におすすめです。
公開求人数※2022年1月26日時点 | 非公開 |
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主な機能 |
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利用可能地域 | 非公開 |
運営会社 | 株式会社アシロ |
出典:NO-LIMIT
KOTORA
- 業界専門のプロのコンサルタントが担当
- 入社後3カ月まで無料で一回アフターフォローが受けられる
- 面接対策を実施
コトラは、業界に精通する専門家がプロのコンサルタントとして転職活動を支援してくれます。金融やファイナンスなど、特定のマーケット動向情報にも詳しいのが魅力です。
はじめて転職をする人やスキルアップのために何度か転職を行った人、どちらの転職実績も豊富のため、今の自分に合った求人を紹介してもらえます。
また、入社後3カ月以内なら一回無料でアフターフォローの面談も可能です。
公開求人数※2022年1月26日時点 | 13,104件 |
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主な機能 |
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利用可能地域 | 首都圏・地方都市・海外 |
運営会社 | 株式会社コトラ |
出典:KOTORA
経理転職.com
- 経理の求人に完全特化
- 外資系やグローバル企業に強い
- 掲載求人の7割が非公開
経理転職.comは、経理や財務に特化した転職エージェントです。担当してくれるのは経理専門のコンサルタントであり、300人以上在籍しています。
外資系企業やグローバル企業の求人もあるため、日系企業ではなく海外を視野に入れた転職をしたい人にもおすすめです。
公開求人数※2022年1月27日時点 | 2,776件 |
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主な機能 |
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利用可能地域 | 全国 |
運営会社 | 株式会社 ジェイエイシーリクルートメント |
出典:経理転職.com
【経理向け】転職エージェント利用の流れ
ここでは、経理向けに転職エージェント利用の流れを紹介します。転職エージェント利用の流れは、次の5ステップに分けられます。
- 転職エージェントに登録
- キャリアアドバイザーとの面談
- キャリアアドバイザーからの求人紹介・自分で応募
- 選考(書類・面接)
- 内定・条件交渉
これから転職エージェントを利用する方は、参考にしてください。
1.転職エージェントに登録
利用したい転職エージェントが決まり次第、公式サイトから会員登録を行います。会員登録では、下記の情報を入力します。
- 本名
- 住所
- 生年月日
- 利用しているメールアドレス
- 前職の職種・業種・年収
- 希望している業種・職種
- 希望勤務地
など
上記の情報をもとに求人紹介がされるため、間違いのないようにしっかりと記入しましょう。
2.キャリアアドバイザーとの面談
面接の日程調整を行った後は、キャリアアドバイザーとの面談が行われます。面談内容は、下記のとおりです。
- 現在の転職活動の状況
- 希望年収・希望勤務地
- これからのキャリア
- 前職の職種・業種
- 以前のキャリア
など
これらの情報は、キャリアアドバイザーからの求人紹介されるうえで重要なものです。適当に答えると、「思っていた求人と違う」なるため注意してください。
3.キャリアアドバイザーからの求人紹介・自分で応募
あなたの転職希望条件をもとに、キャリアアドバイザーの方が求人紹介をしてくれます。もしくは自分で検索機能を用いて、気になった求人へ応募していきましょう。
しかし、キャリアアドバイザーから紹介される求人が希望しているものと違うともなれば、相性が悪い可能性があります。
4.選考(書類・面接)
気になる企業へ応募後、書類選考と面接が行われます。
転職エージェントのコンサルタントの方は、書類の添削・面接対策を行ってくれるため、転職に自信のない方でも安心して選考に挑むことが可能です。
5.内定・条件交渉
選考後は、企業から内定の連絡が来ます。
内定連絡後は、あなたの希望年収・希望入社日に従って、転職エージェントの方が交渉を行ってくれます。
未経験から経理に転職できる?有利な資格とは?
ここでは、未経験から経理に転職する方法や有利な資格を紹介します。
経理への転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 経理への転職で有利となる資格
- 経理への転職で利用するべきサービス
- 経理への転職で身につけておくべきスキル
経理への転職で有利となる資格
経理への転職で有利となる資格は、下記のとおりです。
- 日商簿記2級
- FP
ビジネス会計検定
税理士
なかでも上から3番目までは、社会人の独学でも十分取得できる資格です。
日商簿記3級の資格を取得し、パソコンスキルがあれば未経験でも転職は十分可能です。
難しい資格に専念しすぎるあまり、転職のタイミングを逃してしまわないようにしましょう。
経理への転職で利用するべきサービス
経理への転職をするのならば、「転職エージェント」を利用しましょう。転職エージェント利用には、下記のメリットがあります。
- 書類の添削・面接対策
- 求人紹介
- 条件の良い非公開求人の閲覧
- 入社日・年収などの条件交渉
1人での転職活動が不安な方でも、転職エージェントによって不安を最小限にして転職活動に挑めます。さらに1人で転職活動ができる方でも、条件の良い求人を見つけられるため、登録しておいて損はありません。
経理への転職で身につけておくべきスキル
経理を成功させるには、資格取得と転職エージェントの利用のほか、下記のスキルを身に付けておきましょう。
- エクセル・ワード・パワーポイントなどのパソコンスキル
- コミュニケーション能力
- 数字を間違えない正確な能力
経理はパソコンを使って仕事をするため、パソコンスキルがないと転職は困難です。
【転職の参考に!】経理の平均年収
ここでは、経理の平均年収をみていきましょう。
経理への転職を考えている方は、必見の内容です。
- 経理全体の平均年収
- 年代別の経理の平均年収
- 男女別の経理の平均年収
経理全体の平均年収
経理の平均年収は444万円(※1)となっています。
月給で考えると37万円ですが、ボーナスがあることを考えるともう少し低い金額になります。また、企業によってはさらに高い年収も狙えます。
また、同じデスクワークである一般事務では平均年収が324万円(※3)なのを考えると、経理の平均年収は高めといえます。
経理の平均年収はとても高いわけではないものの、低いわけでもないため、デスクワークで一般事務よりも高い年収を希望している人にはおすすめです。
参照※1:賃金構造基本統計調査 (令和2年度)
参照※2:平均給与|国税庁
参照※3:【2022年】事務職の平均年収は332万円|年代・種類別で徹底比較!転職して年収をアップさせる7つのコツも -パラリ部-
年代別の経理の平均年収
年代別の経理の平均年収は、下記のとおりです。
年代 | 平均年収(参照※1) |
20代以下 | 384万円 |
30代前半 | 462万円 |
30代後半 | 511万円 |
40代前半 | 547万円 |
40代後半 | 563万円 |
50代 | 640万円 |
年代が上がっていくごとに平均年収がアップする傾向にあり、50代では640万円にもなります。
ただし、年代が上がるからといって、必ず年収がアップするわけではありません。
向上心があり、しっかりと業務に取り組める方ならば、たとえ未経験であっても年収アップは十分可能です。
参照※1:経理の平均年収はいくら?年収アップのポイントをご紹介 | 管理部門(バックオフィス)と士業の求人・転職ならMS-Japan
男女別の経理の平均年収
男女別の経理の平均年収(参照※1)は下記のとおりです。
女性の平均年収 | 男性の平均年収 |
425万円 | 556万円 |
男性の方が平均年収が高く、女性の方が低くなっています。しかし「国税庁」(※2)による女性の平均年収が280万円であることを考えると、経理は高い水準だといえます。
男性に関しては平均給与が567万円(※2)となっており、わずかに平均よりも低く、女性よりも高い数値です。
とはいっても、男性であれば平均年収と同じぐらい、女性であれば高い職種であることは確かです。
参照※2:平均給与|国税庁
経理への転職に向いている人は?
ここでは、経理への転職に向いている人を紹介します。
経理への転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 数字に苦手意識がない人
- コミュニケーションを取るのに苦手意識がない人
- 長時間集中力を維持できる人
数字に苦手意識がない人
経理の仕事と数字は切っても切り離せない関係です。そのため、数字に苦手意識がある人が経理に転職すると、仕事が嫌いとなってしまう可能性があります。
業務をしていくうちに数字が得意になることはあるものの、苦手意識がある人はしんどいと感じるでしょう。
細かい数字の間違いを見逃さない方であれば、経理に向いています。]
コミュニケーションを取るのに苦手意識がない人
経理は基本的にパソコンと向き合って仕事をしますが、社内の人とコミュニケーションも取ります。
「人と話すのが苦手」ともなれば、経理の仕事も苦痛に感じてしまいます。取引先とやり取りすることもあり、「部署内の人とだけ関わりたい」「1人で黙々と仕事をしたい」といった人には、厳しいです。
長時間集中力を維持できる人
経理は基本的にデスクに座って仕事をするため、座って仕事をするのが苦手な人には向いていません。
途中で外に行きたくなったり、座っていると眠たくなったりする人は、他の仕事を検討しましょう。
経理への転職に強い転職エージェントの選び方
経理への転職に転職エージェントを活用しようと思っても、サービスが多数あってどこを選べば良いのかわからない…ということもあるでしょう。
ここでは、転職エージェントの選び方を紹介します。
経理に特化している転職エージェント
経理への転職を希望しているのに、他の業界や業種に強い転職エージェントへ登録をしても意味がありません。
よって、経理を特化している転職エージェントや、総合型の場合は経理を専門とする専門アドバイザーの有無を確認しましょう。
経理の転職実績が豊富な転職エージェント
経理の求人が多数掲載されていても、実際に転職が成功していないと意味がありません。転職実績が著しく少ないエージェントは避けておく方が無難です。
多くの転職エージェントには、転職実績として過去に取引した企業などが掲載されているため、一度確認しておくのがおすすめです。
転職エージェントはいくつか掛け持ちする
最初から転職エージェントひとつに絞って転職活動を行うのではなく、いくつかの転職エージェントから合った転職エージェントを探すのがおすすめです。
転職エージェントには、それぞれ得意としているサービス内容が異なるため、登録することで自分が強化したいサービスとのマッチングがわかります。
非公開求人や独占求人は待遇の良い求人が多いため、キャリアアップや年収アップをしたい人は非公開求人を狙ってみるのも良いでしょう。
また、同じ企業へ複数の転職エージェントから応募することはできないため、最終的な応募段階では一社に絞る必要があります。
経理への転職でエージェントを利用するメリット
業界・企業の詳しい内部事情を知れる
代理でスケジュール管理を行ってくれる
非公開求人に応募することができる
よくある質問
まとめ
経理という仕事は会社にとってなくてはならない職種です。そのため経験者はもちろん、未経験者でも欲しいと思う企業も少なくありません。
実務経験者の転職はスムーズにいくことが想定されますが、未経験者の場合はスキルや資格を持っていることで転職成功しやすくなります。
また、経理に強い転職エージェントを選ぶことが転職成功のカギとなります。経理の業界や過去の転職経験者からのノウハウも豊富であるため、比較的短期間で転職が成功しやすいでしょう。
転職エージェントを利用する際は、いくつか掛け持ち登録し、自分に合ったエージェントに絞ることも重要です。今回の記事を参考に、経理への転職を成功させてください。