キーエンスの転職難易度は?口コミや評判、転職成功のコツも解説
転職するにあたって、高年収を獲得できる企業を希望する人は少なくありません。
そこで今回は、日本でも指折りとなる高年収を獲得できるキーエンスの転職難易度について解説します。
- キーエンスの基本情報
- キーエンスの転職難易度
- キーエンスの年収解説
- キーエンスの転職先としての評判
キーエンスへの転職を成功させるコツについても触れていくため、ぜひ参考にしてみてください。
キーエンスの基本情報
会社名 | 株式会社キーエンス |
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本社・研究所 | 〒533-8555 大阪市東淀川区東中島1-3-14 |
設立 | 1974年5月27日 |
資本金 | 306億3,754万円 |
主な事業内容 | センサ、測定器、画像処理機器、制御・計測機器、研究・開発用 解析機器、ビジネス情報機器 |
従業員数(2021年3月現在) | 8,380名 |
出典:https://www.keyence.co.jp/
事業内容
キーエンスでは、センサ・測定器・画像処理機器・計測機器など、社会に貢献できるものを世に提供することが主な事業内容です。商品ラインナップが以下になります。
種類 | 主な商品 |
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センサ・判別変位センサ | 光電センサ、ファイバセンサ、レーザセンサ、画像判別センサ、エリアセンサ |
安全機器 | セーフティライトカーテン、セーフティドアセンサ、セーフティコントローラ |
タッチパネル | タッチパネルディスプレイ、ソフトウェアHMI |
コードリーダ | 固定式コードリーダ、ハンディターミナル、ハンディスキャナ |
その他にも数多くの商品を扱っているため、ぜひチェックしてみてください。
福利厚生
キーエンスでは、福利厚生制度が充実している点も特徴です。転職先を考えるうえで、いかに働きやすい環境が整っているかは福利厚生が大きく関係してきます。
きちんと休みを取れる制度が導入されており、各種社会保険も充実の内容です。
また、女性にとって働きやすい環境作りにも力を入れており、産前・産後休暇や育児休業制度なども完備されています。
キーエンスの年収を解説
キーエンスの年収は約1752万円
令和3年度の有価証券報告書で報告した内容によると、株式会社キーエンスの平均年収は約1752万円とされています。
日本の平均年収が約436万円であるので、キーエンスの給与は企業の中ではトップクラスの金額であると言えるでしょう。
さらにキーエンスの年代別の平均年収は以下のとおりとなっています。
年齢 | 平均年収 |
20代前半 | ¥11,892,466 |
20代後半 | ¥13,899,067 |
30代前半 | ¥16,065,681 |
30代後半 | ¥17,912,269 |
40代前半 | ¥19,701,841 |
40代後半 | ¥21,662,461 |
もちろん役職や部署などによって変動はありますが、20代のうちから年収1000万円を超える仕事は中々ないので、かなり稼げる企業であることが分かります。
給与がこれだけ高い理由
キーエンスの年収がこれほどまでに高い理由はいくつかあります。まず、自社に製造工場を構えずに他者の工場に外注する方式の、ファブレス経営を取り入れていることが大きな要因です。
そのため、建設・人件費が必要なく費用を最低限に抑えられ、従業員の給料に還元することができるのです。
さらに、キーエンスでは総利益の10%を従業員の数で割った額がボーナスとして支給されています。
仕事ができるできないは関係なく、キーエンスに所属している従業員であれば誰でも貰えるのです。
他にもマネージャー未満の社員に対して、月90時間以上の残業代を支給していることも年収が高くなっている理由と言えるでしょう。
キーエンスは年功序列型よりも実力主義
キーエンスは新卒の従業員からベテラン社員まで結果を残しやすい仕組みとなっています。そのため、営業利益が高く高収入を実現できているのです。
その中でもキーエンスは成果報酬型が採用されている実力主義の企業であるため、業績を残せば残すほど能力に見合った報酬が保障されます。
しかし、実力主義ということは結果を出さないと給与アップが望めないので注意が必要です。
キーエンスの転職難易度は?
キーエンスの転職難易度について、結論から言うと難しいと言えます。その理由としては、主に以下が挙げられるためチェックしておいてください。
- 人気企業なため競争率が激しい
- 求められるスキル・経験のレベルが高い
やはり、キーエンスは知名度の高い企業であり高年収でも知られていることから、転職希望者が多くいます。そのため、競争率が激しいことは内定獲得が難しい理由の一つです。
職種によって異なりますが、中途採用の場合は応募する際のスキル・経験などの条件レベルが高い点も難易度が高いとされる理由になります。
キーエンスの転職先としての口コミ・評判
キーエンスへ転職するにあたって、働きやすさは極めて重要な要素となります。求人詳細には載っていない情報を探るには、口コミを検索することがおすすめです。
ここからは、キーエンスの転職先としての評判を知るために、良い口コミとイマイチな口コミを調査していきます。
良い口コミ
- オフィスが綺麗で福利厚生もきちんと整備され働きやすい
- 給料が高いためモチベーションに繋がる
- 成果主義の社風なため若手社員でも発言しやすい
- 業務はきついが成長できる環境
- 社会に役立つ商品を扱っているためやりがいがある
オフィスが綺麗、そして福利厚生が整備されており働きやすい環境など、社員からは居心地の良さを伺わせる口コミが見受けられます。
年功序列ではなく成果主義な社風となるため、若手でも意見できる点を評価している人もいます。
イマイチな口コミ
- 営業の負荷が大きい
- 給料は多いが時間単価は良くない
- 受け身の姿勢では向いていない
ノルマや勤務時間の多さなど、営業社員の負荷が大きい点をイマイチな声として挙げている人は少なくありません。その分、給与が高いため何とか我慢できているという印象です。
キーエンスの面接内容を解説
キーエンスに入社するためには面接対策を行っておかなければいけませんが、どのようなことを質問されるのでしょうか?
以下ではキーエンスの選考フローも含めて体験記を参考に質問内容を解説していきます。
キーエンスの中途採用の面接は3回ある
キーエンスに転職するためには、最初に行われる書類選考と筆記試験(SPI)を通過して、そこから面接を3回受けなければいけません。
一次・二次面接では人事の採用担当者から前職での経験や志望動機、さらに自己PRなど基本的な質問をされることが多いです。そして最終選考では役員の方が面接されます。
このことから質問内容が多いだけでなく、発言した内容について詳しく聞かれると予想できるでしょう。
自己分析を徹底して行っておくのはもちろん、応募書類に記載した内容を何度も読み返して、どこから突っ込まれても答えられるようにしておくことが求められます。
いずれにしても1対1で行われることが多いので、「他の求職者と発言する内容が被ったらどうしよう・・」と心配する必要はあまりありません。
キーエンスでよく聞かれる質問
キーエンスの中途採用の面接では基本的な質問に加えて以下のような専門的なことを聞かれることもあります。
- 新規事業を行うにあたって必要となることは何か?
- 自社の商品に対して否定的な人にはどうやって肯定的な考えにしていくか?
- 仕事をするうえで大事にしていることは何か?
- 論理的な思考を持つにはどうすればいいか?
キーエンスでは上記のように予想していないところから質問をされることが多いです。
面接官を納得させられる回答をすることが大事なので、普段からロジカルシンキングを磨いておかなければ太刀打ちできないでしょう。
一次・二次試験の面接ではそこまで聞かれないでしょうが、最終選考となると根掘り葉掘り質問されるので、変化球の質問をされても慌てないかがカギとなります。
キーエンスの転職で使える志望動機例文をご紹介
キーエンスには大きく分けて企画職とビジネス職がある
キーエンスに応募するための志望動機を作るには、まずビジネス職とエンジニア職の二つに分かれていることを把握しておかなければいけません。
一方、エンジニア職は企画の仕事が中心であり、課題解決やニーズ発見などを行います。「顧客が欲しいというモノは創らない」といったスタンスをとっており、今後ニーズが高まる商品開発に注力しています。
志望動機を作成する際には、これらを把握して「何を求めているのか?」を考えましょう。その上で、なぜキーエンスに入社したいのかを考えていくと良いでしょう。
ビジネス職に応募する場合の例文
私は現在、新卒で入社したアパレルショップで店長として働いております。店舗運営をはじめ、どうすればお客様に喜んでもらえるお店になるのかといったことを考えてきました。
来店されたお客様がどういったアイテムを求めているのかを読み取った上で、必要な情報を提供するといった行動をとることを心掛けてきました。
その結果、店長になった頃は赤字だった売り上げが半年ほどで、前年比で1.8倍もの売り上げを伸ばすことに成功しました。
そんな私は将来のことを考えた時に、より幅広い商品を扱える仕事がしたいと考えました。
御社ではクライアントの課題解決をどれだけ生み出せるかを大事にしていることから、私がこれまでに培ってきた経験を活かせるのではないかと思い、志望いたしました。
お客様が何を求めているのかを読み取ってきたという部分で、キーエンスのメッセージである「売るモノは商品だけでなく、課題解決のアイデア」を意識した文章を作成していきましょう。
今後についても、より幅広いところで活躍していきたいということをアピールすべきと言えます。
エンジニア職に応募する場合の例文
私は、0→1を作り上げる仕事がしたいと考えたので御社を志望いたしました。既存の商品を作るのではなく、新しい商品を開発することを重視している御社のコンセプトは、私自身も成長できる環境であると感じております。
幼いことからモノ作りが好きであった私は、前職でスポーツメーカーの企画職として働いていました。そこではクライアントにどうすれば喜んでもらえるのかといったことを常に考えて商品開発を行っておりました。
ニーズを見抜く力や課題解決力などを身につけることができましたが、これからは自分がこれまでに培ってきた経験がどこまで通用するのか試したいと思い、転職することを決断しました。
新商品を開発することが主であるエンジニア職では、課題に対してどれだけ論理的な考えができるかが重要となります。
キーエンスの転職で使える自己PR例文をご紹介
読みやすく具体的な自己PRの作り方
キーエンスに転職する際に限ったことではないですが、自己PRを作成する際には以下の点についてチェックすると作成しやすくなります。
- 自分の一番の魅力は何なのかを考える
- 経験談を入れ込む
※経験談の中に数字があると分かりやすい - 経験した結果何を得たのかを伝える
面接とは違ってエントリーシートで自己PRを記入する際には、伝えられることが限られています。そのため、「これだけは伝えたい」といった内容をまとめなければいけません。
エントリーシートではざっくりと書いて、面接で詳しく伝えるイメージを持ちましょう。
自己PRの例文
私は現在ドラッグストアの店長をしております。そこではアルバイト・パート・後輩社員の部下に対して、業務の指導をはじめとした経験からリーダーシップを養うことができました。
最初の頃は、店長という立場にある私に対してアルバイトの学生は声をかけづらそうでしたが、そういった状況を打破するためにこちらから積極的に声をかけるようにしました。
その結果、徐々に向こうから声をかけてくれるようになり、お互いに仕事がしやすい環境を作ることができました。
そんな私は、もっと大きな規模でこれまでに培ってきたスキル・経験を活かせる場所で活躍したいと考えております。
御社では、新しい商品を開発するためにクライアントとコミュニケーションを取ることが必須なので、私の強みを活かして貢献していきます。
自己PRを作成するときには、これまでに培ってきた経験の中からキーエンスに転職しても役に立ちそうなことを伝えましょう。
その際、取り組んできた具体的なエピソードであったりどうなったのかを伝えたりすると、説得力を増すことができます。
キーエンスへの転職を成功させるコツ
企業理念を理解する
キーエンスでは「超」付加価値について追求しており、モノづくりを進化させる商品で、人々の「生活」・「世界」を前進させることが基本的な考え方です。
企業理念をきちんと理解しておくことで、応募書類や面接などで自分の考え方がマッチしていることをアピールできます。
必要なスキルを身に付ける
キーエンスへの転職にあたって、応募条件にある必要なスキル・経験を満たしておく必要があります。職種によって異なるため一概には言えませんが、事前に詳細を調べておきましょう。
- 設計実務(3年以上)
- DefenderATPの管理者経験
- ビジネスレベルの英語スキル
- 製造業向け業務アプリ開発経験
経験実績が必要な場合は、まず各求人の応募条件に達することが大事です。
それ以外の部分であれば英語について学んでおく、IT系の知識を身に付けるため資格を取得するなど、できることは積極的に取り組みましょう。
転職エージェントを活用する
キーエンスへの転職を実現するためには、転職エージェントの利用がおすすめです。業界のことを熟知したキャリアアドバイザーが在籍しており、プロの目線でアドバイスをしてくれます。
転職エージェントによっては企業側からスカウトを受け取れるものもあるため、自分の市場価値を知れることからモチベーションアップにも効果的です。
自分にはどんな職種が合っている?適職診断を受けてみよう
今の仕事が自分に合っているのかわからない...という悩みをお持ちの方も多いでしょう。そんな方におすすめしたいのが、あなたにぴったりの仕事を提案してくれる適職診断です。 doda転職エージェントでは、こちらの適職診断を無料で受けることができます。
キーエンスのおすすめ転職エージェント6選
リクルートエージェント
- 求人数はトータル30万件以上!
- キーエンス求人も数多く保有!
- 業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍!
リクルートエージェントは転職エージェントのなかでもトップクラスの求人数を保有しており、2022年4月1日時点で公開求人数142,559件・非公開求人数198,959件となります。
各業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍しており、転職希望者のスキルや要望に沿った求人を案内してくれます。また、応募書類の添削や面接対策を実施する点も特徴です。
運営会社 | 株式会社リクルート |
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主なサービス(機能) |
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公開求人数※2024年1月時点 | 365,610件 |
対応エリア | 全国 |
出典:https://www.r-agent.com/
doda
- 10万件を超える豊富な求人数!
- スカウトサービスを提供!
- 企業の情報に詳しい採用プロジェクト担当も在籍!
dodaでは、2022年4月1日時点で10万件を超える豊富な求人を保有しており、キーエンスの求人も掲載されているためキャリアアドバイザーに希望を伝えると紹介してくれます。
また、企業の採用担当者と直接コミュニケーションをとり、採用計画や求める人物像、さらには職場環境といったさまざまな事情に精通した採用プロジェクト担当も在籍しています。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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主なサービス(機能) |
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公開求人数※2022年4月1日時点 | 107,124件 |
対応エリア | 全国 |
出典:https://doda.jp/
ビズリーチ
- 優良企業・一流ヘッドハンターから直接スカウトが届く!
- 年収1,000万円以上の求人が3分の1以上!
- ビズリーチならではのクオリティーの高い求人を用意!
登録することで、優良企業や一流ヘッドハンターからスカウトが届く点が特徴です。年収1,000万円以上の求人が3分の1以上を占めており、ハイクラス転職に適したサービスと言えます。
ビズリーチならではの、役職・ポジション・待遇などハイクラス向けのものをメインに、他では出回っていない求人も多数保有しているため理想のキャリアアップを叶えやすいです。
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
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主なサービス(機能) |
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公開求人数 | 72,762件※2022年4月1日時点 |
対応エリア | 全国 |
出典:ビズリーチ公式
マイナビエージェント
- 各職種の転職事情を熟知したキャリアアドバイザーが在籍!
- 企業担当アドバイザーもバックアップしてくれる!
- キーエンスへの紹介実績あり!
はじめて転職する人でも安心できるよう、各職種の転職事情を熟知したキャリアアドバイザーが在籍しています。一人ひとりに合った求人を紹介してくれる点が特徴です。
また、マイナビエージェントには人事担当者とやり取りする企業担当アドバイザーが在籍しており、求人票には載っていないリアルな情報を提供し転職活動をバックアップしてくれます。
※マイナビのプロモーションを含みます。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
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主なサービス(機能) |
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公開求人数※2022年4月1日時点 | 31,355件 |
対応エリア | 全国 |
※マイナビのプロモーションを含みます。
出典:https://mynavi-agent.jp/
レバテックキャリア
- エンジニア特化で15年の実績!
- 初回提案の内定率は90%!
- マンツーマンで徹底的に転職をサポート!
レバテックキャリアは、ITエンジニア・デザイナーの転職に強い転職エージェントです。エンジニア特化で15年の実績があるため、技術と市場を知り尽くしたアドバイザーが在籍しています。
初回提案の内定率は90%(公式サイトによる)と高い数値を誇っており、マンツーマンで徹底的に転職をサポートしてくれる点も大きな特徴です。
運営会社 | レバテック株式会社 |
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主なサービス(機能) |
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公開求人数※2022年4月1日時点 | 14,070件 |
対応エリア | 全国 |
出典:https://career.levtech.jp/
JACリクルートメント
- 国内大手・外資系・海外進出企業の転職に強い!
- 総勢約800名のコンサルタントが在籍!
- 転職支援実績は延べ約43万人!
JACリクルートメントは、国内大手・外資系・海外進出企業の転職に強い転職エージェントです。そのため、キーエンスへの内定へ向けたサポートにも期待が持ています。
転職支援実績は延べ約43万人(公式サイトによる)となっており、豊富な経験から転職におけるノウハウを持っています。各職種のプロが多角的に求人を紹介してくれる点も特徴です。
運営会社 | 株式会社 ジェイエイシーリクルートメント |
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主なサービス(機能) |
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公開求人数※2022年4月1日時点 | 11,656件 |
対応エリア | 全国 |
出典:https://www.jac-recruitment.jp/
よくある質問
まとめ
この記事では、キーエンスの転職難易度について解説し、おすすめ転職エージェント6選についても紹介しました。
キーエンスは転職先として人気企業であること、かつ応募するうえで求められるスキル・経験のレベルが高いことなどから、転職難易度は難しいと推測できます。
理想の転職を叶えるためにも、キーエンスへの紹介実績がある転職エージェントを活用し、プロからのサポートを受けつつ転職活動を送ることがおすすめです。