リクルートエージェントの評判はひどい?口コミを徹底調査!
リクルートエージェントは、転職・新卒採用大手の株式会社リクルートが運営する転職エージェントサービスです。
しかし、これから登録しようと考えている人の中にはリクルートエージェントの評判が気になっている人もいるでしょう。
そこで本記事では、リクルートエージェントの良い評判・口コミ/残念な評判・口コミを中心に、メリット・デメリットや転職サービスを最大限に活用するコツや流れ、便利な機能などを紹介します。
「リクルートエージェントの評判や口コミを知りたい」「リクルートエージェントを利用すべきか悩んでいる」という人は、ぜひチェックしてみてください。
リクルートエージェントの良い評判・口コミの傾向
リクルートエージェントに関する良い評判・口コミの傾向は以下の通りです。
- 求人の数や職種など選択肢が豊富
- 独占・非公開求人が多かった
- 担当者の対応が良かった
- 書類添削や面接対策が役に立った
- 求職者向けのイベントやセミナーが多数あった
- エージェントの交渉スキルが高い
求人の数や職種など選択肢が豊富
良い評判や口コミの中で特に多く見られたのが「求人数が多かった」「想定以上に多くの業界・職種の求人に出会えた」という声です。
理想の転職を実現するためには、できるだけ多くの求人に目を通し自分に合うものを選ぶことが重要です。
リクルートエージェントなら、希望の求人はもちろん、他社では見つけられなかった珍しい求人や想定していなかった意外な職種との出会いがあるかもしれません。
独占・非公開求人が多かった
リクルートエージェントの利用者の中には「一般募集していない大手企業の求人を紹介してもらえた」という人もいました。
通常公開されている求人よりも好待遇であったり、選考が早かったりといった特徴があります。
非公開求人の内容は転職サービスに申し込んだ人にしか分かりませんが、口コミには「大手企業の求人を紹介された」といったものがあり、やはり良質な求人が揃っているようです。
担当者の対応が良かった
担当者の対応が良かったという口コミもたくさん見られました。
具体的なものでは「サポートが熱心だった」「真剣に話を聞いてくれ徹底的にサポートしてくれた」「登録した翌日に面談の連絡があった」「欲しい情報をタイムリーに届けてくれた」などがあります。
通常の転職サイトにはない強みは、担当者の熱意やサポート力です。この点において、リクルートエージェントはかなり期待できる転職エージェントと言えるでしょう。
書類添削や面接対策が役に立った
良い口コミの中には「年齢や職歴に自信がなかったが、書類添削をしてもらったら選考に通るようになった」「面接の傾向などを踏まえてポイントを押さえたアドバイスをしてくれた」というものがありました。
転職活動をする人の中には履歴書や職務経歴書を書いたり、面接を受けるといった場面に慣れている人は多くないでしょう
そういった人にとって、転職活動のプロともいえるリクルートエージェントの添削やアドバイスは心強く、理想の転職を叶える一助となるはずです。
求職者向けのイベントやセミナーが多数あった
リクルートエージェントでは、求職者向けに開催されているイベントやセミナーでも転職ノウハウを学ぶことができます。
口コミには「イベントやセミナーが参考になった」「転職に必要な知識が学べた」という声も見られました。
現地開催だけでなく、LIVE配信・アーカイブ配信も行っていますので「現地へ行けない」「予定が合わず参加できなかった」という方でも安心。
オンラインで気軽に参加できます。
エージェントの交渉力スキルが高い
リクルートエージェントでは、年収や待遇・選考に関する企業との交渉を求職者に代わって担当エージェントが行ってくれます。
給与交渉では「年収が上がった」「スムーズに交渉してもらえた」という口コミが多く見られました。
年収や待遇面での交渉といった一般的な条件だけでなく、自力で交渉することが難しそうな内容でも企業に掛け合ってくれるようです。
リクルートエージェントの残念な評判・口コミの傾向
リクルートエージェントに関する悪い評判・口コミの傾向は以下の通りです。
- 求人の質が低い
- サポートが適切ではなかった
- 自分のペースで転職活動を進められない
- 希望する条件や業界・職種の求人を見つけられなかった
求人の質が低い
リクルートエージェントの口コミには「紹介される求人の質が悪かった」「紹介される求人数は多いが希望に合わないものが多かった」「希望した条件の求人が紹介されなかった」という内容も多く見られました。
また、希望していない求人を紹介されるケースでは、担当者が求職者の適性を見た上であえて紹介している、または企業側からの強い要請で求職者を紹介せざるを得なくなってしまったという2パターンが考えられます。
いずれにせよ、もし強引に応募を勧められる、早急な判断を迫られるといった場合はハッキリと断るか、担当者の変更を申し出てみましょう。
サポートが適切ではなかった
担当者のサポートが不十分だった、または、メールや連絡が多すぎて困ったという口コミです。
「求人企業へ伝えておいてほしかったことが伝わっていなかった」「忙しそうで連絡があまりこなかった」「求人の紹介メールが1日10通近くきて困った」という声がありました。
もしサポートが不十分(または過剰)と感じるようなら、メールや電話で担当者に直接伝えましょう。
自分のペースで転職活動を進められない
リクルートエージェントを利用したことで、自分のペースで転職活動をできなくなってしまったという口コミも見られました。
特に「転職を急かしてくる」という声が多い印象でした。リクルートエージェントの転職サポート期間は3ヶ月と定められているため、サポート期間内に転職を成功させたいという思惑があるようです。
また、それとは逆に「何もしてくれない」というものもあり、対応はどのような担当者に当たるかにもよって異なるようです。
どちらにせよ、エージェントと二人三脚で転職活動を進める以上、転職活動を100%自分だけのペースで進めるのは難しいのかもしれません。
希望する条件や業界・職種の求人を見つけられなかった
リクルートエージェントは業界屈指の求人数を誇るとは言え、あまりにも専門的な分野や業界・職種の求人となると取り扱っていないこともあります。
「専門的な職種で探すのが難しかった」「結局知人の紹介で転職した」という利用者もいました。転職エージェントとしても、保有していない求人を紹介することはできません。
どうしても求人が見つけられない場合は業界特化型のエージェントを利用するか、知人・ハローワーク経由など別のルートで転職活動を行うことをおすすめします。
評判から考察!リクルートエージェントの利用がおすすめなのはこんな人
たくさんの求人の中から転職先を選びたい人
一番おすすめしたいのは「たくさんの求人の中から応募先を探したい人」です。
リクルートエージェントの求人数は63万件を超え、他の転職エージェントと比べてもその数の多さは抜きんでています。
リクルートエージェントは、「多くの求人を見比べたい」「他の転職エージェントでは求人数が少ないと感じた」「さまざまな業界・職種で求人を探してみたい」と考えている人にうってつけのエージェントと言えるでしょう。
書類選考や面接に不安のある人
書類選考や面接対策に不安を抱える人にも、リクルートエージェントはおすすめです。登録すると、担当エージェントによる応募書類の添削や面接対策などのアドバイスを受けることができます。
口コミには「年齢や職歴に不安があったが、応募書類を添削してもらったら選考に通るようになった」という声も。
応募書類や面接のブラッシュアップはもちろん、「そもそも応募書類をどう書いたらいいか分からない」「面接に自信がない」「どう自己アピールしたらよいか分からない」という転職初心者にもおすすめです。
イベントやセミナーへ積極的に参加したい人
エージェントのサポートを受けるだけでなく、自分から行動してイベントやセミナーを受けたいという人にもリクルートエージェントはおすすめです。
リクルートエージェントは現地開催・LIVE配信で以下に挙げるような転職セミナー・イベント・フェアを随時開催しています。
- 職務経歴書の書き方セミナー
- 自己分析セミナー
- 転職エージェントフル活用LIVE
- 面接力向上セミナー
- 求人・企業の選び方セミナー
- 適職診断セミナー など
もし、日程が合わなかったり時間がなかったりして参加が難しい場合は、後日、アーカイブ配信で内容を確認することもできます。
企業との交渉をエージェントにお任せしたい人
年収や待遇など、企業と交渉したいことがある人はぜひリクルートエージェントを利用してみてください。
また、年収・待遇以外のことでも担当者へ伝えておけば上手く調整や交渉をしてくれる場合もあります。
口コミでは「担当者の交渉により、一度選考に落ちてしまった会社の再選考を受けられ、内定をもらえた」というエピソードも見られました。
スピーディーな転職を実現したい人
「転職を急いでいる」「スムーズに転職したい」と考えている人はリクルートエージェントが向いています。
そのため、求人紹介から応募・選考までのスピード感はやや早めといった特徴があります。
ゆっくり転職活動をしたいという人は「急かされている」と感じるかもしれませんが「1日でも早く転職したい」「短期間で転職活動を終わらせたい」と考えている人にはぴったりのサービスと言えます。
評判から考察!リクルートエージェントのメリット
求人数が豊富で多くの選択肢から仕事を探せる
リクルートエージェントの大きな強みは、求人数の豊富さです。
取り扱い求人数は公開・非公開求人は合わせて63万件超(2023年3月30日時点)。他の大手エージェントと比べてもリクルートエージェントの求人数は圧倒的です。
また、リクルートエージェントの利用においては「第二新卒向け」「20~30代まで」「ハイキャリア向け」などの条件はないため、年代や職種・業界・年収に関わらず幅広い選択肢から仕事を探すことができます。
非公開求人を紹介してもらえることもある
リクルートエージェントは、一般の求人サイトには掲載されていない非公開求人も紹介してくれます。
非公開求人の取り扱い数は26万件以上(2023年3月30日時点)と、非公開求人だけで他のエージェントと同じかそれ以上に多く保有しており、職種や業界も豊富です。
非公開求人は、基本的に転職エージェント経由でしか紹介を受けられません。一般に求人内容は好条件・好待遇、選考がスピーディーであるなど求職者にとってメリットの多い求人であることが多いです。
リクルートエージェントに登録していれば、多数の非公開求人から自分に合った求人を紹介してもらえるチャンスがあります。
さまざまな業界・職種を取り扱っている
リクルートエージェントの特徴として、求人数も豊富ですが取り扱っている求人の業種・職種もバラエティに富んでいます。
リクルートエージェントで取り扱いのある業界・職種は以下の通りです。
業界 |
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職種 |
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特殊な職業やニッチな業界も多いため、他の転職エージェントでは取り扱いがない求人でも、リクルートエージェントなら見つけられるかもしれません。
大手ならではの手厚いサポートが充実
リクルートエージェントは、大手ならではの転職サポートがたくさん用意されています。
利用者の口コミの中には「応募書類を添削してもらって選考通過率が上がった」「過去の事例を参考に面接対策をしてくれた」など、リクルートエージェントのサポートが実際の転職活動の役に立ったと感じられた人が多いようです。
専任のアドバイザーが年収や待遇を交渉してくれる
リクルートエージェントでは、求人紹介や選考対策に加えて、求人企業との年収・待遇交渉も担当者にお任せできます。
「年収アップ」「待遇アップ」を転職活動の目的としている人は多いですが、年収や待遇について自ら会社と交渉するのはとても勇気がいるはずです。
リクルートエージェントの交渉により年収アップを実現した人も多く、利用者の口コミにも「交渉力が高い」「交渉がスムーズだった」「頼りになる」といったものが見られました。
全国対応しているため地方在住者も利用できる
リクルートエージェントが転職サービスの対象としているエリアは、全国47都道府県すべてです。
地方在住者で「他の転職エージェントや転職サイトでは応募できる求人が少ない」と悩んでいる人も安心でしょう。
評判から考察!リクルートエージェントのデメリット
希望と異なる求人を紹介されることがある
リクルートエージェントの残念な評判・口コミでは、「求人紹介の際に希望とは異なる求人を紹介された」というものが多く見られました。
ミスマッチなだけでなく、中には質が悪いと感じるような求人が混じっている場合もあるようです。
リクルートエージェントに限らず、求職者が無料で利用できる転職エージェントは求人企業から報酬をもらってサービスを運営しています。
また、求職者に適性があると感じられれば、視野や可能性を広げる意味で、あえて希望と異なる求人を紹介する場合もあります。
求人紹介を受ける際は担当者の言葉を鵜呑みにせず、口コミサイトで会社の評判を調べるなど自分でも企業研究を行いましょう。
自分のペースで転職活動をするのが難しい
リクルートエージェントを利用すると、自分のペースで転職活動をするのが難しくなることがあります。
求人紹介から書類作成・応募・面接など転職活動を進めるペースがどうしてもエージェント主導になりやすいためです。
もし連絡が遅い場合はこちらから催促してみるか、どうしても信頼できないと感じる場合は担当者変更を依頼するのも良いでしょう。
しかしどのような場合でもエージェントという第三者が関わる以上、転職活動を完全に自分のペースで進めるのが難しいことは承知しておくべきかもしれません。
担当者と相性が合わないケースもある
リクルートエージェントの評判・口コミを調べると、担当者エージェントについて「対応が良かった/悪かった」とどちらの口コミもたくさん出てきます。
担当者も人間ですから、さまざまな性格の人がいます。どのようなエージェントに当たるかは実は運次第というところもあります。
担当となったエージェントが、必ずしも自分に合う人とは限りません。そのため、もし「この人とは合わない」と感じたらすぐに担当者変更をお願いしましょう。
サポート期間は約3ヶ月間
リクルートエージェントの転職サポート期間は、3ヶ月と決まっています。そのため「とりあえず登録しておいてそのうち転職活動をしよう」ということはできません。
もし「3ヶ月では短すぎる」「ゆっくり自分のペースで転職活動をしたい」と考えている場合は、サポート期間の長い転職エージェントの利用をおすすめします。
リクルートエージェントで利用したいおすすめ機能4選
スマートフォン向けアプリ
リクルートエージェントのスマートフォン向けアプリは求人の検索・応募書類の作成から、選考状況の確認までを行える便利なツールです。
アプリを利用するためにはリクルートエージェントに登録、「Personal Desktop(パーソナルデスクトップ)」のアカウント作成が必要です。
アプリに搭載されている具体的な機能は以下の通りです。
- 担当エージェントからのメール確認
- 希望条件に合う新着求人のお知らせ
- 職務経歴書やキャリアシートの作成機能
- 応募や選考の進捗状況管理
- 非公開求人を含む求人検索機能
なお、アプリはiPhoneとAndroidのどちらでも利用できます。
職務経歴書エディター
職務経歴書エディターとは、質問に答えて入力していくだけで簡単に職務経歴書が作れるサービスです。
転職活動に不慣れな人だと職務経歴書を作る作業にかなりの時間を費やしてしまうという人もいるでしょう。
作成した職務経歴書は、データ形式でそのまま応募書類として企業に提出することもできます。
職務経歴書を作成する際に必要な情報は以下の通りです。
- 会社情報(会社名・在籍期間・事業内容)
- 職務詳細(業務を担当した期間・自分が行った業務内容・実績など)
- 資格・語学・PCスキル・使用可能ツール(資格名称・取得年月)
- 職務要約(経験年数、会社名、職種、業務の内容や注目してもらいたいこと)
- 自己PR(仕事を通じて身につけた業務知識・スキル/仕事をする上で大事にしていることや自分のキャリアプランなど)
エディターの見た目はシンプルで入力例や説明もついているため、書類作成が苦手な人でも安心して使えるでしょう。
面接力向上セミナー
面接力向上セミナーは、リクルートエージェントが開催するイベントの中でも特に人気が高いセミナーです。
セミナー受講者の口コミでは「面接に対する考え方が変わった」「面接への不安が消えて自信を持って臨めるようになった」「何をすればいいのかが分かった」など、前向きな感想が多く見られました。
セミナーは以下の4つのテーマに沿って進みます。
- 面接を正しく理解する(面接に臨む際のスタンスや考え方は?面接の主催者は求職者)
- 接点を見つける(どのように企業との接点を見つけるのか?面接とは商談の場)
- 面接を想定しながら準備する(面接での受け答えを実践)
- セルフチェック・リハーサル(伝えたい言葉は丸暗記ではなく適切な言葉で話せるように準備しておく)
オンライン開催・アーカイブ配信もありますので、気になる人はぜひ一度チェックしてみてください。
スカウトサービス
リクルートエージェントの求人紹介の一つとして「スカウトサービス」があります。
これは、求職者のキャリアシートを匿名で企業に公開することで、企業からスカウトを受け取ることができるサービスです。
また書類選考自体が免除、面接確約のスカウトが届くことも。選考通過率や内定率を高めたいなら、ぜひ利用をおすすめしたいサービスです。
リクルートエージェントを最大限に活用するコツ
明確な転職目的を持つ
「なぜ転職をしたいのか」という転職の軸ははっきりさせておきましょう。
また、軸が定まらないまま転職活動を続けたとしても良い求人は見つけられないでしょう。
「何のために転職するのか」「転職することで何を叶えたいのか」といった転職の目的をしっかりと考え抜き、転職活動に臨みましょう。
経歴・スキルは偽りなく伝える
たとえ、経歴やスキルに自信がない場合でも偽りなく伝えるようにしましょう。
経歴・スキルに偽りがあると自分に合う求人を紹介してもらえないだけでなく、選考が進んだ際にこれまでの転職活動が白紙になってしまう恐れがあるからです。
また万が一、嘘がバレずに入社できた場合でも自分の経歴やスキルに見合わない業務を任され、仕事が上手くいかなくなってしまう可能性もあるでしょう。
譲れない条件を事前に整理しておく
希望条件は前もって整理しておきましょう。
担当者は初回面談時でヒアリングしたことをもとに求人を探し紹介してくれますが、この希望条件や優先順位があやふやなままだとピントの外れた求人ばかりを紹介されてしまう恐れがあります。
「希望通りの仕事なら給与にはこだわらない」「未経験業界・職種でも良いが給与は下げたくない」など、自分の中で譲れない条件は何かを伝えられるようにしておきましょう。
推薦文は自分でも目を通す
転職エージェントでは、応募時に求職者が作成した応募書類に加えて担当者が作った推薦文が添えられます。
推薦文には求職者の「売り」や「セールスポイント」が書かれており、求職者の魅力を企業に伝わるようサポートする内容になっています。
推薦文を書いてもらうときは担当者に「面接時の受け答えと推薦文に内容の相違がないようにしたい」と伝え、推薦文の中身を見せてもらいましょう。
転職への意欲を見せる
「素早く」「良い」求人を見つけたいなら、担当者に転職への意欲をアピールすることが大事です。
転職エージェントでは必ず転職を希望する時期を聞かれます。このときは「良いところがあればすぐにでも」と伝えておきましょう。
人気・好条件の求人であれば応募が早く締め切られてしまうこともあるため、先に紹介された人の方が有利になりやすいでしょう。
こうした良い求人を逃さないためにも、担当者との面談では転職への熱意をアピールしておくことが重要なのです。
担当者に求人紹介の感想をフィードバックする
担当者には、求人紹介の感想を本音で伝えましょう。「希望する条件と異なる」「もっと○○な求人が良い」など、ネガティブな内容であってもはっきりと伝えます。
また求人を見ているうちに求職者の方のニーズが変化してしまう場合もあるでしょう。
こうしたズレを放置したまま求職活動を続けるとマッチしない求人紹介が続き、満足度の低いサポートしか受けられなくなってしまいます。
そのため求人紹介を受けたら、都度メールや電話等で「どう感じたか」「希望と異なる点はどこか」を正直に伝えましょう。そうすれば、ニーズを反映した求人紹介やサポートを受けやすくなります。
担当者と合わない場合は変更の申し出をする
担当エージェントはいつでも変更することができます。よって、「相性が合わない」「対応が良くない」と感じたら、すぐに担当者変更を依頼しましょう。
ただ、転職は人生を左右する大きなイベントです。提案力や対応力の低い担当者では、大事な転職活動に支障をきたし、ストレスや問題を抱えたまま転職を行うことになってしまいます。
複数の転職エージェントを掛け持ちする
リクルートエージェントを最大限活用するコツとして挙げられるのが、他の複数エージェントとの掛け持ちです。
一見矛盾しているようですが、転職エージェントはどこも独自・非公開求人を保有しています。
ほとんどの転職エージェントは無料で利用できますし、複数エージェントの併用で担当者や求人の良し悪し、転職ノウハウを比較・検討することもできます。
イマイチと感じる転職エージェントはいつでも退会してOKです。ただ、管理が煩雑になるため登録は3~4社程度に留めておくのが良いでしょう。
リクルートエージェントを利用する流れ
1.公式サイトから会員登録をする
まずは、リクルートエージェントの公式サイトの「転職支援サービスお申し込み(無料)」より、会員登録を行います。登録は以下の2ステップで終わります。
- 転職に期待すること(転職希望時期・希望勤務地・現在の職種/年収など)
- プロフィール情報の入力(氏名・性別・生年月日・連絡先・学歴など)
プロフィールの入力を終えて次に進むボタンをクリックすると、リクルートエージェントのサービスを利用できるようになります。
会員登録では、特別な情報の入力や書類を要求されることはありません。
2.担当のアドバイザーによる面談を受ける
登録が完了すると、おおむね1週間以内に担当アドバイザーから連絡が来て、面談場所や日程の調整が行われます。
面談は、主に最寄りのリクルートエージェントのオフィスで行われます。面談の時間を有効活用するためにも、必要書類はしっかりと準備していきましょう。
事前にアドバイザーから以下の書類の提出を依頼されるはずです。
- 履歴書
- 職務経歴書
書類は完璧な出来でなくても構いません。ヒアリングや求人紹介の精度を上げるためにも、できる範囲で作成してみてください。
また、面談では以下の事項も整理して伝えられれるとなおよいでしょう。
- 転職先に求める条件
- 転職で叶えたいこと
- どのようなサポートを受けたいか
もちろん、先に挙げたことはアドバイザーとの面談の中で整理・検討しても構いません。
ただ、良いサポートを受けるためにはたとえ完璧な準備ができていなくても、まずは転職への熱意を示すことが重要です。
3.求人を選び、応募先の企業を決める
面談でヒアリングした内容をもとに、アドバイザーから希望に合う求人をいくつか紹介されます。
人気のある求人なら、期日に関わらず早々に応募を締め切ってしまう場合もあるからです。
また、もしここで提示された求人が希望にそぐわないものであったときは、その旨をはっきりとアドバイザーに伝えることも重要です。
4.選んだ企業に応募する
アドバイザーから紹介された求人に良いものがあれば、応募に進みます。応募企業に合わせて履歴書や職務経歴書を作成し、アドバイザーにも添削してもらいましょう。
応募書類の作成にはリクルートエージェントが提供する「職務経歴書エディター」や「自己PRと志望動機の作成セミナー」なども役立ちます。
5.応募先の面接を受ける
書類選考を通過したら面接に進みます。ここでもアドバイザーによる模擬面接や面接日の日程調整といったサポートが受けられます。
またリクルートエージェントの開催する「面接力向上セミナー」も面接対策にはぴったりでしょう。
6.内定後、退職・入職の手続きをする
無事面接選考を通過し、内定を獲得したら退職・入職の準備をします。
入職に関する手続きはもちろん、退職手続きに関して不安がある場合もアドバイザーに相談してみましょう。
また、もし会社と交渉したい事項がある場合は、このときアドバイザーに交渉をお願いしましょう。プロのアドバイザーが求職者に代わって、企業と年収や待遇・条件に関する交渉を行ってくれます。
納得できる転職にするためにも、不安なことや疑問に感じたこと、依頼したいことは気兼ねなくアドバイザーに伝えてください。
リクルートエージェントに断られることもある?対処法を知っておこう
リクルートエージェントに求人紹介を断られてしまうケースも稀にあります。
その理由としては大きく以下の3つが挙げられます。
- 希望条件に合う求人がない(業界・職種・地域)
- 経験やスキルと希望条件が見合わない
- 転職回数が多い、ブランク(無職)期間が長いなどの事情がある
まず1つ目は、エージェント側が希望条件に合う求人を保有していない場合です。保有していない求人を紹介することはできませんから、この場合はサポートが滞ってしまうのも仕方ありません。
ただどうしても転職したいと考えているなら、妥協できる条件はないか、再度希望条件を見直してから求人を探し直してみましょう。
2つ目は、求職者の経験やスキルと希望条件が釣り合わない場合です。社会人の浅い若手求職者が40代以上の管理職向け求人に応募してもマッチすることは難しいでしょう。
3つ目は求職者の転職回数が多い、ブランク期間が長いといった事情がある場合です。
その経歴や職歴から「入社してもすぐに転職してしまうのでは」「任せたい仕事に見合うスキルや経験があるのか」「仕事に対する意欲が下がっているのでは」という印象を持たれやすく、転職支援のハードルが高くなるといった問題があります。
経歴や職歴に関する敬意や理由を登録時にきちんと伝えておけば、担当者が応募企業への説明の仕方や上手なPRの方法を考えてくれます。
リクルートエージェントの基本情報
リクルートエージェントは、63万件以上の豊富な求人の中から適職を探せる便利な転職エージェントサービスです。
プロの転職エージェントがヒアリングをもとに求人を紹介してくれるほか、応募書類の添削や面接対策を行うサービスも提供しています。
リクルートエージェントの対応地域は全国と幅広く、どのような年代・業界・職種の求職者もカバー。転職を検討し始めたら、真っ先に登録をおすすめしたいエージェントです。
公開求人数※2023年3月30日時点 | 365.610件 |
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非公開求人数※2023年3月30日時点 | 268,817件 |
利用料金 | 完全無料 |
主な機能 |
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対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
出典:リクルートエージェント
リクルートエージェントとリクナビNEXT・リクルートダイレクトスカウトの違いは?
リクナビNEXTとの違い
リクルートエージェントと異なり、リクナビNEXTは転職サイトです。エージェントのサポートがないため、自分のペースで転職活動を行うことができます。
その他、リクルートエージェントとの違いを以下に挙げます。
- 求人数は約10万件(2023年2月23日現在)
- マイペースで転職活動ができる
- エージェントを介さず企業へ直接応募できる
- 企業や提携エージェントからオファーが届く(匿名レジュメ機能)
- 書類添削や面接対策などのサポートがない
- 応募から選考・内定・交渉まで全てを独力で行う
リクナビNEXTの求人数は約10万件と、独占・非公開求人を保有するリクルートエージェントに比べると少なめです。
ただ、その一方でエージェントのサポートがないため、転職活動に関して相談する相手がいない、面接日程の調整や交渉を自分で行わなくてはいけないといったデメリットもあります。
リクルートダイレクトスカウトとの違い
リクルートダイレクトスカウトは、ハイクラス向けのスカウトサービスです。
さまざまな年代や職種・初心者~経験者まで幅広くカバーするリクルートエージェントとは異なり、ハイキャリアの転職者がサポート対象となっています。
その他、リクルートエージェントとの違いを以下に挙げます。
- 求人数は約16万件(2023年2月23日現在)
- 企業・ヘッドハンターからのスカウトやオファーを受けられる
- 自分で求人検索・応募することも可能
- ヘッドハンターの指名可
- 取り扱い求人の年収は800万円以上
- ハイキャリア・管理職・専門職・高年収の転職者向け
リクルートダイレクトスカウトは、ハイキャリア・高年収の転職者向けのサービスで、保有求人の年収は800万円以上からとなっています。
ハイクラス向けに特化していることもあり、リクルートエージェントよりも取り扱い求人は少なめです。
また、自分から企業に直接応募をしたり、サポートを受けるヘッドハンターを指名することができるなど、自発的に転職活動を行いたい人にも使いやすいサービスです。
【評判もチェック】リクルートエージェントと併用したいおすすめの転職エージェント3選
マイナビエージェント
- オリコン顧客満足度調査総合No.1を獲得(2023年度)
- 転職初心者や若手求職者へのフォローが手厚い
- 2者体制のアドバイザーが求職者をしっかりサポート
マイナビエージェントは、業界大手の株式会社マイナビが運営する転職エージェントです。
2023年の「オリコン顧客満足度調査」では総合第1位を獲得しています。転職が初めて・2回目の転職初心者や、20~30代の若手転職者を中心にフォロー。
業界の事情を熟知した専任アドバイザーが求職者に最適な求人紹介を行い、企業担当アドバイザーが求人票には掲載されないリアルな企業の情報をくまなく教えてくれます。
※マイナビのプロモーションを含みます。
マイナビエージェントの評判・口コミの傾向
マイナビエージェントの評判・口コミの傾向は、以下の通りです。
- 担当者が親身に相談に乗ってくれた。
- 初心者や第二新卒向けの求人やサポートが充実していた。
- 連絡が多くてプレッシャーに感じた。
特に多かった口コミは、担当者のサポートの質が高くアドバイスにも熱意があって良かったというものでした。
顧客満足度調査No.1を獲得しているだけあり、顧客対応力の高さは期待できそうです。
また「距離感が近く話しやすかった(相談しやすかった)」という口コミが多く見られたのも大きなポイントと言えるでしょう。
ただ、フォローやサポートの手厚さを評価する声が多い一方で「電話やメールが頻繁だった」「転職を急かされている気がした」とサポートを窮屈に感じた人もいるようです。
※マイナビのプロモーションを含みます。
公開求人数※2023年2月23日時点 | —– |
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非公開求人数※2023年2月23日時点 | —– |
利用料金 | 完全無料 |
主な機能 |
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対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
※マイナビのプロモーションを含みます。
出典:マイナビエージェント
出典:おすすめの転職エージェントランキング・比較|オリコン顧客満足度ランキング
ビズリーチ
- プロフェッショナル・エグゼクティブ向け求人多数
- 年収1,000万円以上求人は全体の3分の1以上
- プロのヘッドハンターによるサポートも受けられる
ビズリーチはハイクラス人材向けとして有名な転職サイトです。他の転職エージェントでは取り扱っていないプロフェッショナル・エグゼクティブ求人を多数揃えています。
自分で求人を探す求職サイトとしてはもちろん、プロのヘッドハンターによる求人紹介や面接対策、条件交渉などのサポートを受けるエージェントサイトとしても使えます。
職務経歴書を登録すると、ビズリーチに登録する2万社以上の企業からスカウトが届きます。
ビズリーチの評判・口コミの傾向
ビズリーチの評判・口コミの傾向は以下の通りです。
- 外資系・管理職・経営層など高収入・ハイクラス求人が多い
- 信頼できるヘッドハンターと知り合えた
- スカウトが少ない。応募条件が高く採用されにくい
「ハイクラス向け転職サイト」とうたっているだけあり、やはり「高年収・好待遇求人が揃っている」といった口コミが多く見られました。
また、ヘッドハンターを利用した人の多くから「他社エージェントと比べサポートの質が格段に良かった」「わがままな条件でも当てはまるところを紹介してくれた」「ヘッドハンターのおかげで納得感のある求人と出会えた」という声が聞かれました。
ビズリーチのサービスに満足できなかった利用者の中では「スカウトが全くこない」「応募のハードルが高すぎる」「選考を通過できない」といった声が見られました。
ビズリーチは、即戦力となれない業界・職種への転職や、実績のない分野への挑戦のための転職には向いていないようです。
公開求人数※2023年2月23日時点 | 86,588件 |
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非公開求人数※2023年2月23日時点 | — |
利用料金 |
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主な機能 |
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対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
出典:ビズリーチ
doda
- 全国各地に18万件以上の求人を保有
- 求人サイトとしても利用できる
- キャリアアドバイザーと採用プロジェクト担当による2者担当制
dodaは、人材業界大手パーソルキャリアが運営する転職サービスです。
全国各地に18万件以上の求人を保有しており、業界屈指の求人数を誇ります。dodaでは求人サイトとしての利用はもちろん求人エージェントサービスも受けられます。
dodaでは求職者一人ひとりに専任のキャリアアドバイザーと、採用プロジェクト担当がつき、求職者に対する万全のフォロー体制が整っています。
dodaの評判・口コミの傾向
dodaの評判・口コミの傾向は以下の通りです。
- 求人数が多く選択肢が広がった
- 転職サイト・転職エージェントのどちらとしても使える
- キャリアアドバイザーの当たり外れが大きい
良い口コミの中で目立ったのは、「希望条件に合う求人を次々紹介してもらえた」「たくさんの求人を提案してもらえた」と取り扱い求人数の多さを評価するものでした。
「求人の質が高い」「求人一つ一つの情報量が多く参考になった」と求人が多いだけでなく質も高く、詳細な求人情報が役に立ったという口コミも見られました。
また、dodaは求人サイトとエージェントサービスが一体となっています。
しかしその一方で、「初回と2回目の担当者で対応の質に差があった」「連絡の頻度が多すぎる」など、担当者によってサポートやレスポンスの質にばらつきがあるというものが多く見られました。
公開求人数※2023年2月23日時点 | 187,810件 |
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非公開求人数※2023年2月23日時点 | — |
利用料金 | 完全無料 |
主な機能 |
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対応エリア | 全国 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
出典:doda
まとめ
リクルートエージェントは求人数の豊富さや知名度の高さから、転職者の多くが利用する転職エージェントです。
どのような業界・職種・地域・キャリア・年代であるかに関わらず、あらゆる層の転職者をフォローできるため、初心者・経験者どちらにも利用をおすすめできる総合力の高い転職エージェントと言えます。
その一方で、求人数が多いために質の悪い求人が合ったり、担当者のサポートの質にバラつきがあったりと、大型転職エージェントならではの悪い評判も見られました。
とはいえ、良い口コミでは「求人の選択肢が豊富」「書類添削や面接対策が役に立った」「エージェントの交渉スキルが高い」等、メリットを推す声も見られるなどリクルートエージェントは転職エージェントサービスの魅力を十分に備えているようです。
もし転職を検討しているなら、ぜひ一度登録してみてはいかがでしょうか?