転職エージェント複数利用のメリット・デメリット!選び方も解説
転職活動をスムーズに進めうえで、サポートをしてくれる転職エージェントを複数社利用した方が良い場合があります。
例えば、総合的な求人数が多くなるため応募先の選択肢が広がり、良い仕事に出会える期待が高まります。
初めて転職する、あるいは転職活動に慣れていない人の場合、複数利用する必要性が分からない人もいるでしょう。そこで今回は、転職エージェント複数利用のメリット・デメリットを解説します。
- 転職エージェントを複数利用するメリット
- 転職エージェントを複数利用するデメリットや注意点
- 転職エージェントの選び方
- 転職エージェントを有効活用するポイント
サービスの選び方も紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
転職エージェントの複数登録は可能?
転職エージェントは一つだけでなく、複数の登録が可能です。世の中にはさまざまな種類の転職エージェントがあるため、組み合わせによっては単体で利用するよりもメリットが大きくなります。
適切に管理しなければトラブルに発展する可能性があります。そのため、複数登録した際の使い方や、登録すべきサービスの組み合わせを把握しましょう。
転職エージェントの複数登録を有効活用できると、転職の成功率は高くなりやすいです。
転職エージェントを複数利用するメリット
多くの求人情報を収集できる
転職エージェントを複数利用すると、より多くの求人情報を収集できます。転職活動では、応募できる求人数が多いほど希望条件に合致した仕事が見つかりやすいです。
このような求人は該当する転職エージェントに登録しなければ応募できないため、複数のサービスに登録することで選択肢が広がるでしょう。
また、転職エージェントの中には特定の業界・業種に特化したサービスもあります。転職先がある程度決まっている場合は、特化型の転職エージェントの利用もおすすめです。
相性の良いキャリアアドバイザーに出会える可能性が高くなる
複数の転職エージェントを利用すると、自分と相性の良いキャリアアドバイザーに出会える可能性も高くなります。
そのため、担当するキャリアアドバイザーの手腕で結果が大きく変わる可能性は高いです。例えば、実績は十分にあっても自分と性格や考え方が合わないことがあります。
転職エージェントに複数登録すると、さまざまなキャリアアドバイザーに会えるため、担当者を比較して判断しやすいでしょう。
業界・地域によって使い分けが可能
転職エージェントの種類はさまざまであるため、業界や地域によって使い分けができます。先述の通り、転職エージェントの中には特定の業界に特化したものがあります。
その地域に関する有益な情報を入手できるのも特定の地域に強みがある転職エージェントを利用するメリットです。
総合型・地域密着型の特性を活かしやすい
総合型の転職エージェントは、全国に拠点がありさまざまな地域・業種の求人を扱っています。総求人数が多いため、転職先の条件がまだ絞れていない人でも情報収集をしやすいです。
その一方で、地域密着型の転職エージェントは特定の地域に特化した求人を掲載しています。総合型より数は少ないものの、他では見つけられない求人に出会える可能性があります。
転職エージェントを複数利用するデメリット・注意点
管理が大変になる場合がある
転職エージェントでは、選考企業との連絡や面接の日程調整などを担当者が代行してくれます。自分で綿密なスケジュール管理をする必要がない点は、利用するメリットの一つです。
また、スケジュール管理を誤ると、求人を紹介してもらっても面接が受けられないという事態にも陥りかねないのです。
多くの情報を収集できるため迷いが生じやすい
複数の転職エージェントを利用すると情報収集は捗りますが、あまりに多くの意見を聞くと迷いが生じやすく、正しい判断ができない恐れがあります。
例えば、2つの転職エージェントがあり、同じ内容の相談をしても「Aは×、Bは〇」というように、意見が分かれることも考えられます。
また、あくまでも転職エージェントはアドバイスをする立場であるため、最終的には自分で決断する必要があります。
同一求人に応募する恐れがある
複数の転職エージェントを利用すると、気づかない内に同一求人に応募をする恐れがあります。この場合、転職エージェントからの信用を失いかねません。
複数の転職エージェントを利用する場合は、応募先をしっかりと管理する能力が求められます。
転職エージェントを複数利用する際のポイント
自身の目的に合ったものに絞る
転職エージェントの複数利用は管理面のデメリットが大きいため、自身の目的に合ったものに絞ると良いでしょう。
転職エージェントの登録数に上限はありませんが、多くても3社程度が目安です。最適な転職エージェントの組み合わせを実現するためにも、各サービスの特徴を把握する必要があります。
また、登録する転職エージェントの数が少ない場合、それぞれのサービスでどこまで話を進めたか把握しやすくなる点もメリットです。
相性の良いキャリアアドバイザーを探す
転職エージェントの数を絞り込む際、相性の良いキャリアアドバイザーが在籍しているか否かを基準にすることも有効です。
求人紹介や応募書類の添削などのサポートを受けながら、自分に合ったキャリアアドバイザーを選ぶと良いでしょう。適切な人を選ぶと、転職活動におけるストレスが軽減します。
総合型と特化型を併用する
複数の転職エージェントを活用する際は、似ているサービスではなく特徴が異なったものがおすすめです。
特化型の転職エージェントには、IT系・医療系など技術職や資格が必要なものが多いです。自分の目指す業界が決まっている場合は、特化型に重きを置きましょう。
登録先には転職エージェントの併用について伝えておく
複数の転職エージェントを利用する際は、登録先には併用していることを伝えましょう。複数利用を禁止するルールはないため、併用している旨を伝えても問題はありません。
また、担当者と面談する際は、他の転職エージェントの進行具合を共有することも有効です。複数の転職エージェントを有効活用するためにも、なるべくリスクを軽減してください。
総合型・特化型の違いは?転職エージェントの種類を紹介
ここでは、総合型と特化型の転職エージェントの違いを見ていきましょう。
総合型と特化型、両方の転職エージェントのメリットを把握して、状況に応じて上手に利用していきましょう。
総合型転職エージェントのメリット | 特化型転職エージェントのメリット |
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総合型の転職エージェントの特徴
総合型転職エージェントの最大の特徴として挙げられるのが、「求人数の多さ」です。そのため、職種・業種が決まっていない方でも利用しやすいのが特徴です。
メリットとしては、自分の希望としている求人が見つかりやすいこと、多くの利用者がいるためコンサルタントの質が高いことが挙げられます。
総合型転職エージェントのメリット | 総合型転職エージェントのデメリット |
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ただし、特化型の転職エージェントと特定の分野を比べた際、知識が少ないデメリットがあります。また、東京・大阪以外の場所や地方となると、求人数はそれほど多くないことも挙げられます。
特化型の転職エージェントの特徴
特化型転職エージェントの特徴は、「特定の分野に詳しい」ことが挙げられます。
特化型といっても転職エージェントによって異なりますが、特定の地域に特化したもの、士業に特化したものなどさまざまなサービスがあります。
メリットとして挙げられるのが、特定の業界・業種の転職がスムーズにいくことです。
特化型転職エージェントのメリット | 特化型転職エージェントのデメリット |
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総合型の転職エージェントに比べて求人数は劣るものの、上手に利用すればスムーズに転職できます。
特化型で足りない部分は、総合型も一緒に利用して補っていきましょう。
転職エージェントを複数利用する場合の選び方
- 求人数で選ぶ
- サポート内容の充実度で選ぶ
- キャリアアドバイザーの質で選ぶ
- サービスの幅広さで選ぶ(セミナー・スカウト・転職コラムなど)
求人数で選ぶ
転職エージェントを利用する際は、総求人数を確認・比較しましょう。転職先のイメージがある程度決まっている人の場合は、業界・業種・地域などの条件に合致する求人数を確認します。
特に転職先の希望が決まっていない場合は、総求人数が多いものを選びます。求人数が多い方が、細かく条件を絞り込んだときにヒットする案件数が多くなるためです。
サポート内容の充実度で選ぶ
転職エージェントでは、さまざまなサポートを提供していますが、その内容はそれぞれで異なります。主に求人紹介や応募書類の添削、面接対策などは、共通している内容です。
他にも、転職エージェントのサイト内コンテンツの内容もチェックしましょう。転職ノウハウが充実していると、隙間時間を活用し知識を身に付けやすいです。
キャリアアドバイザーの質で選ぶ
転職エージェントを利用する際は、キャリアアドバイザーとの二人三脚で転職活動を進めることになるため、担当者の質は重要な判断材料です。
また、利用者に対してキャリアアドバイザーの人数が少ない場合も注意が必要です。対応しきれないことで連絡がスムーズにいかず、転職活動の効率を悪くする恐れがあります。
サービスの幅広さで選ぶ
転職エージェントによって、サポートの充実度だけでなくサービスの幅広さも異なります。例えば、独自のセミナーを実施しているものや、スカウト機能が多彩なものがあります。
基本的に転職エージェントの利用は無料であるため、自分にとってメリットを感じられるサービスを提供しているものを選びましょう。
【複数利用以外にもポイントあり】転職エージェント有効活用のコツ
自分から連絡を入れて転職の意欲を伝える
転職エージェントを利用する際は、自分から小まめに連絡を入れて転職の意欲を伝えます。基本的に転職エージェントは、優秀な人材を契約する企業に紹介し入社が決まることで収入を得ています。
このような状態になると、求人の紹介メールや担当者からの連絡が届かなくなります。転職エージェントを有効活用するためにも、1週間から2週間に一度程度の間隔で連絡をしましょう。
キャリアアドバイザーとコミュニケーションをとる
キャリアアドバイザーとコミュニケーションをしっかりとることも、転職を成功させる大きなポイントです。
小まめに連絡をとり自分について知ってもらうことで、必然的に受けられるサポートの質は高くなります。
経歴は正直に伝える
キャリアアドバイザーとやり取りをする際、経歴は正直に伝えましょう。転職エージェントの利用者で、経歴を偽る人も稀にいます。
一般的に見て華やかではない経歴を伝えた場合でも、キャリアアドバイザーによるサポートのもとキャリアアップ・年収アップに繋がる可能性は大いに考えられます。
転職活動に前向きな姿勢を見せる
前述の通り、小まめに連絡をとるなど、転職活動に前向きな姿勢を見せた方がより良いサービスを受けやすいです。
転職エージェントに登録した後の面談では、「転職時期はいつごろですか?」といった質問を受けます。当然嘘をつくのはNGですが、基本的に「良い求人があればすぐにでも」と答えるのが無難です。
転職エージェントを複数利用する際の流れ
- 複数社の転職エージェントに登録する
- キャリアアドバイザーと面談をする
- 各社を比較し相性が良い、または目的に沿ったものに絞る
- 転職活動開始
1.複数社の転職エージェントに登録する
まずは、転職エージェントを複数ピックアップし、公式サイトから登録します。登録する際は、住所・氏名・メールアドレスなどの基本情報以外に、転職に関係する内容も入力します。
このような内容は多くの転職エージェントで共通しているため、あらかじめまとめておきましょう。
2.キャリアアドバイザーと面談をする
登録が完了した後は、キャリアアドバイザーと面談をします。登録時に入力した内容をもとに面談を進め、具体的な内容を話し合います。
3.各社を比較し相性が良い、または目的に沿ったものに絞る
複数の転職エージェントを利用する際は、面談が終わった後に各社を比較し、相性が良い、または目的に沿ったものに絞ります。
このとき、転職エージェントが提供するサービス内容だけでなく、担当者との相性もチェックしましょう。
4.転職活動開始
自分の希望を満たす求人に絞り込んだ後は、実際に転職活動を開始します。
担当者と密にやり取りをすると求人を紹介してもらいやすくなり、自分で仕事を探す手間が省けるため積極的に連絡をとり合いましょう。
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出典:ビズリーチ公式
よくある質問
まとめ
この記事では、転職エージェント複数利用のメリット・デメリットを解説しました。転職エージェントは複数利用した方が、効率良く転職活動を進めやすいです。
しかし、利用するサービスが多いとスケジュール管理が大変になったり、情報が多すぎて混乱したりするため注意してください。