薬剤師におすすめの転職エージェント9選を徹底比較！選び方も解説

薬剤師として仕事をしているうちに、新たな目標ができたりキャリアを考え直したりすることもあるのではないでしょうか。

また、勤務年数を重ねていくうちに「もっと年収アップできないだろうか」と、考える人も少なくありません。

そんなとき活用したいのが転職エージェントです！

転職エージェントを活用すれば、自分一人で求人探しをするよりも効率的に転職活動を進めることが可能です。

そこで今回は、薬剤師が活用しやすい転職エージェントを9つ紹介します。

実際にどう転職エージェントを利用すると転職が成功するのかも、チェックしていきましょう。

薬剤師におすすめの転職エージェント9選

マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師は、株式会社マイナビが運営する薬剤師向けの転職エージェントです。

薬剤師として転職しようとすると、どうしても病院や調剤薬局の求人が多くなりますが、マイナビ薬剤師では企業やメディカルライターなど取り扱っている業種が豊富です。

全国各地で無料相談会も実施しており、休日にも開催しているため、仕事で忙しい薬剤師の人も参加しやすいでしょう。

求職者の考えや悩みをしっかり聞いてくれるアドバイザーが在籍していますよ。

出典：マイナビ薬剤師

アプロ・ドットコム

アプロ・ドットコムは、一日からの単発の薬剤師求人を取り扱っている転職エージェントです。単発の求人は無料のメルマガで届くため、現職の隙間時間に副業したい人にも向いています。

また、メルマガでは薬剤師向けの課外授業として、薬局で使える心理学やお役立ち情報を得られます。

アプロ・ドットコムでは自身で求人検索もできますが、条件や転職の目的を元にアドバイザーから求人を紹介してもらうこともできます。

初めての転職でも安心して任せられる専門アドバイザーが多数います。

出典：アプロ・ドットコム

お仕事ラボ

お仕事ラボは、薬剤師の求人に特化した転職エージェントです。雇用形態は正社員に限らず、派遣社員やパートなど多様な働き方の求人を取り扱っています。

利用者の満足度は90％と高く、薬剤師に支持されているのがわかります。

お仕事ラボのグループ会社には、介護や福祉、医師向けの転職エージェントがあるため、医療業界全体に強いのも特徴です。

派遣社員には、薬剤師賠償責任保険がついているので万が一の場合も安心です。

出典：お仕事ラボ

ファルマスタッフ

ファルマスタッフは、22年間※薬剤師の転職を支援してきた実績ある転職エージェントです。成功実績が豊富であることから、相談満足度は96.5％と、高くなっています。

現職が忙しい人のためにweb相談会も開催しており、土日の利用も可能です。

求人は病院や調剤薬局に限らず、大手ドラッグストアも多数取り扱っています。大手企業の教育についても把握しているので、企業に求められる人物像も教えてもらえます。

若い人や初めての転職の人には手厚いサポートがうれしいですね。

出典：ファルマスタッフ

リクナビ薬剤師

リクナビ薬剤師は、東京大学、慶應義塾大学と連携して薬剤師の転職サポートの研究を行っています。研究では企業の選考による適正や特性と分析しています。

転職成功実績も豊富であり、キャリアチェンジやキャリアアップのほか、ライフワークバランスを重視した転職にも強いのが特徴です。

転職をサポートしてくれるアドバイザーは、薬剤師専任です。転職を検討しはじめた段階から、円満退社までをトータルでサポートしてくれます。

無理に転職を勧めるのではなく、現職に留まることも視野に入れて相談に乗ってくれますよ。

出典：リクナビ薬剤師

ワークポート薬剤師

ワークポート薬剤師は、転職エージェントのワークポートが薬剤師に特化して運営する転職サービスです。

そのため、総合職ならではの転職ノウハウと、薬剤師ならではの転職相場に特化した戦略のどちらも提供してもらえます。

キャリアチェンジや年収アップなど、さまざまな転職の目的にも対応してもらえるので、自身のキャリアプランやライフプランに沿った転職が叶います。

現職の悩みからキャリアについて提案してくれることもあるようですよ！

出典：ワークポート

薬キャリAGENT

薬キャリAGENTは、ママや高年齢の薬剤師など、求職者のさまざまな状況に合った求人を紹介してくれる転職エージェントです。

在宅勤務や未経験でも働ける企業も募集しているため、ブランクがある人や家を長時間空けることができない人にも向いています。

年収600万円以上の求人も豊富であるため、現職より年収アップを図る人も利用しやすいでしょう。

コンサルタントが非公開求人も紹介してくれますよ。

出典：薬キャリAGENT

ファーネットキャリア

ファーネットキャリアは、自身の目指す転職スタイルに合った転職サポートをしてくれる転職エージェントです。

初めての転職やプライベート重視、年収アップなど、それぞれの目的に沿った求人紹介や転職の流れを実現してくれます。

仕事に忙しくてオフィスへ向かうのが大変な人や、遠方の人も利用しやすいのが魅力です。企業の面接への同行もお願いできるため、初めて転職する人には心強い存在となるでしょう。

実際に利用した人の口コミが高いことも頷けますね。

出典：ファーネットキャリア

病院薬剤師ドットコム

病院薬剤師ドットコムは、医療業界で20年以上転職支援をしている転職エージェントです。そのため、求人票に載っていない情報も保有しています。

病院への転職に特化しているため、病院薬剤師としてのキャリア形成を望む人に向いています。

面談はアドバイザーから来てくれるため、幼い子どもがいるママや現職が忙しい人にも利用しやすいでしょう。

非公開求人も保有しているので、条件に合った求人も見つけやすいですよ。

出典：病院薬剤師ドットコム

薬剤師向け転職エージェントの選び方

転職エージェントは多数存在するため、どのようなサイトを選べば良いのか、自分に合った転職エージェントをどう見つければ良いのか迷うこともあるでしょう。

転職エージェントを正しく選ぶことで、短期間で転職成功へ導くことができます。具体的には以下のようなポイントをチェックして選びましょう。

自身の年齢

転職を検討する年齢は人により異なるため、自分の年齢と転職エージェントが得意とする年齢が合っていないと、希望する求人紹介を得られない可能性があります。

また、全年齢に対応している転職エージェントも存在するため、自分の年齢に強化した転職エージェントと、全年齢に対応している転職エージェントの掛け持ち登録もおすすめです。

掛け持ち登録することで、紹介してもらえる求人が増えますね。

希望する業種と得意とする職場の一致

薬剤師として働く業種には、病院や調剤薬局、ドラッグストアなどさまざまです。自身が希望する業種がある場合、特化した転職エージェントを選びましょう。

業種によって転職ノウハウが異なることや、転職エージェント特有の企業とのパイプも異なるため、得意分野であるに越したことはありません。

また、転職エージェントが得意とする業種であれば、求人票にない情報を持っていたり独占求人を持っていることがあります。

病院で働きたいのに、企業に強い転職エージェントに登録するのはもったいないですよね。

求人数

転職活動を行ううえで、外せないのが求人数の多さです。少ない求人数から選ぶ場合、条件を妥協することや希望する業種がないことが考えられます。

求人数が多いだけで候補となる企業が増えるため、なるべく求人数が多い転職エージェントを選びましょう。

また、いくつかの転職エージェントに登録することで、求人数を増やすことも可能です。

薬剤師向け転職エージェントを活用するコツ

薬剤師として転職活動を成功させるのであれば、効果的に転職エージェントを使う必要があります。

初めて転職活動をする方であれば、どのようにしてエージェントを活用すればいいかわからない方も多いでしょう。そんな方々に向けて、以下5つの転職エージェントを活用するコツをご紹介します。

それでは、詳しく解説していきます。

条件を絞りすぎない

転職活動を効率よく行うために、条件を絞りがちですが、あまりにも絞りすぎるとかえって転職活動がうまくいきません。

選択肢が極端に狭くなってしまうと、自分に合った求人に出会う確率が低くなり、見つけるのに苦労します。

そのような状態にならないためにも、まずは絶対に譲れない条件と妥協できる条件を分けて、求人を探す方法で行うべきです。

そうすることで、求人の選択肢が広がり、自分に合った求人を見つけやすくなるでしょう。

複数の転職エージェントに登録しておく

転職活動を成功させる上で、重要なポイントと言っても過言ではないのが、複数の転職エージェントに登録しておくことです。

特に、非公開求人は各エージェントによって異なりますし、エージェントを複数登録して活用することで、優良な非公開求人に巡り合うことができます。

そもそも非公開求人は、求人依頼する企業より、ライバル企業に採用情報を知られたくなかったり、ターゲットとしている求職者以外の応募を避けたりする企業が多いです。

ライバルが少ない優良求人に出会うことができれば、内定を取れる確率が高まりますよ。

また、転職エージェントごとにコンサルタントの質も異なります。仮に、自分に合わないコンサルタントと巡り合った場合、すぐに切り替えられるため、転職活動のリスクを抑えることができます。

自分に合ったコンサルタントを選ぶことで、スムーズな転職ができますし、複数登録すればあなたと相性の良いエージェントを見つけやすくなるでしょう。

転職先に求める条件の優先順位をつけておく

転職先に求める条件の優先順位をつけておくことも、転職活動を有利に進める上では重要です。

先ほどもお伝えした通り、あまりにも転職先に求める条件を絞りすぎてしまうと、選択肢の幅が減ってしまい、逆に自分に合った求人を探しづらくなってしまいます。

さまざまな理由があるかと思いますが、主な理由は以下のどれかではないでしょうか？

上記はあくまで一例ですが、必ず転職する理由はあるはずです。転職する目的さえ明確になっていれば、優先順位をつけるだけですので、まずは目的を把握しておきましょう。

希望する求人情報は隈なくチェックする

転職エージェントと聞くと、「担当アドバイザーから紹介を受けるから楽」と思いがちですが、受け身の姿勢ではいい転職ができません。

担当アドバイザーから紹介された求人はもちろんのこと、それ以外の求人も自分で検索して確認する必要があります。

そのような状態を避けるためにも、こまめに求人情報を確認しておき、自分に合った求人を見つけたら、その企業のホームページや口コミなどを調べておきましょう。

エージェントとの面談は入念に行う

転職エージェントに登録した後、必ず担当アドバイザーから面談の連絡がきます。

面談を行う前に、自分がどんな転職をしたいのか、転職する際にどんな不安があるのかなどを事前に明確にしておく必要があります。

なお、初回面談時には、主に以下のような内容をヒアリングされます。

上記4つの内容以外にも、自分が聞きたいことがあれば気軽に相談することができますし、転職活動の進め方などのアドバイスもしてもらえます。

効率良い転職活動を行うためにも、事前に面談の準備をしておきましょう。

薬剤師が転職エージェントを使うメリット

薬剤師の転職は、転職エージェントを通さなくても行うことができます。

では一体、どのような点が利用するメリットとなるのでしょうか。ここでは、薬剤師が転職エージェントを利用するメリットを紹介します。

メリット①交渉代行を頼める

転職エージェントでは、担当のアドバイザーが企業や病院への交渉を代行してくれます。代行内容は、入社希望日や面接日の調整だけでなく、年収交渉も含まれます。

また、面接希望日や入社日は現職との兼ね合いも考慮し、予定を組んでもらえます。働きながらのスケジュール管理が難しい場合は、担当者に任せるのもひとつの手でしょう。

メリット②書類添削や模擬面接などを受けられる

転職活動を行ううえで避けて通れないのが、履歴書や職務経歴書などの書類と面接です。転職エージェントから求人紹介をしてもらうことで、書類添削や模擬面接のサービスを受けることができます。

また、自分では気づけなかったアピールポイントも見つけてもらうことができるため、新たな一面に気づくことも可能です。

アドバイザーには相性があるため、合う人がいる転職エージェントを利用したいですね。

メリット③転職についての相談ができる

転職を検討していることを周りに相談できなくて悩んでいる薬剤師も珍しくありません。

転職エージェントは、転職を決める前の段階でも相談に乗ってくれます。もちろん、転職をしない方がいいときは、現職に留まることを推奨してくれるので安心です。

転職をするうえでの注意点や流れについても教えてくれるので、今後のキャリアプランについて相談も乗ってもらうことができるでしょう。

【転職の参考に】薬剤師の年代別平均年収

薬剤師で転職を検討する方の中には、転職後の年収が気になっている方も多いのではないでしょうか？そこで、参考までに薬剤師の年代別平均年収をまとめてみました。

※政府統計の総合窓口 e-Stat ファイル/令和2年賃金構造基本統計調査　職種（小分類）、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額（産業計）参照

日本人の平均年収は、約433万円と言われているため、この表を見る限り全体的に薬剤師の年収は高い水準だと言えます。

年齢によって平均年収が異なりますが、転職する際は自分の年齢に見合った年収を参考に、転職条件の1つに入れてみてください。

薬剤師の転職の手順

自己分析と情報収集を行う

薬剤師の方に限りませんが、転職活動を行う前にはまず「なぜ転職したいのか」「どのような仕事がしたいのか」などといったことを挙げていきましょう。

そして、今までに自分が携わってきた仕事からどのような経験やスキルを得られたのかを考えていくとよりベストです。さらに、自分が興味のある職種についても情報収集を行うべきと言えます。

他人にはない強みがいくらあったとしても、その業界に需要が無ければ転職しづらくなるので注意が必要です。

求人探しを行う

上記で挙げた自己分析と業界についての情報収集を終えたら、次は求人探しを行っていきます。求人を探す方法は、転職サイト・エージェントのどちらを利用するのかによって異なります。

転職サイトを利用するのであれば、「最低これだけの給料は欲しい」「こんな仕事がしたい」といった条件のもとで求人を探す「絞り込み検索」を活用していきましょう。

一方、転職エージェントなら担当のキャリアアドバイザーの方と一緒に求人を探していく流れです。最初の面談で伝えた自分の条件を参考に、求職者に合った求人を提案してくれます。

気になった企業へ応募していく

求人探しを行った上で、自分が魅力に感じた求人があれば応募していきましょう。企業へ応募する際には多くの場合、職務経歴書の提出が求められます。

自分で転職活動を行うなら、最初に行った自己分析の内容を中心に記載していくとスムーズに作成することができます。

しかし、転職エージェントを利用する場合なら担当者に確認してもらえるので、納得のいくまで添削してもらいましょう。

採用面接

書類選考を通過すると、次は企業との採用面接が実施されます。基本的な質問としては、職務経歴書に記載している内容を深掘りされることが多いです。

そのため、本番前には友人や先輩などに協力してもらって、面接練習を行うようにしましょう。転職経験がある方に協力してもらうと、より本番に近い雰囲気で対策ができます。

また、転職エージェントなら書類添削だけでなく、模擬面接のサポートもしてくれます。アドバイスを転職のプロから頂けるので、合格率を高められるでしょう。

内定後の流れ

書類選考・採用面接を通過すれば、内定通知と同封されている雇用契約書を確認して、内定を受託するかを判断していきます。ここで舞い上がって、すぐに受託してしまわないように気を付けるべきです。

とは言っても、内定通知を受け取ってからは入社するしない関係なく、最低でも24時間以内に返答すべきです。返答が遅くなればなるほど、内定先からの印象が悪くなってしまいます。

また、転職エージェントなら入社日の日程調整や年収アップの交渉を代理で行ってくれるサポートもあります。

これらの手続きを任せられることで、転職への準備に集中できるので、ぜひ活用していきましょう。

よくある質問

まとめ

薬剤師という職業は専門的になるため、転職する際は一般職とは仕様も変わってくることが多いでしょう。

そのため、薬剤師の転職に強い転職エージェントを活用することで理想の転職が叶います。

転職エージェントの選び方も重要になりますよ。

転職エージェントを活用することで離職に向けた手続きもスムーズに進められるほか、転職後のサポートも受けられます。

今回の記事を参考にしながら、自分に合った転職エージェントを使って今より良い待遇や条件の企業への転職を成功させてください。