【徹底比較】薬剤師に人気の転職サイトおすすめランキング｜選び方も解説

薬剤師は、全国どこでも通用する国家資格です。一方で、その待遇は地域や会社によって大きく差があります。自分のキャリアプランやライフステージに合わせて、新しい職場を探すのもよいでしょう。

転職サイトには「総合型」「特化型」の2種類があります。

今回は、薬剤師におすすめの転職サイトのほか、自分に合った転職サイトの選び方を紹介します。

薬剤師への転職に失敗しないコツもあわせてチェックしていきましょう。

【特化型】薬剤師におすすめの転職サイト7選

マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師は、薬剤師に特化した転職エージェントです。キャリア面談を重視し、転職希望者のニーズをしっかり聞き取ってくれます。

アドバイザーは、薬剤師の転職支援を専門に担当しています。業界情報に詳しいのはもちろん、求人案件も多く抱えているため、企業側としっかり交渉してくれます。

HPには、大手企業を含む薬剤師の求人掲載企業の一覧があります。

出典：マイナビ薬剤師

アプロドットコム

アプロドットコムは、薬剤師専門の転職エージェントで20年以上の実績を誇る信頼のある会社です。

完全独立系エージェントとして、特定の企業を勧められることなく、自分の希望にあった職場を提案してくれるのが魅力のひとつです。

キャリアカウンセリングから面接までの日程調整、口コミの中にはイレギュラーな対応まで親切・丁寧にサポートしてくれる担当者が多く、信頼も厚いです。

まずは求人検索をしてみましょう。

参照：公式サイト

※公式ホームページより

薬キャリエージェント

サイトを運営するエムスリーキャリア株式会社は、医療関連ビジネスを展開している東証一部上場企業エムスリーグループの一員です。独自のネットワークを生かして薬剤師の転職支援を行なっています。

求人案件を多く保有しているため、最短即日で求人を紹介してもらえます。

勤務条件が合わない場合は、転職コンサルタントが企業側に交渉してくれます。

出典：薬キャリエージェント
※公式サイトより（自社調べ）

ファルマスタッフ

ファルマスタッフは、薬剤師の転職支援22年になる転職エージェントです。「一緒に考える」をキャッチフレーズに、ていねいな転職支援サービスを提供しています。

拠点が多いので、各地域の事情に通じているのも魅力です。また、転職相談会は土日にも開催されており、WEBからも参加できます。

若手薬剤師向けのお仕事相談会もあります。

出典：ファルマスタッフ

ファーマキャリア

ファーマキャリアは比較的新しい転職サイトですが、「オーダーメイド求人」という特徴的な求人紹介システムを採用しています。

ファーマキャリアでは、一人のコンサルタントが担当する顧客数に上限があります。これにより、一人ひとりに対応する時間を確保し、質の高いサポートを提供しています。

「コンサルタントのハズレが少ない」ことがウリのようですよ。

出典：ファーマキャリア

ヤクジョブ

ヤクジョブはクラシス株式会社が運営する転職サイトです。20年以上にわたって薬剤師の転職・就職・派遣をサポートしています。

ベテランの専任コーディネーターが希望に合った仕事を紹介してくれます。

調剤薬局やドラッグストア、病院・クリニック、企業など、さまざまな業種の求人案件を取り扱っているため、自分の希望に近い求人が見つかる可能性が高いです。

コーディネーターは、給与交渉や面接サポートなど、親身になって対応してくれますよ。

出典：ヤクジョブ

モノリス

モノリスは薬剤師、看護師の人材紹介に特化した転職エージェントです。中でも利用者に寄り添ったサポート体制が特徴となっています。

また、紹介先での定着率は94％と安心の実績のため、入社後のミスマッチを防ぐことが可能。就業後も担当コンサルタントから1年間定期的な連絡が継続される安心のサポートもついています。

時給・福利厚生での還元率は業界高水準となっています！

参照：公式サイト

【総合型】薬剤師におすすめの転職サイト3選

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、株式会社リクルートが運営する転職エージェントです。業界最大級の公開求人数も多いですが、非公開の求人案件も多く保持しているのが魅力です。

業界情報、企業情報の提供や応募代行、面接対策まできめ細かいサポートが受けられます。システムが整っている大手ならではのメリットです。

エージェントとの面談では、今後のキャリア形成についてもアドバイスがもらえますよ。

出典：リクルートエージェント

マイナビエージェント

マイナビエージェントは、株式会社マイナビが運営する転職エージェントです。求人紹介から内定までを一貫してサポートしてくれます。

アドバイザーがていねいにヒアリングしてくれるため、はじめての転職活動でも不安なく取り組めます。

専任アドバイザーとは別に、企業担当アドバイザーが在籍しています。採用担当者と情報交換をすることで、職場の雰囲気など、リアルな情報を提供できる体制を取っています。

独占求人もあるため、登録しておくと転職先の幅が広がりますよ！

出典：マイナビエージェント

doda

dodaは、パーソルキャリア株式会社が運営する転職サイトおよび、転職エージェントサービスです。求人検索からエージェントサービス、スカウトサービスまで幅広いサービスを提供しています。

キャリアアドバイザーが親身になって相談に乗ってくれるだけでなく、採用面接の日程調整や書類提出など、企業との各種調整を代行してもらえるのも魅力です。

公式HPではチャットでの相談ができますよ。

出典：doda

薬剤師に人気のおすすめ転職サイト｜求人数比較ランキングTOP3

※記事内でご紹介した転職サイトの公開求人数を比較し、多いものから順にランキング形式で紹介します。

※情報は2024年1月時点のものです。最新情報とは異なる可能性があります。

1位：リクルートエージェント（公開求人数：634,427件）

2位：doda（公開求人数：124,802件）

3位：マイナビ薬剤師（公開求人数：56,870件）

薬剤師向け転職サイトの選び方

薬剤師向け転職サイトを選ぶことによって、スムーズな転職を実現できます。

しかし、薬剤師向け転職サイトは複数あり、どれを選べばよいのかわからない方も多いでしょう。

求人数が多い転職サイトを選ぶ

転職をスムーズに進めるのならば、求人保有数が多い転職サイトを選びましょう。

求人数が多い転職サイトの方が選択肢が広がりますよ。

転職先の条件があればあるほど、求人数は多いほうが有利です。もしも1つ1つの転職サイトの案件保有数が少ない場合は、併用して使いましょう。

転職活動をスムーズに進めるためには、薬剤師の求人がメインの「特化型」と幅広い業界の求人を保有している「総合型」の転職エージェントの両方を利用していきましょう。

希望に応じて転職サイトを選ぶ

すでに転職先の条件がある程度決まっている場合は、希望に応じて転職サイトを選びましょう。

強みは転職サイトごとで異なるため、自分の目的に応じて選ぶのが重要です。

薬剤師の転職に特化した転職サイトといっても、調剤薬局に適したもの、企業への転職に適したものなど強みはさまざまです。

雇用形態によっても利用するべき転職サイトは変わってくるため、そこを踏まえると転職活動がスムーズに進みます。

サポートの手厚さ

転職が初めて、不安といった方はサポートが手厚い転職サイトを選びましょう。

自分で転職を進められるのであれば、転職サイトを利用する必要はありません。

サポート手厚い転職サイトでは、対面面談や面接同行といったサポートを受けられます。

面接日の日程調整なども全て代わりに行ってくれるため、現職を続けていて転職活動に時間を避けない方にも転職サイトはおすすめです。

薬剤師が転職に失敗しないコツ

薬剤師が転職を失敗しないためには、いくつかのコツを押さえた転職活動が必要です。ここでは主に重要な4つのコツを紹介します。

それぞれの特徴を解説します。

有利な時期に転職活動をする

一般に転職活動に有利なのは、3～4月と9～10月だと言われています。この時期は退職や転勤が多い時期であり、各企業は後任探しのために求人をかけます。

また、年度初めである4月は、新規プロジェクトが始まりやすい時期でもあるため、企業が人材探しに力を入れる時期です。

求人が豊富な時期を狙って転職活動をすれば、自分に合った企業を見つけられる可能性は高まります。

譲れない条件を決めておく

転職活動を始める場合、初期の段階で自身の希望条件を洗い出しておく必要があります。年収や休日、福利厚生など、人によって優先したい条件はことなります。

その際、希望条件に優先順位をつけておかなければ、入社後にミスマッチから早期退職をしてしまうことがあります。

希望条件には優先順位をつけ、譲れない条件も明らかにしておくのがおすすめです。

アドバイザーに共有しておくと、紹介してもらえる求人も希望に沿ったものになりますよ。

転職が決まる前に現職を退職しない

早く転職したいあまりに、転職先が決まる前に現職に退職の意思を伝えてしまうことも珍しくありません。しかし、転職に失敗しないためには、転職先が決まってから退職する意向を伝えるのがおすすめです。

また、転職先が決まらないときに空白の期間ができてしまい、面接等で追求されてしまうこともあるかもしれません。

エージェントサービスがある転職サイトでは、内定後のサポートも任せられます。退職手続きの支援もお願いできるため、退職もスムーズに進められます。

計画性がないと思われないためにも、焦って退職しないようにしましょう。

複数の転職サイトを掛け持ち登録する

転職サイトによって求人数は違うほか、特定のサイトが独占的に取り扱っている求人案件があるため、転職サイトはいくつか掛け持ち登録するのがおすすめです。

各サイトを比べることで、それぞれの転職サイトの良さが分かり、有効活用できるでしょう。

相談窓口は多く持っておくほうがベターです。複数のエージェントに登録することで、自分の市場価値を客観的に把握できるというメリットもあります。

また、担当アドバイザーは変更することができるため、自分に合ったエージェントを見つけてもアドバイザーと合わない場合は、アドバイザーのみ変えましょう。

相性の良いエージェントとアドバイザー、どちらの存在も必要不可欠ですね。

薬剤師向け転職サイト利用のメリットを解説

薬剤師向け転職サイトには、さまざまなメリットがあります。

さまざまなメリットがあるからこそ、スムーズん転職を実現できます。

薬剤師の求人を多く取り扱っている

転職エージェントには特化型と総合型の2つがあり、前者は薬剤師の求人を多く取り扱っています。

薬剤師転職ならば利用するほかありません。

特化型は1つの業界に絞っているため、効率よく薬剤師の求人を見つけられます。

さらに担当コンサルタントはあなたに合った求人があれば、スカウトをしてくれます。

求人を見ただけではわからない情報を把握している

薬剤師向け転職サイトに属しているコンサルタントは、薬局の業界に詳しいものです。

自分で薬剤師求人を見つけたとしても、職場環境やどんな人が求められているのかはわからないものです。

そのため、不安なまま転職活動に挑んでしまう方が多いでしょう。

しかし、薬剤師向け転職サイトは職場の内部状況を知っており、離職率や残業時間なども把握しています。

転職のミスマッチを防ぐうえでも、転職サイトは非常におすすめできます。

キャリアについての相談ができる

転職サイトはただ求人を紹介するだけではなく、キャリアについての相談も可能です。

キャリアに不安を抱えている人にとって、とても助かるでしょう。

現職を続けるべきなのか転職するべきなのか、薬剤師として年収を上げるには、といった悩みに対してもすべてアドバイスをしてくれます。

転職に興味がある、年収アップを実現できるかといった悩みがある方も、転職サイトへ登録してみましょう。

薬剤師の転職の手順を解説

薬剤師の転職を試みる方の中には、転職自体が初めての方もいるのではないでしょうか？事前に手順を理解しておくことで、スムーズな転職活動を実現できます。

ここでは、薬剤師の転職手順をご紹介します。

それでは、順番に詳しく解説していきます。

転職の目的を明確にしておく

まずは、転職活動を始める前の段階として、転職の目的を明確にしておく必要があります。

あらかじめ転職の目的を明確にしておくことで、自分の意志をしっかりと伝えることができます。採用する企業側も、強い意志を感じ取ることができれば、納得してくれるでしょう。

また、転職の目的や理由、転職によって実現したいことを事前にはっきりとさせておくことで、今本当に転職するべきかの見極めもできるようになります。

転職するべきだと判断した場合は、転職先に求める条件や実現させたいことなどに、優先順位をつけるべきです。

優先順位をつけることで、その後の転職活動をスムーズに行えるでしょう。

転職エージェントに登録して転職活動を行う

事前に転職活動の準備が完了した後は、転職エージェントに登録して転職活動を行うべきです。

転職エージェントに登録すれば、専属のキャリアアドバイザーがついてくれます。登録後、キャリア面談を行い、転職理由や目的、キャリアプランなどをヒアリングされる流れになります。

さらに、書類添削や面接まで丁寧にサポートしてくれるため、効率よく転職活動を進められます。

いい求人を紹介してもらえたり、転職を成功させるためのコツを教えてもらえたりするため、内定を早く取れる可能性が高いです。

転職活動に向けた準備が終わり次第、転職エージェントに応募しましょう。

入念に対策を行う

あなたが希望する職場から内定をもらうためには、入念に対策を行う必要があります。

採用担当者に好印象を与えたり、他の転職希望者と差をつけたりするには、自分をどれだけ魅力的かをアピールするべきです。

これまでの経験やスキル、長所などを踏まえて、転職先でどのように活かしていけるかを伝えることが好印象を与えるためのコツです。そのためには、以下2つが重要になります。

キャリアを棚卸しすることで、自分が経験してきたことや身につけたスキルなどを具体化できるため、自分の強みをアピールしやすいです。

また、採用側は長く働いてくれそうな人を好むため、「求職者が自社のニーズに合っているか」も重要視されるポイントです。

事前に明確にしている転職理由や目的を具体的に伝えることができれば、採用する側へ将来のビジョンや熱意が伝わりやすくなります。

結果的に、好印象を与えられ、採用率が高まるでしょう。

内定後、退職を申し出る

転職活動がうまくいき、見事内定を取ることができれば、現在の職場へ退職すると申し出ることになります。

就業規則を確認後、問題なければ承諾し、職場にも退職することを申し出る流れになります。

この手順を間違えると、うまく退職できなかったり最悪の場合、内定が取り消しになったりすることも考えらます。

くれぐれも直ぐに承諾せず、就業規則を確認してから承諾して職場へ退職意志を示しましょう。

【転職の参考に】薬剤師の平均年収を他業種と比較

あらかじめ平均年収を知ることで、転職先を決める参考になります。さらに、他業種の平均年収も知っておくと、転職時の参考にできるでしょう。

年代別やキャリアによって収入差は異なりますが、いずれにせよ薬剤師は給与がいいことがわかります。

年収アップの転職が実現できる可能性は十分あると言えるでしょう。また、薬剤師といっても業種によって平均年収は変わってきます。

※参照元：マイナビ薬剤師

このように、4業種を比較して分かる通り、100万円以上年収の差があるような業種もあります。

自分が理想とする年収も考慮して、どの業種に転職するのか決めると良いでしょう。

よくある質問

まとめ

国家資格である薬剤師の働き方には、色々な選択肢があります。正社員であれば一般的な職業よりも高収入になるほか、パートや派遣ではある程度の収入を確保できます。

ただ、自分に合った働き方ができる職場を探すのは簡単なことではありません。

転職サイトを利用することで自分に合った仕事に就くことができますよ。

また、薬剤師の転職はいくつかのコツを押さえて行うことで、成功率が上がります。複数の転職サイトに登録することも、成功への近道となるでしょう。

ぜひ参考に、転職サイトを利用して薬剤師の転職を成功させてください。