株式会社TOKYO BASEの企業インタビュー｜アパレル・ファッションの転職ならエラン

株式会社TOKYO BASE 企業インタビュー

（左）石川夏子さん／STUDIOUS事業部ウィメンズEC担当
（右）尾浦聡信さん／EC強化プロジェクトプロジェクトリーダー

株式会社TOKYO BASE

セレクト業態の中で圧倒的な存在感を放つ「STUDIOUS」
次世代のベーシックモードテイストを意識した「UNITED TOKYO」
ハイエンドカジュアルウェアブランド「PUBLIC TOKYO」

当社は、「日本発を世界へ」という理念をベースに、多様な業態のアパレル事業を展開しています。今回はEC事業のお二人からお話をお伺いしました。

貴社のブランドや制度について教えてください。

石川さん
当社では、セレクトショップ事業、オリジナル商品の販売など、アパレルに関する多彩な事業を展開しています。特に当社を象徴するのが3つのブランド。「STUDIOUS」「UNITED TOKYO」「PUBLIC TOKYO」に加え、DtoC事業も展開しています。
私たちは、国内だけでなく世界を見据えています。「日本発を世界へ」という当社が掲げる理念をもとに、日本から最先端のファッションを提供したいと日々精進しています。

尾浦さん
全ての事業がバランス良く成長しており、ここ数年で組織や仕組みの整備も進みました。
ビジョンに共感して入社する方も増えており、今まで以上に全員が良いモチベーションで仕事に臨めています。

EC事業部の現状を教えてください。

尾浦さん
当社が目指すのは、創業から最速での売上1000億円。その半分である500億円はECによる力で実現したいと考えています。現状は自社ECサイトと他社通販サイトも含めて売上の約35％をECで担っている状態です。

石川さん
社会の価値観が急速に変化する中で、売上全体の50％をECが担えるようになるためには、自社ECサイトの活用方法が達成のカギを握ります。海外の展開にも力を注いでいますが、自社が展開するブランドのこだわりや想いを丁寧に発信し、ECでの売上500億円の実現を目指していきます。

現在力を注いでいるポイントは何ですか？

尾浦さん
当社には、一人ひとりが店長という気持ちで、「上流から下流まで全部やる」という文化があります。幅広いスキルが身に付きますし、何よりプロ意識が養えるので良い面が多いのですが、一人ひとりの負担を軽くし、生産性の高い業務に集中できる環境を整えることも、会社として非常に重要だと感じています。

売上管理や数字分析などのより生産性の高い業務に使う時間を増やすために、余裕を持ったスケジュールを組むように社内全体がシフトしました。その結果、能力を持った方たちが、自分の得意分野や長所を存分に発揮できる場所になりました。現在24名のEC担当が在籍していますが、一人ひとりが自分らしさを発揮しながら活躍しています。社内全体で一人ひとりの個性や得意を尊重する風土があることも、会社の成長につながっているなと感じます。

石川さん
自社ECサイトの成長を加速させるためにも、自社だからこそできることにより一層力を注いでいかないといけません。メルマガやSNSの運営など、様々なチャネルを通じて販路・売上を拡大し、より多くのお客様に“価値”を提供していきたいと考えます。

お客様に提供したい“価値”とは具体的にどのようなものですか？

尾浦さん
私たちは販売・接客に強い会社です。受け身のスタイルではなく、「EC」+「接客」を融合させて、「お客様を接客できるECサイト」を手掛けていきたいという想いがあります。
当社のECサイトをご覧いただければ分かるのですが、商品の説明に非常に力を注いでおり、ブランドを伝える熱量とこだわりはどこにも負けないという自負があります。自社ECサイトを通じて積極的なアプローチを仕掛けていくことが大切です。

石川さん
もともとECサイトを通じた接客には力を注いでいたのですが、転機となったのが2020年。人々のライフスタイル・価値観は大きく変化し、様々な企業が新たな施策を打つ中で、小手先のアプローチではお客様が離れていってしまうと危惧しました。割り切ったシフトチェンジが必要だと感じ、思い切って「EC」+「接客」を融合させる方針に舵を切りました。この経営判断は功を奏し、お客様の心をより掴むことに成功し、変化の激しい時代で勝ち抜く土台が出来上がりました。

ただ、私たちのサービスの本質は“接客”であり、デジタル化によって“接客”の本来の良さが失われてしまったら本末転倒です。接客に関しては自動返信のチャットボットツールなどを使わずに、SNSのメッセージやSNSのライブ配信機能などを活用しつつ、できる限り人の力を介すようなアナログな方法でお客様にアプローチをしています。対面とは違う難しさもありましたが、お客様に安心していただけることを第一に意識していました。

尾浦さん
対面での接客で大切にしたことをオンラインでも感じてもらいたい。オンラインと対面の良さを組み合わせて、より快適な体験を提供することは、これからの時代で大きな“価値”になると考えています。

普段の業務に関して教えてください。

石川さん
商品の仕入れ、販売戦略の立案から、商品の撮影・掲載、お客様対応まで、全部担当するのが当社のスタイルです。商品の仕入れの際には、実店舗のバイヤーと一緒に展示会で買付をします。お客様への対応や、ブランドの担当者様との連携など、コミュニケーションが大切なシーンも多くあります。

ECサイトは、商品を購入されるお客様にとっては「買い物する場所」ですが、ブランド側の視点に立つと「ブランドを発信するメディア」という位置づけにもなります。店頭でポップアップを実施したり、ニュースの掲示場所があったりと、実店舗でのイベント業務にも関わります。ルックブックの撮影や、コラボ商品の撮影などに関わることもあり、業務は本当に多岐にわたります。自分でスケジュールを調節する難しさはありますが、様々な視点から会社と自分自身の成長を楽しめる方にとっては、非常に向いている仕事なのではないかと感じます。

尾浦さん
本来であれば分業するべき業務も当社では担当者が一気通貫で手掛けます。そう聞くと、「大変そうだな…」と感じる方もいるかもしれませんが、何かあれば協力し合う体制が整っています。周囲の力を頼り、時には周囲を巻き込みながら、自分のアイデアを形にしていってください。

仕事のやりがいはどんな部分ですか。

石川さん
当社では、“マーケットイン”ではなく、“プロダクトアウト”の商品に幅広く関わることができます。バイイングの商品が多く、展示会などでデザイナーの方と話す際には気持ちが入ります。こだわりや想いが詰まった商品を、試行錯誤しながら広めていく過程には、非常にやりがいを感じますね。

尾浦さん
「プロダクトアウトの会社です」と自信を持って言える点は、当社の魅力の一つなのかもしれません。

最後に、サイトをご覧になっている方に伝えたいことはありますか。

石川さん
新卒からアパレル業界で接客・販売、MDなどを経験し、2社目となるTOKYO BASEではEC担当として入社しました。当社を選んだ大きな理由は、自分のやりたいことをスピーディーに実現できる環境に惹かれたから。そして、TOKYO BASEの商品が好きで、ビジョンにも共感できたからです。

当社のEC担当は、ただデータを入力するだけの仕事ではありません。上流から下流まで幅広いフェーズに関わりながら、EC事業の売上・集客アップを考えるというやりがいの大きいポジションです。売上・集客を考えるという意味では、店舗運営やマネジメント業務など、実店舗で培ってきた経験も存分に活かせます。私も接客・販売やMDを経験してきましたが、その経験は大いに役立っていると感じます。

尾浦さん
EC業務の経験者の方はもちろんですが、EC業務の経験が無くても「挑戦してみたい」という強い意欲をお持ちの方を歓迎します。エランさんを通じて、どんな方にお会いできるのか。今からワクワクしています。