アパレル業界では、履歴書やエントリーシートを提出する際に、全身写真の添付を求められることがあります。
履歴書の小さな写真とは違い、ポージングやコーディネートなど、どうすれば良いのか困ってしまいますよね。
そこでこの記事では、適切な服装やポージング、撮影場所など、アパレル業界向けの全身写真の撮り方についてご紹介いたします。
アパレル企業が全身写真を求める理由やエントリーシート提出前のチェック事項も解説していますので、是非ご覧ください。
アパレル企業では、履歴書の証明写真とは別に、全身写真を提出するよう求められることがあります。
全身写真の提出を求める理由としては、
・ブランドイメージに合うか
・ファッションセンスはあるか
・TPOをわきまえた格好ができるか(清潔感や常識はあるか)
などが挙げられます。
ブランドにはコンセプトが設定されており、それに合うようショップの内装や商品、スタッフを決めています。
特に、ショップスタッフは、ブランドの魅力や世界観を伝えるブランドの顔のため、ブランドイメージとのマッチ度が重要視されるのです。
応募先ブランドとイメージが異なる服装で写真を提出した場合、「熱意や志望度が低い」と判断される可能性が高まります。
アパレル企業に全身写真を提出する際は、ブランドイメージを意識してコーディネートしましょう。
流行を発信する側であるアパレル業界では、職種にかかわらずトレンドへの意識の高さが重要視されます。
トレンドを上手く取り入れたコーディネートは、ファッションセンスの良さやコーディネート提案の幅広さをアピールできるため、好印象を与えられます。
ただし、どれほど上手にコーディネートできていても、ブランドイメージにそぐわなければ、選考通過は難しいでしょう。
トレンドを意識しすぎてブランドイメージから逸脱しないよう、全体のバランスを見ながらコーディネートしてください。
企業は、選考を受けるにあたり「どのような服装の写真を送ってくるか」で応募者の常識を測ろうとしています。
例えば、
・ダメージ加工のデニム
・タンクトップやミニスカートなどの露出が多い服装
・しわの寄ったシャツ
など、カジュアルすぎる服装や清潔感に欠ける服装は、ビジネスの場にふさわしくありません。
このような服装は「常識がない」と判断されてしまう可能性が高いため、注意が必要です。
アパレル企業が全身写真の提出を求める理由が分かりました。
では、全身写真を撮る際は、どういった服装をしたら良いのでしょうか。
先述の通り、アパレル業界ではブランドイメージとのマッチ度が重要視されるため、応募ブランドのテイストに合わせた服装をすることが重要です。
例えば、
・キレイめブランド⇒キレイめな格好(ジャケット+革靴 など)
・カジュアルブランド⇒カジュアルな格好(ジャケットなし など)
のように、テイストを合わせましょう。
全身そのブランドの製品にする必要はありませんが、やはり自社ブランドのアイテムには目が留まりますし、身につけてもらっていれば嬉しいものです。
好印象にも繋がるため、手持ちの服に応募先ブランドのアイテムがあれば、取り入れましょう。
アパレル業界では、トレンドへの感度の高さが重要視されるため、季節感やトレンドを意識してコーディネートしましょう。
とはいえ「コートにマフラー、帽子をかぶってロングブーツを履く」「ノースリーブにショート丈のボトムスを合わせてサンダルを履く」など、極端な服装はおすすめしません。
季節感やトレンドを重視するあまり、奇抜な格好やラフすぎる格好になってしまうと「常識がない」と判断される可能性があるため、全身のバランスを見て調整してください。
アパレル業界に限ったことではありませんが、清潔感は最低限のマナーです。
衣服を取り扱うアパレル業界では特に重要視されるポイントで、清潔感に欠けた服装をすると「常識がない人」「人に見られる意識が低い人」と判断されます。
きちんとアイロン掛けされた清潔な衣服で写真撮影に臨んでください。
全身写真を送る場合は、応募ブランドのテイストに合わせた服装をするのが基本ですが、「テイストに合うなら何でもOK」というわけではありません。
全身写真には、常識の有無を測る目的も含まれているため、企業選考にふさわしくない服装はNGです。
例えば、胸元の大きく開いた服やノースリーブ、丈の短いボトムスなど、露出度の高い服装は、非常識と捉えられる可能性が高いので避けましょう。
また、過度に体のラインが強調されるような服装は避けた方が無難です。
相手に不快感を与えたり、非常識な印象を与えてしまったりする服装は避けましょう。
例えば、
・スウェット
・ダメージデニム
・シワの寄った服
・全体的にダボっとした服
・手入れ不足を感じる靴
のような、だらしない服装は印象が悪化して不合格になる可能性が高まります。
他ブランドの服を着るのは全く問題ありませんが、大々的に他ブランドのロゴが入っているようなアイテムはやめましょう。
他ブランドのロゴ入りアイテムを着た写真が送られてきたら「送る写真を間違えている?」「うちに興味ないのかな」と困惑してしまいます。
他ブランドの服を着る際は、ロゴ入りや特徴的なデザインのアイテムは避け、できる限りシンプルなアイテムを選ぶのがポイントです。
全身写真を撮影する場所は、
・屋外
・フォトスタジオ
の2つです。
屋外で撮影する場合、自分で撮影もしくは友人に撮影してもらえるため、費用が掛からないのがメリットです。
例えば、
・人通りの少ない街中
・大学のロビーやラウンジ
・公園
・シンプルな背景(白っぽい壁の前やなど)
など、明るく開けた場所で撮影すると服装が映えるのでおすすめです。
屋内でも問題ありませんが、人が映り込んだり、部屋の中が映ったりしないよう注意しましょう。
一方、NGな場所は、
・薄暗い場所(夜の撮影もNG)
・一般的にイメージが悪い場所(墓地など)
・背景の方が目立つ(看板だらけ・雑踏の中など)
です。イメージが悪化する恐れがあるため、こういったロケーションは避けてください。
晴れた日の明るい時間帯に撮影すると、あなたの雰囲気や服装が伝わりやすくなるため、天気や時間帯も意識しましょう。
素人に撮影を依頼する場合、写真の構図や背景、光の当たり方など、細かいところまで気が回りません。よほど上手な人に頼まないと品質が低下するので、注意が必要です。
また、SNSなどで使われる加工フィルターやプリクラの写真はふさわしくありません。
費用は掛かりますが、プロのカメラマンに依頼できるため、品質の良さは確実です。
ブランドのイメージや表現したい雰囲気をカメラマンに伝えれば、ポーズのアドバイスをしてもらえます。
また、光の当たり方や角度、姿勢、表情など細部にまで気を配って撮影するため、あなたの魅力を最大限引き出した写真が手に入りますよ。
「プロに依頼すれば良い写真を手にできるのは分かっているが、なるべく節約したい」という人がほとんどでしょう。
全身写真を自撮りする場合は、三脚にスマホやデジカメをセットし、タイマー機能を使って撮影もしくは、リモコンシャッターを使います。
ご参考にご覧ください。
下から斜め上のアングルで撮ると、足が長く見えます。
床に置いてしまうと、縦幅が強調されすぎて不自然になるため、膝くらいの位置にセットして、少し離れた場所に立って撮影してみてください。
照明の真下に立つと顔に影が出るため、実際よりも老けた印象になります。
屋内なら照明が自分の斜め上になるように、屋外であれば太陽の方を向いて撮影しましょう。
全身写真を撮る際、ポージングに困惑する人も多いでしょう。
ここでは、ポージングと表情についてご紹介いたします。
企業は「応募者の雰囲気を知りたい」と思っているため、ファッションモデルのようなポージングをする必要はありません。また、ピースや顔の隠れるポーズはNGです。
モデル風のポージング写真は、印象には残るでしょうが、高評価に繋がらないこともあります。
全身写真は、正面を向いて立っているだけだとスタイルが悪く見えるため、つま先を斜め前方に向けた状態で、上半身を正面に向けて立ちましょう。
腰に少しひねりが加わることで体のラインがきれいに出て、スタイルが良く見えますよ。
この時、軽く顎を引いてピンと背筋を伸ばし、両肩を開くように意識すると、姿勢が良くなります。
手の位置は、
・おへそのあたりで軽く組む⇒軽くひじを後ろに引き、指先を揃える
・身体の横に自然におろす⇒腕が身体に密着しすぎないよう、自然に伸ばす
のように、手と身体にバランスよく空間を入れると自然です。
指先は中指と薬指を意識的に揃えるときれいに見えます。
無表情はNGです。あなたの雰囲気が伝わるよう笑顔で撮りましょう。
ブランドによっては、クールな表情でも問題ないかもしれませんが、接客の仕事に笑顔は欠かせないため、にこやかな表情の方が好感を持ってもらえます。
証明写真とは違うため、歯が見えるくらいニッコリ笑っても問題ありません。
表情がこわばって上手く笑顔が作れない場合は、「ウィ」と言った状態で軽く唇を閉じてみてください。
口角が上がって柔らかい表情になりますよ。
全身写真では、服装だけでなく身だしなみもチェックされています。
プリンやダメージヘア、寝ぐせのような、手入れの行き届いていない髪は清潔感に欠けるため、NGです。ブランドイメージに合わせてヘアセットしましょう。
派手な髪色やトライバルヘアー、盛り髪など極端でなければ、顔が隠れないようセットする程度で問題ありません。
髪の長い女性は、ハーフアップなどにアレンジすると清潔感を持たせつつ、華やかさを演出できます。
また、男性はナチュラルなセットにすると好印象です。
ノーメイクやギャルメイクのような濃すぎるメイクは、ふさわしくありません。
例えば、
・キレイめブランド⇒洗練された華やかメイク
・カジュアル系ブランド⇒トレンドを意識したメイクやナチュラルメイク
のように、ブランドに合わせてメイクしましょう。
なお、全身写真は引きで撮るため、多少濃い目にメイクしても問題ないです。
基本的にヒゲは剃って撮影します。
ファッション性の高いヒゲでも、選考の場にはふさわしくありません。
アパレルの場合、ナチュラルなカラーコンタクトであれば問題ありません。
ブルーやグリーンなどの明るい色や黒目を強調するタイプのコンタクトは、不自然な印象を与えるため、避けた方が無難です。
ブランドイメージやコーディネートに合っていれば、多少大ぶりなアクセサリーであっても問題ありません。
ただし、悪目立ちすることもあるため「大ぶりなピアスをつける時は、ネックレスをつけない」など、全体のバランスを見て調整してください。
なお、男性の場合、アクセサリーはつけない方が無難です。
男性のアクセサリーを不快に感じる人も少なくないため、写真撮影や面接時は外しておきましょう。
写真は企業にあなたがどういった人物なのか、印象付ける重要なアイテムです。
エントリーシートと一緒に写真を添えて提出する前に、
・サイズは合っているか
・3ヶ月以内に撮影した写真か
・写真の裏に氏名を記入したか
必ず確認しましょう。
全身写真のサイズは「L版(縦127mm×横89mm)」と呼ばれる普通サイズの写真を使います。
一方、履歴書やエントリーシートに添付する一般的な写真のサイズは「縦40mm×30mm」の小さな写真です。
ただし、エントリーシートは独自のフォーマットを利用している企業もあるため、写真添付欄の大きさが一般的なサイズと異なることもあります。
写真添付欄の枠よりも大きすぎたり、小さすぎたりすると良い印象ではないため、丁度良いサイズになるよう調整してください。
スピード写真で撮る際は「履歴書用」を選択すれば問題ありません。
髪型や体重の変動など、顔の印象が変わらない3ヶ月以内に撮影した写真を送ってください。
稀に、プライベートで撮影したであろう写真を切り取って送ってくる人や、昔撮った写真を使い回す人もいますが、写真の使い回しは印象が悪いため、絶対にやめましょう。
3ヶ月以内であっても「バッサリ髪を切った」「大幅に体重が増えた(減った)」など、印象が変わる場合は、撮り直しが必要です。
写真を提出する場合は、写真の裏面に自分の氏名を必ず記入しましょう。
学生の場合は、自分が通っている大学名、専門学校名も合わせて記載するようにしましょう。
万が一、他の応募者の書類と混ざってしまった時、氏名が書かれていないと誰のものか分からず、採用担当者を困惑させてしまいます。
アパレル業界では、ブランドイメージとのマッチ度やファッションセンス、常識の有無を確認するために、全身写真の提出を求めることがあります。
企業側の意図を把握した上で、洋服をコーディネートし、撮影に臨みましょう。
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