アパレル業界の転職！履歴書の書き方や志望動機のポイントとは？｜アパレル・ファッションの転職ならエラン
転職活動で必要となる「履歴書」は、自分をアピールする重要な書類ですが、適当に書いてしまっている人も多いです。
書類選考を通過するには、採用担当者があなたに興味を持つような履歴書を作成しなくてはなりません。
そこで、今回は履歴書の書き方や注意点、志望動機作成のコツをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
「履歴書は手書きで書かなくてはならない」と思っている方も多いですが、最近ではパソコンでの作成でも構いません。
特に、近年は在庫管理や商品発注など、店舗でも頻繁にパソコンを使用するため、基礎的なパソコンスキルは必要です。
綺麗に書こうと努力した履歴書は誠意が伝わってくるため、好感を持つ担当者もいるでしょう。
しかし、手書きの履歴書からはパソコンスキルがあるかどうかを判断できませんし、手書きの文書を印刷すると文字が潰れて読みにくくなることもあります。
そのため、企業側から特に指定されていない場合は、パソコンで作成するのがおすすめです。
【日付】
履歴書の一番上に、「企業へ提出する日付」を記載しましょう。
日付は、
・郵送する場合⇒ポストへ投函する日
・持参する場合⇒企業へ訪問する日
を書いてください。
年表記は西暦表記でも、和暦表記でも特に問題はありません。ただし、「令和〇年」、「20○○年」のように、和暦と西暦が混在していると非常に分かりづらいです。
履歴書全体で統一するのはもちろんのこと、提出する他の書類とも統一しましょう。
また、履歴書は基本的に横書きですので、数字は漢数字（一、二、三…）ではなく、アラビア数字（1、2、3…）で記載してください。
【氏名】
姓と名の間にはスペースを空け、読みやすいように記載しましょう。
ふりがなを入れる際、ひらがな、カタカナで迷うこともありますが、
・ふりがな⇒ひらがな
・フリガナ⇒カタカナ
のように、履歴書の「ふりがな」という文字を確認し、合わせてください。
【写真】
履歴書へ添付する写真サイズは、横3cm×縦4cmの長方形が一般的です。
履歴書の写真は、
・3カ月以内に撮影したカラー写真
・背景は無地（ブルーかホワイト）
・胸から上を正面から撮影している
・歯を見せない程度に微笑む
・目立つアクセサリーは外し、清潔感のある服装
のものを使用すると、好印象を与えられます。
手書きの履歴書を作成する際は、万が一、写真が剥がれてしまったときに、誰の写真かが分かるよう写真の裏に名前を記入するのがマナーです。
なお、書き損じることもあるため、写真は最後に貼りましょう。
【生年月日/年齢】
年表記の西暦、和暦を他の部分と統一して記載し、年齢は提出日の年齢を記載してください。
【住所】
現住所を都道府県から記載します。
郵便番号やマンション名、ふりがなも必ず記載してください。
【連絡先】
現住所と異なる場合のみ記載し、同じ場合は「同上」だけで問題ありません。
【電話番号】
携帯電話など、日中連絡の取りやすい番号を記載します。
【メールアドレス】
連絡の取りやすいメールアドレスを記載します。G-mailのようなフリーメールでも構いません。
学歴や職歴を同じ枠内に記載する場合、見本と同様、各項目の一行目の中央に「学歴」もしくは「職歴」と書いてから経歴を記載してください。
【学歴】
学歴は、
・義務教育（中学校）から記載する場合⇒卒業年月のみ
・高校、専門学校などから記載する場合⇒入学・卒業年月
を記載します。
なお、高校の場合は「私立・公立」、専門学校や大学の場合は、学部・学科・コース名などの専攻も忘れずに記載しましょう。
また、学校名を「〇〇高校」と略して記載する方もいますが、企業に提出する正式な文書で略称を使用するのはふさわしくありません。
必ず「高等学校」と正式名称で書いてください。
【職歴】
職歴の場合、時系列順に入社・退社年月を記し、正式名称で記載していきます。
業種と従業員数は会社名の横もしくは次行に記載し、その一つ下の行に職務内容も簡潔に記載します。
下記のケースでは、
・同企業内で部署変更があった場合⇒部署名と異動年月を記載
・合併や買収で社名変更があった場合⇒「株式会社○○（現：株式会社☆☆）」と記載
・就業中の企業の退職日が決定している場合⇒「令和〇年〇月 株式会社○○ 退職予定」と記載してください。
退職の場合は退社年月の右横に退職理由を添え、就業中の場合は現在の年月の右横に「現在に至る」と記載します。
職歴の最終行には、「以上」と右寄せで記載してください。
履歴書に書ききれない場合は、ある程度まで職歴を記載した上で「詳細は職務経歴書記入」としても問題ありません。
業務に関連する免許・資格だけ記載します。
また、免許・資格を記載する際は、免許を先に書いてから資格を記載し、習得に向けて勉強中のものがあれば、そちらも併せて記載しましょう。
履歴書に「志望動機や特技、自己PRなど」とまとめて記載されている場合、すべての項目を書く必要はありません。
応募企業への思いや自分の強みを記載してください。
また、枠内に余裕があれば、趣味や特技を記載しても良いでしょう。
面接官は、応募者とのコミュニケーションを大切にしているため、趣味や特技が記載されていると、会話のきっかけになるかもしれません。
【通勤時間】
この欄には、自宅から会社へ到着するまでにかかる片道の所要時間を、5分単位で記載してください。
通勤経路が複数ある場合は、最短経路の時間を記載します。
勤務地の候補が複数あり、希望する勤務地がある場合は、「△△支店への勤務時間」と添えておくと良いでしょう。
【扶養家族（配偶者を除く）】
扶養家族とは、同居の有無に関係なく、あなたが養っている家族のことです。
配偶者を除いた扶養家族（子ども、両親、祖父母、兄弟姉妹など）の人数を記載し、独身で一人暮らしをしている場合は、「0」と記載してください。
【配偶者】
配偶者がいる場合⇒「有」に〇をつける
配偶者がいない場合⇒「無」に○をつける
【配偶者の扶養義務】
配偶者が扶養家族の場合⇒「有」に〇をつける
配偶者が扶養家族ではない場合⇒「無」に〇をつける
応募先企業が複数職種を募集している場合は、希望職種を記載しましょう。
また、勤務地や給与などの待遇面については、「貴社規定でお願いいたします」や「貴社の規定に従います」と記載します。
履歴書を書く際は、
・年表記は統一する
・誤字・脱字や略字、略称を使わない
・空欄にしない
・黒のボールペンで記入する（手書きの場合）
・履歴書は使い回さない
点に注意しましょう。
和暦と西暦が混在していると、非常に分かりにくいです。
提出書類の年表記が統一されていないと、「配慮に欠ける人物」と思われてしまうため、必ず統一させましょう。
誤字・脱字があったり、略字、略称が使われていたりすると、「本命の応募ではないのかな」と捉えられてしまいます。
すべての項目を記載したら、提出前に誤字・脱字などの不備がないか必ず確認しましょう。
空欄のない履歴書からは、熱意や誠意が伝わってくるため、できる限り記載しましょう。
また、空欄は「記載漏れ」と判断される可能性があるため、記載できるものがない場合は、「特になし」と記載してください。
手書きの場合は、黒のボールペンを使いましょう。
履歴書に鉛筆や色ペン、消せるボールペンが使われていると、常識がないと判断されてしまいます。
手書きの場合、履歴書が返送されることありますが、それを他社に提出するのは絶対にやめましょう。
履歴書の使い回しは非常に印象が悪いため、必ず新しい履歴書を作成してください。
志望動機を作成する際は、
・重要度の高いものから書く
・具体的な内容を書く
・自分の言葉でブランドの魅力を書く
の3つのコツを抑えましょう。
他の応募者よりも優位に立つには、「読みやすく、分かりやすい」内容にすることが重要です。
応募先企業で働きたいと思った理由（結論）を書いてから、具体的に説明していきましょう。
応募先企業で働きたいと思ったエピソードなど、具体的な内容を書くと、理由の裏付けになるため、信頼性が上がります。
「どこに魅力を感じたのか」自分の言葉で書かれていると、好印象を与えられます。
店舗訪問や企業ホームページから閲覧するなど、積極的に情報収集して理解を深めましょう。
理解が深まれば、応募先企業の求める人物像も見えてくるため、志望動機も書きやすくなります。
アパレル業界の採用担当者は、どのような志望動機に好感を持つのか、みていきましょう。
商品やスタッフ、店舗へ足を運んだ際の感想が書かれていると、「本当にうちのブランドが好きなのだろうな」と感じます。
最近は、あまり情報収集しないで応募してくる人も多いので、「何に惹かれたのか」具体的に書かれていると好感が持てます。
求人募集情報をしっかり理解した上で、目標とするキャリアが書かれていると好印象です。
例えば、「マネージャーや本部スタッフへのキャリアアップも目指せる」と求人に書かれていた場合、それと絡めて応募した動機が書かれていると、熱意や意欲が伝わってきます。
アパレル職の志望動機例文を悪い例・良い例に分けてご紹介します。
【NG例文1】
貴社商品のデザインやコンセプトに惹かれ、志望しました。
接客経験はありませんが、コミュニケーション能力を活かして一日も早く戦力になれるよう精進して参ります。
志望理由が漠然としており、コミュニケーション能力のある根拠（具体例）も書かれていません。
全体的に内容が薄いため、「うちの志望度は低いのだろうな」と感じられる志望動機です。
では、採用担当者に好印象を与えられる志望動機の例文をみてみましょう。
【例文1】アパレル業界の経験あり
デザイン性の高さと品質、着心地の良さを追求した商品や、高い接客レベルに強い魅力を感じ、志望いたしました。
3年間○○の販売員として勤務し、ディスプレイやお客様に合わせた接客を行ってきた結果、全国個人売上で1位を獲得することができました。
これまでのスキルと経験を活かして貴社へ貢献し、店長就任を目指して全力を尽くしたいと考えております。
前職での経験を伝えるだけでなく、具体的な数字を盛り込むことで、即戦力として活躍できることがアピールできます。
また、具体的な志望理由や、これまでの経験を踏まえた一貫性のあるキャリアの目標は、採用担当者に好印象を与えられます。
【例文2】アパレル業界未経験
機能的で繊細なデザインと、居心地の良い雰囲気を作ってくださる販売員の方に惹かれ、貴社に応募いたしました。
飲食店で3年の接客を担当し、常に笑顔でお客様と接していたところ、「いつも明るくて元気になる」とお褒めの言葉をいただけました。
これまでの経験を活かし、多忙な時でも笑顔を絶やさず、お客様一人ひとりに合った商品を案内できる販売員を目指して参ります。
異なる業界であっても、お客様を相手にする点はアパレル職と共通しているため、接客経験は強みになります。
例文2のように具体的なエピソードを交えながら、「入社したらどうなりたいのか」ついても記載されていると好印象を与えられます。
履歴書は、企業に自分をアピールできる書類です。
採用担当者に「会ってみたい」と思ってもらえるよう、ご紹介した内容を参考に作成してみてくださいね。
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