企業で就業体験ができるインターンは、憧れの業界の実情を知る貴重な機会であるため、近年注目されています。
アパレル企業でもインターンを実施する企業が増えているため、アパレル企業のインターンに参加するメリット・デメリットや、実施内容についてご紹介していきます。
また、インターンの面接でよくある質問や服装のポイントについてもまとめていますので、ぜひご覧ください。
アパレル業界のインターンに参加すると、どのようなメリット・デメリットがあるのか見ていきましょう。
アパレル業界のインターンに参加するメリットをご紹介します。
アパレル業界のインターンに参加すると、様々なメリットがあることが分かりました。
では、どのようなデメリットがあるのでしょう。
学業やアルバイトとの両立が難しくなる場合もある
数ヶ月以上の長期インターンに参加する場合、「最低でも週○日、○時間以上」のように、出勤日数や勤務時間を決められているものが多いです。
拘束時間が長いため、学業やアルバイトとの両立が難しくなる場合もあります。
長期インターンを行う場合、
・授業の時間割りを工夫する
・アルバイトのシフトを調整する
など、学生生活に支障をきたさないよう、しっかりとスケジュール管理を行う必要があります。
また、長期インターンは給料が発生するため、アルバイトを辞めてインターンに専念する学生もいます。
アルバイトよりも責任が重くなる
責任のある仕事は社員が行うため、アルバイトは簡単な業務を任されることが多いです。
長期インターンの場合、企業を運営する一員として実務に携わるため、正社員と同じように責任ある仕事を任されることも多々あります。
販売ノルマや締め切り、深い考察を要求されることもあるため、アルバイトと比べると責任は重くなるのです。
しかし、社員と同様の仕事を任されることは悪いことではありません。
なぜなら、ビジネスマナーや仕事の進め方、ショップに来店するお客様との接し方などを事前に学べるため、入社後スムーズに仕事に取り組めるからです。
職場の雰囲気が分からないこともある
1dayインターンなどの短期インターンは、説明会やワークショップ形式であることが多いです。
実際の業務を体験するわけではないため、長期インターンのように職場の雰囲気をつかんだり、適性を測ったりすることは難しいでしょう。
ネガティブな情報も出てきづらいことから、短期インターンでは理想と現実のギャップを埋められないこともあります。
アパレル業界で行われることの多いインターンの種類と、その内容をご紹介します。
アパレル業界のインターンは、
・説明会
・就業体験
・ワークショップ
の形式で行われることが多いです。
説明会形式のインターンでは、役員や現場社員から
・事業内容の説明
・業界や業務についての説明
・社員との交流会
などが行われます。
一方的な説明だけでなく、質疑応答の時間が用意されているため、疑問点を書き出しておくと良いでしょう。
就業体験では、社員が行っている業務を体験することができます。
実際の職場で実務を体験することで、自分がイメージしていた仕事内容のズレを修正し、職場の雰囲気を知ることができるため、仕事や企業への理解を深められます。
<ワークショップ>
ワークショップでは、企業から出された課題に個人やグループで取り組み、最終的にプレゼンを行います。
企業によっては、プレゼン内容に対して現役社員からフィードバックをもらえたり、優秀者に特典を用意していたりすることもあります。
では、実際にどのような内容のインターンが実施されているのか、見ていきましょう。
ワールドグループでは、ワークショップや説明会形式でインターンが行われています。
ファッション業界の基礎的な知識に加え、マーチャンダイザー・企画・広報などの様々な専門職の話しを聞き、ワークを通して企画づくりも経験できるため、実践的に学ぶことが可能です。
また、販売員向けのインターンでは、先輩社員の話しや身だしなみ・メイク講座、販売員体験もできます。
トゥモローランドは、販売・バイヤー・プレスなどの様々な仕事を体験できる1dayインターンを行っています。
トゥモローランドで経験できる仕事を、各職種のスタッフと一緒に体験できるプログラムです。
業界や企業理解が深まるのはもちろんのこと、現場で働く社員の生の声を聞くことができるため、貴重な経験となるでしょう。
イトキンでは、1dayインターンを行っています。
インターンでは、会社説明の他に、グループワークで自己分析やコーディネート提案を行うため、自己理解を深めることも可能です。
ファーストリテイリングは、長期インターンや短期インターンなど、様々な職種を対象とした多様なインターンを行っています。
海外インターンでは、実際に海外へ渡航し、就業体験や現地調査、現地社員とのディスカッションを通して経営課題解決の戦略を立てるプログラムが組まれています。
また、現地の経営者とのディスカッションや、アドバイスをもらうことも可能です。
ファッションレンタルサービスのエアークローゼットは、エンジニアや企画、デザイナーといった職種の長期インターンを行っています。
実際の職場で憧れの職業を体験することができるため、その仕事に必要な知識やスキルを身につけることができます。
インターン選考の面接では、志望動機や自己PRといった定番の質問に加えて、アパレル業界特有の質問もされます。
面接では必ず聞かれるため、志望動機を明らかにしましょう。
採用担当者は、志望動機から応募者の熱意や意欲、適性を測ろうとしています。
そのため、
・その企業のインターンに参加したい理由
・インターンでの体験を通して身につけたいもの
を、伝えることが重要です。
「そのブランドが好き」だけではなく、企業の特徴や魅力をふまえた上で、志望動機を伝えられるよう、事前に企業研究を行いましょう。
アパレル企業に限らず、就活では定番の質問です。
採用担当者は、自己PRの質問から応募者の強みや人柄を知り、適性があるか判断しようとしています。
効果的な自己PRを作成するポイントは、その企業が求める人物像を調べ、それにマッチするあなたの長所をアピールすることです。
まずは、自分の長所や短所、過去の成功体験、失敗体験を洗い出して、自己分析をしましょう。
採用担当者は、この質問から物事に取り組む姿勢や、問題発生時にどのような対応を取るのかを知りたいと考えています。
学生時代の取り組みについて伝える内容は、アパレルとは関係ないエピソードでも問題ありません。
エピソードについて話す際は、
・いつ
・どのようなことを
・だれと
・どれくらいの期間
・どのような方法で
といった、基本的な情報について分かりやすく説明した上で、「どのような結果になったか」「何を得たか」も伝えましょう。
アパレル企業に入社すると、販売職に限らず、どの職種も始めは販売員として現場に配属されることが多いです。
接客経験の有無が直接的な合否判断につながるわけではありませんが、経験のある人は、積極的にアピールしましょう。
また、接客経験のない人は「接客経験はないが、経験していきたいと考えています」など、積極的な姿勢をアピールすることが重要です。
面接では、最後に「何か聞いておきたいことや、分からないことはありますか?」と、面接官から逆質問されることも多いです。
何も答えられないと消極的な印象を与えてしまうため、
・インターン参加前に学んでおいた方が良いこと
・インターン内容で疑問に感じた点
など、インターンへの参加意欲をアピールできる質問を、いくつか用意してきましょう。
ただし、事業内容や企業理念といった、企業ホームページを見れば分かるような内容の逆質問は、「何も調べていません」と言っているようなものです。
大変印象が悪いので、しっかりと企業研究を行ってから臨みましょう。
アパレル企業のインターン面接や企業説明会は、「私服でお越しください」と言われることが多いです。
なぜかというと、
・自社のブランドイメージに合うか
・TPOに合わせた服装ができるか(常識があるか)
・ファッションセンス
を確認したいからです。
説明会では、多くの学生が参加するため「悪目立ちしなければ問題ないだろう」と考えている人もいるでしょう。
しかし、企業が服装指定を行う場合、先に述べたような明確な意図があるため、ほとんどの企業が参加者一人ひとりの服装や髪形など、身だしなみをチェックしているのです。
インターン選考や説明会の服装のポイントは、
・ブランドイメージに合う
・トレンドを取り入れている
・清潔感がある
です。
アパレルブランドには、それぞれのコンセプトがあり、それに沿った商品が展開されています。
パンク系ファッションの人がキレイめブランドの面接・説明会に参加しても、「うちのブランドイメージに合うな」とは思いませんし、働いている姿も想像できません。
例えば、
キレイめブランド⇒ジャケットや革靴を着用する
カジュアル系ブランド⇒ジャケットは着用しない
など、希望するブランドイメージに合わせた服装にしましょう。
また、希望ブランドの洋服で固める必要はありませんが、一目で競合ブランドのものと分かるようなアイテムは、避けた方が無難です。
流行を発信するアパレル業界では、トレンドに対する感度の高さも重要なポイントです。
トレンドを取り入れた着こなしができていると、ファッションセンスをアピールできます。
ただし、いくらおしゃれでも、ブランドイメージに合わない服装だと意味がないため、全体の雰囲気を見てコーディネートしましょう。
清潔感は最低限のマナーです。
清潔感がないと「TPOをわきまえた行動ができない人」と判断される可能性が高いため、着用するアイテムに汚れや破損はないか、不快な臭いが染みついていないか確認してください。
面接や説明会では、
・デニム
・スニーカー
・サンダル
・ブーツ
・タイツ(カラー・柄)
・帽子
といった、アイテムは避けましょう。
ブランドによっても判断は異なるでしょうが、一般的にこれらのアイテムは、ビジネスの場面にふさわしくありません。
【髪型】
服装だけでなく、髪形やメイクもチェックされています。
アパレル業界は、他業界よりも自由度が高いですが、何でも良いわけではありません。
派手な印象を与える赤髪や金髪、巻き髪は避け、
ラグジュアリー系ブランド⇒男性:かっちりセット、女性:アップスタイル
カジュアル系ブランド⇒男女ともにトレンドを意識したスタイルにセット
のように、ブランドイメージに合わせて整えます。
また、寝ぐせやプリン(根本と髪全体の色が違う)、パサつきのあるダメージへアは清潔感に欠けるため、必ずケアしましょう。
【メイク】
ブランドにもよりますが、派手すぎるメイクは好まれません。
不自然な印象を与えるカラーコンタクトや、ギャルメイクを連想させるような濃いメイク、ノーメイクは避けましょう。
メイクも髪形同様、
ラグジュアリー系ブランド⇒華やかなメイク
カジュアル系ブランド⇒ナチュラルメイク・トレンドを取り入れたメイク
のように、ブランドイメージに合わせましょう。
インターン面接や説明会と同じく、インターンに参加する際も「ファッションセンス」や「常識」の確認といった理由で、私服指定されることが多いです。
そのため、インターン参加時も
・ブランドイメージに合う
・トレンドを取り入れる
・清潔感がある
服装を心掛けてください。
インターン参加時に避けるべき服装は、
・インターン先のブランドで揃えない
・ラフすぎる格好
です。
ラフすぎる服装
インターンは、あくまで就活の一環であるため、デニムやスニーカーといった、ラフすぎる格好はNGです。
ただし、企業やブランド、インターンの内容によっては、こういったアイテムを問題なく着用できるケースもあります。
「どのような服装をしたら良いのか分からない」「ファッションセンスに自信がない」といった場合は、先輩社員の服装を参考にしましょう。
特に、オフィス勤務の場合は、「オフィスカジュアル」「ジャケット必須」「デニムOK/NG」など、独自のルールがあることも多いです。
事前に服装のルールを確認しても、今一つピンとこないこともあるでしょう。
初日は失礼に当たらない服装で参加し、先輩社員の服装を参考にしながら、手持ちの服をコーディネートするのがおすすめです。
企業から指定されることの多い、オフィスカジュアルのオススメコーディネートをご紹介します。
男性のオフィスカジュアル
男性の場合は、「ジャケット+シャツ」をベースにコーディネートしましょう。
コットン素材やジャージー素材、ウール素材などのテーラードジャケットに、チェックシャツやニットタイを組み合わせると、遊び心が出ますよ。
パンツは、センタープレスのある「スラックス」を合わせるとかっちりした印象になり、センタープレスのない「チノパン」だとカジュアルな印象になります。
肌寒い季節は、ダークカラーが多くなるため、シャツの上に差し色になるようなニットを羽織るのがおすすめです。
また、スーツのジャケットを他のものと組み合わせるのは、やめましょう。
スーツは、ジャケットとパンツがセットで作られているため、他のものを合わせてしまうと、違和感が出てしまうのです。
ジャケット単体で売っている自分の身体にフィットしたものを選びましょう。
女性のオフィスカジュアル
女性の場合は、「ジャケットorカーディガン+シャツ+スカートorパンツ」をベースにコーディネートしましょう。
ジャケットは、テーラードでもノーカラーでも問題ありませんが、白・黒・ネイビーなどのベーシックカラーを選ぶと、コーディネートしやすくなるのでおすすめです。
レース・ストライプといった、デザイン性の高いシャツやカットソー、ブラウスを合わせると、華やかな印象になります。
スカートは短いとカジュアルな印象になるため、ひざ丈のものが無難です。
また、ワンピースを持っておくと、上からジャケットやカーディガンを羽織るだけで上品なスタイルに仕上がりますよ。
アパレル企業のインターンに参加すると、企業や仕事への理解が深まるため、理想と現実のギャップを埋めることができます。
アパレル企業のインターン選考を受ける学生は、企業研究を行った上でインターンに参加する目的を明確にすることが重要です。
そして、面接やインターンに参加する際は、ブランドイメージに合った服装を意識しましょう。
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