アパレルの就活で知っておきたいこと

求人サイトを利用する

アパレル業界を目指す場合も、通常の就活と同様に求人サイトをチェックしてみましょう。
セレクトショップやハイブランド、国内の有名ブランドなど、様々なアパレル企業の求人情報が簡単に手に入ります。

また、求人サイトを利用すれば、職種や勤務地、待遇、応募条件など、あなたの希望に合う企業を絞り込むことも可能です。
しかし、様々な求人があるといっても求人サイトでは店舗での販売職がほとんどです。
そのため、販売職以外の求人を探す場合は、人材紹介や人材派遣を利用する、アルバイトから社員登用を目指すなどの方法も検討する必要があります。

人材紹介会社を利用する

人材紹介会社に登録し、自分にマッチする企業・仕事を紹介してもらう方法もあります。
人材紹介会社を利用すると、キャリアコンサルタントとの無料相談もできます。

例えば、
・キャリアの棚卸
・自己分析（自分の強み・弱みなど）のサポート
・履歴書添削
・面接対策
などを行っているため、効率的な就職活動が実現するでしょう。

また、人材紹介会社では、新卒向けの求人や非公開求人など、多様な求人を取り扱っているため、自分では考えつかなかった企業・職種に巡り合えます。

人材派遣会社を利用する

派遣社員で経験や実績を積みながら、正社員登用を目指す方法もあります。
アパレル業界では、「正社員募集はしていないが、派遣社員で募集している」ケースが多く、時給もアルバイトより高めに設定されています。
ラグジュアリーブランドの求人も多々あるため、憧れのブランドで働くことも夢ではありません。

また、経験・実績を積んでいけば、転職する際も有利に働くでしょう。

アルバイトから入社し、社員登用を目指す

アパレル業界には、ショップスタッフやアシスタントなどの職種があり、アルバイト・派遣社員といった、非正規雇用者が多く働いています。
一般的に非正規雇用の求人は、正社員よりも応募条件のハードルが低いため、アルバイトで入社し、実績を積みながら正社員を目指す人も多いです。

また、志望ブランドでアルバイトとして働けば、正社員として入社する前に企業の内情を知ることができますし、就活時のアピール材料にもなります。
ただし、企業によって正社員登用の条件は異なるため、注意が必要です。正社員登用制度自体ない企業もあるため、事前に確認しておくと安心です。

販売員

店頭に立ち、ご来店されたお客様に自社ブランドの商品を提案する仕事です。
販売員の仕事は、接客・販売を中心に、ディスプレイの変更や商品陳列、在庫管理、レジ締め作業など、店舗運営に関する様々な業務を行います。
販売員は、入社後の研修や現場教育で販売スキルを身につけていくため、経験・学歴不問の求人が多く、未経験者でもチャレンジしやすい職種です。

営業

アパレル業界の営業は、自社の商品を百貨店やアパレルショップ、小売店などへ営業販売する仕事です。

例えば、
・営業活動
・展示会に来場したバイヤーとの商談
・販売促進活動の企画
・マーケットの情報収集
といった、業務を行っています。

営業は、商談相手に自社商品の良さを的確に伝えなくてはならないため、ファッション・アパレル業界に関する幅広い知識やコミュニケーションスキル、プレゼンテーションスキルが求められます。

事務

アパレル業界の事務職には、営業事務や人事、経理、総務など、様々な職種があります。
詳細な仕事内容はそれぞれ異なりますが、どの事務職も、
・電話対応
・来客対応
・資料作成
を行います。

裏方から組織を支える職種ですが、社内外の人と接する機会も多いため、コミュニケーションスキルやビジネスマナーが必要です。
繁忙期には、ヘルプとして店頭に立つこともあるため、アパレル経験者は優遇される傾向にあります。

ただし、経理のような専門性の高い事務職の場合、アパレル経験よりも、経理の実務経験や簿記などの資格保有者が優遇されることが多いです。

販売職として新卒入社した場合のキャリアプラン例

・販売員 ⇒ 店長 ⇒ エリアマネージャー

販売員
販売員として、数ヶ月～数年間店頭で接客・販売を行い、実績を積んでいきます。

店長
販売員の仕事に加え、売り上げ管理や面接、研修、シフトの作成といった、マネージメント業務も担当します。

エリアマネージャー
担当エリアの店舗の売上管理やマーケティング、商品構成、教育、販売戦略の策定を行います。

総合職として新卒入社した場合のキャリアプラン例

・販売員 ⇒ 本社勤務

総合職として入社した場合も、販売員としてキャリアをスタートさせる企業がほとんどです。
アパレル業界やブランド、顧客への理解を深めさせるために、数ヶ月～数年間現場で修行させ、本人の希望や適性などをふまえ、プレスや営業、MD（マーチャンダイザー）といった、本社勤務の職種に異動となります。
また、総合職は、将来幹部候補になることもあるため、販売職よりも昇給・昇進がしやすいです。

当ブランドの店舗を利用したことがあるか

この質問に答える際は、
・どこの店舗を利用したか
・スタッフの接客態度
・店舗の雰囲気
を具体的に説明し、志望ブランドへの熱意をアピールすることが重要です。

利用したことがない場合は、「利用したことはないが、○○な所に惹かれている。いつか利用したい。」と前向きな回答をしましょう。

ブランドに対して持っているイメージ

ブランドには、それぞれのコンセプトがあり、それに沿って商品展開や店舗づくりをしています。
そのため、ブランドイメージからかけ離れた回答をすると「何も調べていないな」と思われてしまいますし、働いている姿も想像できません。
面接に臨む前に、しっかりとブランドや企業への理解を深めておきましょう。

社内公募を受ける

販売員として経験を積みながら、社内公募による本社勤務への異動を狙う人も多いです。
販売職から本社勤務にキャリアアップするには、個人売上などの実績が欠かせませんし、社内公募自体頻繁にあるわけではないため、難易度は高めです。

人材紹介会社を利用する

経歴や希望にマッチした求人を紹介してくれるため、アパレル経験者は人材紹介会社を利用するのもおすすめです。
非公開求人もあるため、転職サイトでは出会えない企業に巡り合うことができます。

ただし、人材紹介を利用する企業は、求職者に高いスキルを求めているケースが多いです。
そのため、本社勤務を目指す場合、「アシスタントなどで実務経験を積む」「募集職種に関連する資格を取得する」など、一定以上のレベルをクリアしておく必要があるでしょう。

アパレル転職サイトを利用する

本社勤務の求人は、アパレル経験者を対象としたものが多いため、アパレル経験者は転職サイトを利用すると良いでしょう。
ただし、募集職種の経験やPCスキルなど、一定の条件を設けている企業も少なくありません。

詳細は「アパレルの本社勤務になるには？仕事内容とは」をご覧ください。