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アパレル業界の業種・職種とは?就職や転職を成功させるポイントを解説

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アパレル業界の業種・職種とは?就職や転職を成功させるポイントを解説

アパレル業界と一口に言っても、様々な業種や職種が存在します。
そのため、就職や転職を成功させるには、どういった業種・職種がアパレル業界に存在するのかを把握することが重要です。

そこでこの記事では、アパレル業界に存在する業種・職種についてご紹介いたします。また、就職や転職を成功させるポイントについても解説いたしますので、ぜひご覧ください。

業種と職種の違いとは?

アパレル業界には、様々な業種・職種が存在しますが、そもそも業種や職種とは何でしょうか。まずは、両者の違いを把握しておきましょう。

業種

業種とは、事業の種類のことです。
会社(個人経営やフリーランスを含む)が、どういう事業を行っているかを表します。

総務省の「日本標準産業分類」では、工業や農業、林業、製造業、サービス業など、20種類の業種が一覧にまとめられています。

職種

職種とは、仕事の種類のことです。
例えば、営業職や事務職、人事職、販売職、専門職など、仕事内容で分類されたものが職種にあたります。

業種と職種を用いると、「小売業の販売職」「金融業の事務職」のように表現できます。

アパレル業界の業種

業種・職種の違いが分かったところで、アパレル業界にはどういった業種があるのか、確認してみましょう。

アパレル小売業

アパレル小売業は、アパレルメーカーなどから仕入れた衣料品や服飾雑貨を、一般消費者に販売する業種です。

例えば、百貨店や量販店、アパレル専門店、セレクトショップ、EC(通信販売)などが挙げられます。
「髙島屋」「イオン」「しまむら」「ZOZOTOWN」といった企業が、アパレル小売り企業に該当します。

アパレルメーカー

アパレルメーカーは、衣料品を企画・製造し、アパレル小売業に販売・卸売りを行う業種のことです。アパレル会社と呼ばれています。
ただし、自社工場を持つ国内アパレルメーカーは少ないため、縫製を外部委託している企業が多いです。

アパレルメーカーには、紳士服や婦人服といった特定のジャンルを取り扱う「専業アパレルメーカー」と複数のジャンルを取り扱う「総合アパレルメーカー」があります。

ちなみに、アパレルメーカーの名前がブランド名になっていることも多いので混同されがちですが、両者は違います。
ブランドは、アパレルメーカーがコンセプトにもとづいて製造した商品のグループ名のことです。

「ワールド」「オンワードホールディングス」などの企業が挙げられます。

繊維商社(アパレル商社)

繊維商社は専門商社の一つで、主な事業は貿易・流通です。
国内外問わず、衣料品の原材料やアパレル商品の仕入れ・販売を行っています。

仕入れた繊維は、アパレル業界だけでなく医療・自動車などの幅広い業界に流通させています。
大表的な繊維商社には、「伊藤忠商事」などがあります。

OEM

OEMは、「Original Equipment Manufacturing(Manufacturer)」の略語で、他社ブランドの製品を製造することです。
製造された商品に他社ブランド名をつける方法や、委託企業の企画をもとに生産する方法があります。

受託会社は開発費をかけずに製造できますし、販売先の開拓をする必要もありません。
また、委託会社はコストを抑えて多くの商品を調達できることから、相互補完の関係で成り立っている業種と言えます。

ODM

ODMは、「Original Design Manufacturing(Manufacturer)」の略語で、商品の企画から製造まですべての工程を請け負うことです。

OEMは委託会社が企画・デザインを行いますが、ODMはすべての工程を受託会社が行います。
社内にデザイナーやパタンナーといった企画・開発者がいなくても運営できるため、委託会社はコストを抑えることができます。

アメリカ発のファストファッションブランド「FOREVER21」は、ODMを利用していることでも有名です。

SPA(製造小売業)

「SPA(specialty store retailer of private label apparel)」は、企画・製造から一般消費者への販売までの工程を一括で行うことです。

卸売業者を挟まないため、消費者のニーズを迅速に商品に反映させ、低価格で提供できます。
ただし、ある程度ロット(生産量)がないと、工場に発注できないため、SPAを展開しているのは大手企業が多いです。

具体的には、「GAP」や「ファーストリテイリング」などの企業が挙げられます。

テキスタイルコンバーター(生地問屋)

テキスタイルコンバーターとは、生地メーカーに代わってアパレルメーカーなどに販売する卸売業者のことです。
ただ生地を販売するだけでなく、アパレルメーカーの要望をもとにトレンドやカラーを予測して、テキスタイル(生地)の企画・提案を行うこともあります。

テキスタイルコンバーターを介さないアパレルメーカーも増えています。
しかし、コンバーターは産元(産地元請け)ごとの特徴を把握しているため、思い描いたデザインを表現するには欠かせない存在です。
また、生産者と密接なつながりを持つコンバーターが入ることで、かえって安くなることもあります。

テキスタイルメーカー(生地メーカー)

テキスタイルメーカーでは、衣料品用の生地の企画・生産を行います。
テキスタイルコンバーターやアパレルメーカーなどの依頼を受けて、生地を製造します。

基本的に一般消費者向けの販売は行いませんが、オンライン販売を行うテキスタイルメーカーも出てきました。

繊維メーカー

繊維メーカーは、天然繊維や化学繊維といった繊維の研究開発・製造を行う企業です。
旭化成や帝人といった企業が繊維メーカーにあたります。

アパレル業界の職種

つづいて、アパレル業界を代表する職種を見ていきましょう。

販売員

販売員は、実店舗で衣料品や雑貨を接客販売する仕事です。
お客様とのコミュニケーションを通じて商品を提案し、販売につなげるため、会社の利益に直結します。商品・備品の在庫管理や売上管理、検品などの業務も行います。

アパレル会社では、本社勤務である「総合職」採用であっても、入社後一定期間は販売員として経験を積ませることが多いです。
販売員には、コミュニケーションスキルやビジネスマナー、提案力が求められます。

デザイナー

デザイナーは、洋服のデザインをする仕事です。
デザイン画の作成はもちろん、ニーズやトレンドといった市場調査やコンセプトの企画、サンプルの確認、販売価格の設定なども行います。

パタンナー

パタンナーは、デザイン画からパターン(型紙)を起こす仕事です。
デザイン画を立体化するために、複数のパーツを組み合わせてパターンを作成します。
裁断したパターンをトルソーに着せて確認するトワルチェックやサンプルの確認、量産用のパターン作成なども行います。

MD(マーチャンダイザー)

MDは、市場調査やトレンドなどの分析をもとに、商品の企画・開発や販売計画、価格設定、予算、売上管理を行う仕事です。
商品企画から販売まで一括して行うため、アパレル・ファッション業界の知識はもちろん、高い分析力や流行を先読みする力が求められます。

VMD(ヴィジュアルマーチャンダイザー)

VMDは、店舗の内装やディスプレイ、レイアウトをプランニングし、商品を魅力的に見せる売り場を作る仕事です。
シーズンごとのVMDプランの作成や什器の手配、新店舗のデザイン、販売員のトレーニングをすることもあります。

生産管理

生産管理は、販売計画をもとに適切な販売時期や生産量を予測し、納品まで管理する仕事です。
生地などの資材調達や縫製工場の選定、原価交渉、納期管理といった仕事を担当します。管理業務が主となるため、マネジメントスキルや判断力が求められます。

プレス

プレスは、ブランドや商品の広報・宣伝を行う仕事です。
雑誌への貸し出し対応やメディア出演、展示会の準備といった華やかな仕事を行う一方、資料作成などの事務作業も発生します。

人気職種で求人自体少ない傾向にあるため、競争率が高いです。
経験者向けの求人がほとんどなので、未経験者はプレスアシスタントとして経験を積んでから、プレスにチャレンジするのが一般的です。

バイヤー

バイヤーは、自社で販売する品物を買い付ける仕事です。
トレンドや消費者動向の調査・分析、価格交渉、販売管理などを行います。
バイヤーの目利きや価格交渉次第で会社の利益が変わるため、責任の重い仕事ですが、その分大きなやりがいを持って働けます。

また、情報収集力や分析力、コミュニケーションスキルのほか、心身共にタフさが必要です。

アパレル業界に就職・転職を成功させるポイント

最後に、アパレル業界に就職・転職する際に、知っておきたいポイントをご紹介します。

業界研究を行う

学生や異なる業界に転職する方は、必ず業界研究を行いましょう。
というのも、イメージが先行してしまうと、入社後にギャップを感じて早期離職につながるからです。
また、各業界のビジネスモデルや仕事内容を把握できれば、説得力のある志望動機や自己PRも作成できます。

業界研究をする際は、
・ビジネスモデルの把握(業種やその内容)
・代表的な企業
・市場規模や推移
・業界全体の成長見込み
・業績推移
について調べてみましょう。

業界の構造や動向といった全体像を把握してから、現状や課題、成長性・安定性を調べると、理解が深まります。

業界研究のツールとしては、
・就職・転職情報サイト
・業界団体のホームページ
・新聞・ニュース
・書籍
・業界研究セミナー
・会社説明会
・キャリアセンター(就職課)
・就職・転職エージェント
などが挙げられます。

インターネットで入手できる情報も多いですが、業界の内情や最新情報を手に入れるには、業界研究セミナーや会社説明会に参加するのがおすすめです。

エージェントを利用すると、業界だけでなく企業の情報も入手できます。エントリーシートの添削も依頼できるため、効率よく進めたい方は積極的に利用しましょう。
エランでは、アパレル業界に詳しいキャリアコーディネーターがしっかりとサポートしますので、お気軽にお問い合わせください。

企業研究を行う

業界研究で方向性が定まったら、企業研究です。
同じ業種・職種でも、企業によって細かい仕事内容は異なりますし、方針や働く環境も違います。
また、価値観のマッチしない企業に入社しても早期離職につながります。具体的な志望動機を作成するためにも欠かせない工程なので、企業研究は必須です。

企業研究を行う際は、
・企業情報(資本金/従業員数/営業実績/企業理念/営方針など)
・事業内容
・各種制度(福利厚生/人事・教育制度/勤務体制/休暇・休業制度など)
・採用情報(募集職種/仕事内容/給料/求める人物像/選考プロセスなど)
などについて調べましょう。

その上で、「自分の価値観にマッチするか」「キャリアプラン実現の条件を満たしているか」を考えると、企業との相性を測れます。

企業研究のツールには、
・企業ホームページや採用ホームページ
・企業発信のSNS
・就職・転職情報サイトの企業ページ
・会社説明会
・OB・OG訪問
・カジュアル面談
などが挙げられます。

近年は、TwitterやInstagramといったSNSを採用活動に活用している企業が多いです。
社風や会社の雰囲気が掴みやすく、最新情報を入手することもできるので、採用ホームページと合わせてSNSも確認しましょう。

また、カジュアル面談は選考前に直接社員から話を聞けるため、企業理解を深める絶好の場です。カジュアル面談を行っている企業があれば、積極的に利用しましょう。

まとめ

アパレル業界には、様々な業種・職種が存在します。

同じ職種であっても、業種が変われば仕事内容も変わることがあるため、まずはどういった業種があるのかを把握することが重要です。
ご紹介した内容を参考に業界・企業研究を行い、自分にマッチした会社を探してみてください。

就職・転職活動を効率よく進めたい場合は、エージェントの利用もおすすめです。

エランでは、様々なブランドの職種を多数ご紹介しております。
アパレル業界に詳しいキャリアコーディネーターによる、無料アドバイスも行っておりますので、まずはお気軽にご登録(無料)ください。

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