就職活動を行うにあたって、企業研究は欠かせません。
特に、アパレル業界に進む方は店舗見学を行うとブランドへの理解が深まりますし、面接でも好印象につながることが多くあります。
そこで、この記事では店舗見学の重要性やチェックポイントについて解説していきます。
また、店舗見学時のマナーを志望動機に活かすポイントについてもご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。
企業研究を行う際、企業HPなどを利用する方も多いと思いますが、アパレル業界への就職を目指すのであれば、必ず店舗見学も行いましょう。
というのも、ブランドごとに取り扱っている商品やコンセプトが異なるため、これらを正確に把握するには、実際に店舗へ足を運ぶのが最適だからです。
応募先ブランドへの理解度は、求職活動の成果に大きく関わってきます。
例えば、洗練されたモード系のブランドの面接で「甘めのデザインが可愛い」と答えたら、採用担当者は困惑しますし、ブランドイメージと異なる服装で面接に臨んでも、その人が活躍する姿はイメージできません。
このように、アパレルブランドの選考では、ブランドイメージを正確に理解していることが非常に重要であるため、店舗見学は欠かせないと言えます。
また、店舗を訪れるとブランドへの理解が深まるため、「どこが、どのように好きなのか」や「競合他社と比較して優れている点」、「店舗見学で気づいた課題点や問題点」を具体的に伝えられます。
つまり、店舗見学は
・ブランドへの理解度を深める
・志望動機を深める
・課題点や問題点を洗い出す
ために、重要なのです。
店舗見学の重要性が分かったところで、どのような点をチェックすれば良いのか、みていきましょう。
客層は、
・駅ビルに入っている店舗は、若い世代が多い
・郊外の商業施設に入っている店舗は、家族連れが多い
など、地域や店舗の種類(百貨店・路面店など)によって、大きく変わります。
そして、客層に適したアイテムやスタッフを選定するため、店舗によって雰囲気が異なります。
1店舗だけでなく複数の店舗を回って、違いやブランドへの理解度を深めてください。
また、フラッグシップショップ(旗艦店)は、そのブランドの世界観や価値観を象徴する中心的な店舗です。
ブランドへの理解が深まるため、近くにある場合は必ず訪れましょう。
洋服以外にも帽子や靴、バッグといった小物を取り扱っているブランドがあります。
どのようなアイテムを、どの程度取り揃えていて、価格帯はいくらくらいなのか、把握しましょう。
また、ディスプレイや商品配置をみることで、売れ筋アイテムやメインターゲットといった、店舗の特徴を把握することができます。
ショップスタッフはそのブランドの代表です。
接客スタイルや身だしなみ(髪形・メイク・コーディネートなど)をみることで、ブランドへの理解が深まります。
実際に接客してもらったり、接客の様子を観察したりすると、店舗の特色や傾向が見えてきます。
また、スタッフの接客を受けてみて、「参考にしたい」と思った点をまとめておくと良いでしょう。
同じフロアにあるブランドや価格帯が近いブランド、同じ系統のブランドは、競合店である可能性が高いです。
競合店のブランドにも訪れて比較してみると、応募先ブランドの優位性や課題点が明らかになります。
様々な視点から応募先ブランドへの理解を深めていくと、「ブランドの良いところ」が明確になると同時に、課題点や問題点も見えてくるでしょう。
採用担当者は、課題の発見や改善案を出せる人材を求めているため、店舗見学で感じた改善点もまとめておくと好印象を与えられます。
ただし、「ディスプレイの仕方が良くないと思った」のように断定した言い方になってしまうと、「生意気」「非常識」といった印象を与えてしまう可能性もあります。
そのため、「客層が○○なので、こういうアイテムを前面に出すと、より一層反響が大きくなると思いました」など、前向きな意見を伝えるようにしてください。
お店は「お客様のための場所」であるため、ショップスタッフやお客様の邪魔をしてはいけません。
ここでは、店舗見学をする際に知っておきたいマナーをご紹介します。
仕事や学校帰りの買い物客が増える17時以降や、土日祝日は避けましょう。
開店直後は、商品の出荷・入荷作業が発生することが多く、スタッフも十分に揃っていないため、多忙です。
また、閉店間際の店舗見学も避けてください。
ショップスタッフは、閉店したらすぐに帰宅できるわけではありません。
レジ締め作業や売り上げ報告はもちろんのこと、シーズンごとの入れ替え作業が発生することもあるため、時間に追われています。
訪問する側も落ち着いて見学できないため、ご紹介した時間帯を避け、一般のお客様として訪問しましょう。
企業側から「事前に電話でアポイントメントを取ってから見学すること」など、指定されている場合は、指示に従ってください。
ショップスタッフは、接客販売や商品・備品管理など、様々な業務を行っています。
理解を深めるために色々聞きたいと思うでしょうが、スタッフを長時間拘束して質問攻めにすると、業務の妨げになります。
また、稀に給料や待遇について質問する人もいますが、非常に印象が悪いです。
仕事のやりがいや商品の魅力について聞くことは重要ですが、あまり踏み込んだ質問をしてはいけません。
最低限のマナーをわきまえて、迷惑にならないよう見学してください。
店内でメモを取る行為は控えましょう。
お客様の邪魔になったり、商品を汚してしまったりする可能性もあります。
また、商品を購入せず素材や価格、デザインなどをチェックしていく同業者もいるため、いきなりメモを取ると、場合によっては注意を受けてしまう可能性もあります。
ブランドイメージにも関わってくるため、どうしてもメモを取りたいときは、店舗を出てからメモするようにしましょう。
メモ同様、写真を撮る行為も控えましょう。
買い物目的での写真は許可しているケースもありますが、模造品を防止するために「撮影NG」としているブランドがほとんどです。
あちこち写真を撮影していると店舗スタッフから注意されたりするだけではなく、買い物をしているお客様にも不快な思いさせてしまう可能性があります。
そのため、店舗内で写真を撮影することは、可能な限り避けた方が良いです。
店舗見学のお礼に手土産を持っていく人もいますが、応募者から品物を受け取ることはできません。
手土産がなくても、対応してくれたスタッフにお礼を言うだけで、気持ちは十分伝わります。
店舗見学をしたら、志望動機に活かせるよう内容をまとめましょう。
職場見学について触れられている場合、企業の採用担当者は、
・ブランドについて理解しているか
・志望度や熱意はどの程度あるか
・課題点や改善点について触れられているか
をみています。
ブランドの価値観や世界観を的確に理解していないと、そのブランドの魅力や志望動機は書けませんし、職場見学を行っていないのに「御社が第一志望です」と言われても、説得力に欠けます。
また、企業やブランドを活性化するには、新たな視点を持つ人材を取り入れなくてはなりません。
そのため、店舗見学を行っていても、ブランドを褒めるだけでは不十分なのです。
このことから、
・複数の店舗を訪れて感じた違い
・ブランドの魅力
・改善点
などを自分なりの言葉で書くことが、志望動機に活かすポイントです。
客層や取り扱っているアイテム、接客スタイルを比較し、店舗によってどのような特徴があるのかを記載しましょう。
また、1店舗しか見学していない人よりも、複数の店舗を回っている人の方が「志望度や熱意が高い」と評価されやすいです。
店舗ごとの特徴を、そのブランドの魅力や「どこに魅力を感じたか」につなげて書きましょう。
また、競合店を訪問して明らかになった優位性も盛り込むと、ブランドへの理解度や熱意をアピールすることができるため、好印象を与えられます。
就活では、そのブランドの良い点ばかりを伝えがちですが、それだけでは不十分です。
店舗見学や競合店を訪問して、気になった点や改善した方が良いと思われる点を書きましょう。
ただし、課題点や改善点を書くときは伝え方に注意が必要です。
先述のように「御社の○○が良くない」など、批判だけを伝えてしまうと印象を悪化させる恐れがあります。
そのため、批判だけではなく必ず改善点とセットで記載するように注意しましょう。
また、「入社したら、○○の経験を活かして△△改善に貢献できると確信している」のように、自分の経験や能力をどのように貢献できるかを伝えられると、非常に好感度が高いです。
就活を成功させるには、店舗見学が欠かせません。
複数の店舗や競合店を訪問すれば、志望動機を深め、採用担当者に熱意をアピールすることができます。
ご紹介した内容を参考に、店舗見学を行ってみてくださいね。
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