アパレル店舗の売り上げは、レイアウトやディスプレイ次第で大きく変わります。
集客を増やし、より多くの商品を手に取ってもらうためのレイアウト・ディスプレイの基本構成やコツを把握して、売り上げアップを目指しましょう。
混同している人も多いですが、レイアウトとディスプレイは別物です。正しく業務をこなすためにも、違いを把握しておきましょう。
アパレル店舗におけるレイアウトとは“配置”であり、ディスプレイとは“展示”のことです。
何をどこに置くか店舗全体の構成を決めるのがレイアウト、コーディネートや装飾で商品を魅力的に見せるのがディスプレイと理解しておきましょう。
レイアウトやディスプレイの基本構成を押さえておくと、商品をより魅力的に見せることができます。
基本構成にしたがった上で、カラーコーディネートを意識すると良いでしょう。
レイアウトやディスプレイを行う際は、
・三角構成(トライアングル)
・左右対称構成(シンメトリー)
・リピート構成
の基本構成を押さえましょう。
三角構成とは、商品配置が三角形になるよう、中心に高さを出して左右を低くする方法です。
店舗ディスプレイで最も使われている構成で、必ずしも正三角形である必要はありません。
形・大きさの違う商品を並べたり、狭いスペースを活用したりする際に効果的です。
左右対称構成とは、その名の通り左右が対称になるよう配置する方法です。
左右で異なる商品を陳列しても構いませんが、高さや大きさを合わせた方がまとまった印象になります。
リピート構成とは、同じまたは似たような商品を、同じ角度で同じ向きに、等間隔で並べる方法です。
統一感やリズム感が出て、商品が目立ちます。
店の入り口から奥に向かって陳列すると、お客様を店内に誘導できるため、奥行きのある店舗で有効な陳列方法です。
お店全体に色が散っていると、まとまりのなさや安っぽい印象を与えるため、統一感を出しましょう。
例えば、「春は淡い色のトーン」「大人系のカジュアルブランドならアースカラー」など、シーズンやブランドのイメージを意識した色彩にまとめると、統一感が出ます。
コンセプトも伝わりやすくなるため、ターゲットへの訴求も高まるでしょう。
一人でも多くのお客様に来店してもらうには、自店舗に目を留めてもらう必要があります。
赤系やイエロー・オレンジなどのビタミンカラーは目立つので、メインディスプレイの一部に取り入れると、華やかな印象を与え集客増加につながります。
ただし、色使いによっては逆効果になるため、ディスプレイや売り場の目立つ場所にアクセントカラーとして用いることが多いです。
売り場づくりの際は、色の規則性を意識しましょう。
同系色の服を並べる場合、薄い色から濃い色になるよう陳列すると、まとまりのある印象になります。
反対に、白・黒、イエロー・ブルーのように、あえて対照的な色を並べると、インパクトを与えられます。
アパレル店舗のレイアウトやディスプレイで、押さえておきたいコツについてご紹介します。
売り場づくりの際は、お客様の導線を考えてレイアウトやディスプレイをすることが重要です。
例えば、棚やマネキン、ラックなどを使ってお客様を奥へ誘導すれば、滞在時間が長くなり、より多くの商品を見てもらえるようになります。
「お客様の動きを妨げないか」「商品は目につきやすい場所に配置されているか」「鏡の位置は適切か」などを考えながら、売り場をつくりましょう。
また、通路の幅を広く取ると、人との間隔が取りやすくなるので、落ち着いて見ることができ、3密(密集・密接・密閉)も回避できます。
一般的に、「入り口付近」「レジ前」「エンド(陳列棚の両端)」は、商品が目に入りやすいため、他の場所よりも売れやすいです。
そのため、こうしたスポットに売れ筋商品や、販売強化アイテムをディスプレイしたり、セールのPOPを配置したりすると、売り上げアップにつながります。
どこに何が置いてあるのかが分からない売り場は、お客様にストレスを与えます。
売り場づくりでは分かりやすさが重要となるため、カットソーやアウターといったアイテム別、カラー別、セール商品など、カテゴリーごとに配置しましょう。
店舗に入ったとき、どういうテイストの商品を扱っていて、何がどこにあるのかが分かると、買い物をしやすくなります。
一般的に、お客様は店内を見て回って目当てのものを探すため、顧客目線で売り場をつくることが重要です。
顧客目線で売り場をつくるためにも、VMDへの知識を深めておきましょう。
VMDは、商品が見やすく探しやすいよう、店舗全体のレイアウトやディスプレイを工夫するマーケティング手法のことで、「VP」「PP」「IP」の要素から構成されています。
VPは、メインディスプレイなどの注目されやすい場所で、ブランドイメージを視覚的に表現することです。
シーズンやイベントに沿ったディスプレイをします。
PPは、滞在時間を延ばす導線づくりです。
お客様が店内を見て回りたくなるよう、見やすさ分かりやすさを意識して、商品やマネキンを陳列します。
お客様が直感的に商品の場所を把握できるよう、アイテムやカラー、デザインなどによって商品を陳列することです。
PPと連動させると客単価アップにつながりやすいため、PPで使用したアイテムの関連商品や類似商品を近くに陳列します。
売り上げは、レイアウトやディスプレイ次第で大きく変わります。
具体的には、
・目に留まりやすい場所はどこか
・どこに何のアイテムを置くのが効果的か
・隅々まで見てもらうには什器をどこへ配置するべきか
が重要となります。
お客様が見やすく探しやすいよう視覚的に表現する「VMD」を学んでおくと、売り場づくりに大いに役立つでしょう。
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