外国のお客様を接客しているときに、上手く伝えられず、もどかしさを感じた経験のある方も多いのではないでしょうか。
英語接客の場合でも、基本的なフレーズさえ覚えておけば問題なく接客できるため、この記事では、アパレル店員が覚えておきたい接客フレーズをご紹介していきます。
アパレル店員が英語を覚えるメリットやアパレルアイテムに使われる英単語、接客シーン別のフレーズ、海外のお客様を接客する際のポイントについてまとめていますので、是非ご覧ください。
アパレルショップの販売員が英語を覚えると、
・外国人旅行客にも対応できる
・キャリアの幅が広がる
・海外ブランドの最新情報を収集しやすくなる
などのメリットを得られます。
日本の製品は品質が良いため、買い物目的で来日するお客様も多いです。
特に海外から来られたお客様は複数点をまとめて購入されることも多く、売り上げにつながりやすい特徴があります。
しかし、実際には日本人のアパレル店員は英語が苦手な方が多く、それが原因でお客様を逃してしまうことも珍しくありません。
英語を覚えておけば外国人旅行客が来店した際、対応することができるため、売り逃しを防げるというメリットがあります。
英語を覚えておくと、キャリアの幅が広がります。
アパレル業界では、年々増える外国人旅行客に対応するべく「英語力のある人」を積極的に採用している企業が多いため、転職時に優遇されやすくなるでしょう。
特に、外資系企業の場合、基本的に本国とのやり取りは英語で行われることが多いため、英語力を重視する傾向にあります。
また、海外で買い付けを行うことのある「バイヤー」や、海外の工場とやり取りを行う「生産管理」などの職種を目指す場合も、英語力は大きな武器となるため、新たなキャリアを目指す際の強みとなるでしょう。
同じファッション雑誌でも、国によって特集やブランド情報など掲載されている内容は異なります。
英語を覚えておくと、海外のWebサイトやファッション雑誌がチェックできるため、海外ブランドの最新情報を収集しやすくなります。
ここでは、アパレルアイテムの英単語を
・トップス
・ボトムス
・アウター
・小物
・その他
に分けてご紹介します。
キャミソール | camisole |
---|---|
タンクトップ | tank top |
Tシャツ | T-shirt |
シャツ | dress shirt(スーツの下に着用するシャツ) casual shirt(カジュアル用のシャツ) |
ブラウス | blouse |
タートルネック | turtleneck |
カーディガン | cardigan |
セーター | sweater |
トレーナー(スウェット) | sweatshirt |
パーカー | hooded sweatshirt/hoodie |
襟 | collar |
袖 | sleeve sleeveless(ノースリーブ) short-sleeved(半袖) long-sleeved(長袖) |
日本ではスーツの下に着用するシャツを「ワイシャツ」と言いますが、和製英語のため海外の方には通じません。
また、トレーナーやパーカーは、別の意味になってしまうため、注意が必要です。
ズボン | pants(アメリカ英語)/trousers(イギリス英語) |
---|---|
スラックス | slacks(上着と対になっていないもの) |
短パン | shorts |
七分丈のズボン | cropped pants |
ジーンズ | jeans |
スカート | skirt |
タイトスカート | tight skirt/pencil skirt |
イギリス英語だと「trousers」は男性物のズボンを指し、「pants」は下着の意味になります。
ジャケット | jacket |
---|---|
トレンチコート | trench coat |
レインコート | raincoat/rain slicker |
ピーコート | peacoat/pea jacket |
ダッフルコート | duffel coat/toggel coat |
帽子 | hat |
---|---|
ネクタイ | tie/necktie |
ストール | stole |
ベルト | belt |
手袋 | gloves |
スニーカー | sneakers |
ハイヒール | high heels |
革靴 | leather shoes |
帽子は基本的に「hat」と言い、野球帽など縁のないものを「cap」と言います。
ワンピース | one-piece dress /dress |
---|---|
ドレス | dress |
スーツ | suit |
水着 | swimwear |
パジャマ | pajamas |
ワンピースは本来「一枚の布」という意味のため、外国の方には通じません。
「one-piece dress」または「dress」と言いましょう。
ここでは、基本的な応対ができるよう、接客時に欠かせないフレーズをご紹介していきます。
Certainly.
Sure.
「Sure.」はカジュアルな表現です。より丁寧に伝えたい場合は「Certainly.」が適しています。
また、男性客には「sir」女性客には「ma’am」を使って呼び掛けるため、「Certainly, sir(ma’am).」と言うと、フォーマルな表現になります。
Just a moment, please.
Could you wait for a moment, please?
語尾に「please」を付けるのが一般的です。
「Could you~(~して頂けますか)」を付けると、より丁寧な表現になります。
Let me check.
色やサイズ、在庫の確認をする際によく使うフレーズです。
Thank you for waiting.
How about this one?
「何を合わせたらいいかな?」「どれが合うと思う?」など、お客様からアドバイスを求められた際の提案時に使えます。
I’m sorry.
⇒すみません。
I’m very sorry for that.
⇒申し訳ございません。
I apologize for that.
⇒大変申し訳ございません。
お客様に謝罪する際は、事態の重さに応じて謝罪の表現を変えましょう。
お客様の身体に軽く当たってしまったときなど、軽めの謝罪をするときは「sorry」で問題ありませんが、ミスをした際は「I’m very sorry for that.」で、しっかり謝罪の意を伝えます。
また、クレーム発生などお客様に深く謝罪する場合は「I apologize for that.」を使います。
外国のお客様を接客する際、慌ててしまう人も多いですが、
・英語の基本フレーズを覚えておく
・サイズ表記に注意する
・リラックスして接客する
を押さえておくとスムーズに接客できます。
海外からのお客様とコミュニケーションを取る際は、完璧な英語を話すことが重要なのではなく、意図を伝えることが重要です。
もちろん流暢に話せるに越したことはありませんが、簡単な単語や基本的なフレーズだけでも意図は十分通じます。
まずは、接客時の基本的な対応フレーズや単語を覚えることから始めましょう。
サイズ表記は国によって異なります。
例えば、アメリカのお客様が「8号のトップスを探している」と言った場合、日本では13号(Lサイズ)に相当します。
対応時に慌てないよう、事前にサイズ表を作成しておくと良いでしょう。
サイズ表記については「アパレル業界の販売・接客で役立つ英会話集!」でご紹介していますので、確認してみてください。
英語に苦手意識を持っている販売員の中には、海外のお客様がご来店すると身構えてしまう人も多くいます。
しかし、店員が緊張しているとお客様はゆっくり楽しんで買い物できません。
リラックスした雰囲気で買い物をして頂けるよう、日本のお客様と接するときと同様、肩の力を抜いて接客しましょう。
ここからは、シーン別のフレーズをご紹介いたします。
まずは、来客時に使えるフレーズから見ていきましょう。
Hi!
Hello!
Hello, how are you?
海外では、ご来店されたお客様に「こんにちは」「こんばんは」などの挨拶をします。
「いらっしゃいませ」に当たるフレーズですので、お客様がご来店されたら笑顔で挨拶をしましょう。
ただし、日本語を話せる方や最初から英語で話されるのを嫌がる方もいるため、日本語で「いらっしゃいませ」と挨拶する方が無難です。
Hello! May I help you?
Are you looking for something?
「I’m just looking./I’m just browsing. Thank you.(見ているだけです。)」
「Yes, I’m looking for a~(~を探しています。)」
のように、何らかのリアクションが返ってくるため、反応に合わせて対応しましょう。
【例文】
「Hello! May I help you?(いらっしゃいませ、何かお探しですか?)」
「I’m just looking. Thank you.(ありがとう、見ているだけなので大丈夫です。)」
「Ok! If you need any help, just let me know.(では、何かありましたらお申し付けください)」
Please let me know if you need anything.
つづいて、試着をご案内する際に使えるフレーズを見ていきましょう。
Would you like to try it on?
Feel free to try it on.
Please, take your time.
May I ask what size you are?
What’s your size?
The fitting rooms are here./ The fitting room is over there.
Please wear this cover over your face.
日本人にはお馴染みのフェイスカバーですが、海外ではあまり知られていないため、直接フェイスカバーをお客様に渡して伝えると親切です。
Please take off your shoes.
Please lock the door from inside.
Is everything OK?
Is it too tight?
「Is it too~?(~過ぎませんか?)」は、下線部を「small」「big」「long」などに変えて聞くこともできます。
Would you like to try another size?
This is one-size-fits-all.
How did you like it?
試着後に「お気に召されました?」という意味で使われることが多いです。
「I’ll take this./This one.(これをください。)」
「Let me think about it.(もう少し考えます。)」
などの反応があるため、それに合わせて対応してください。
【例文】
「I’ll take this.(これをください。)」
「Thank you! Do you need anything else?(他に何か必要なものはありますか?)」
「Nothing.(いいえ、大丈夫です。)」
I think this one looks better on you.
It suits you./It looks great on you.
I’m sorry, they are out of stock.
I’m sorry, this is the only one we have left.
We have this in different colors, too.
Would that be all?
会計時やお見送り時に使えるフレーズをご紹介します。
Your total is ◯◯ yen.
The price includes the consumption tax.
Cash or charge?
「Cash」は現金払い「charge」はカード払いのことです。
ちなみに、中国人観光客がよく利用する銀聯(ぎんれん)カードですが、国際的には「UnionPay(ユニオンペイ)」と呼ばれています。
会計時にお客様から「Can I use a UnionPay card?(銀聯カード使えます?)」と聞かれることも多いです。
事前に利用可能か確認しておき、
「Yes, we accept UnionPay.(はい、ご利用頂けます。)」
「I’m sorry, we do not accept UnionPay.(申し訳ございませんが、当店ではご利用頂けません。)」
と、回答できるようにしておきましょう。
Here in your change.
Sign here, please.
Please insert your card.
Could you enter your pin?
Please enter your pin?
Please press Enter.
Here is your card and receipt.
Is this for you, or for gift?
There is a charge for the box.
Would you like me to put everything in one bag?
Shall I put everything together?
Here you are.
商品を渡すときに一言添えましょう。
Thank you for coming. Have a nice day!
Please come and visit again!
Enjoy your stay in Japan!
最後に、トラブル対処や注意事項を伝えるときに使えるフレーズを見ていきましょう。
I'm sorry, we don’t accept credit cards.
I’m sorry but your card doesn’t work.
I'm not sure.
なぜカードが使えないのか、理由を尋ねられたときに使います。
Would you like to use another form of payment?
We don't give change.
Sorry, we can't give you a change.
As this item is on sale, we don’t accept any refund nor exchange.
If you would like to return or exchange the item, please bring it within a month.
We apologize for that.Do you have the receipt?
Would you like to do refunds or choose something else?
商品にシミやほつれなど何らかの不備があった際は、深く謝罪した上でレシートの有無やお客様の希望する対応をお伺いしましょう。
Wait in line, please.
I’m afraid we cannot do that.
The manager will be here soon.
Could you say that again please?
Could you speak more slowly?
I’m sorry. My English is not very strong.
I’m afraid I don’t understand.
何を言っているのか全く分からないときは「I’m afraid I don’t understand.」と伝えてから、英語の得意なスタッフにバトンタッチしましょう。
英語に苦手意識を持っている販売員は多いですが、外国のお客様も「販売員は全員流暢な英語が話せる」とは思っていません。
最初から完璧に話そうと意識するのではなく、まずはご紹介したフレーズや簡単な単語を使うことから始めてみてはいかがでしょうか。
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