グローバル化が進み、外国語を扱える人材の重要性が増している現在、通訳として活躍したいという方も多いと思います。
通訳を目指す上で、給料に関する情報は気になるところですよね。
通訳の収入は、本人のスキルや能力だけでなく、業界や働き方、働く地域によっても変わってきます。
今回は気になる通訳の収入について、業界、雇用形態、都道府県による年収の違いをご紹介します。
通訳についての具体的な仕事内容や、通訳の職種などは「通訳」をご覧ください。
通訳者の平均年収は一般的に、400万円~800万円程度であると言われていますが、働き方によっては、1000万円以上稼ぐ人もいる職業です。
通訳の仕事は、経験やスキルによって任される案件が異なるため、個人の能力による収入の差が大きくなる職種です。
また、個人の能力以外にも“業種”や“働き方”によっても収入は変わります。
観光業界で活躍する通訳には様々な職種がありますが、最も一般的なのは、外国人旅行客に付き添い“外国語”で観光案内を行う「通訳案内士」という仕事です。
仕事の単価としては、日給10,000円~30,000円程度と比較的高水準ですが、観光需要には波があるため、一年を通じて安定した収入を得るのは難しいと言われています。
そのため、集客する仕組みをもっていない場合、平均年収を下回ってしまうことも珍しくありません。
また、通訳案内士として旅行会社で勤務するケースもあり、この場合は年収400万円程度が相場と言われています。
貿易業界で働く場合、年収は300~600万円程度が相場とされています。
しかし、貿易会社では純粋な通訳としてではなく、語学力を生かした事務や窓口、秘書といった他の職種で働くことも多いです。
そのため語学力以外のスキルも必要となり、全体的には平均年収が高くなる傾向にあります。
通訳者の働き方は、会社員として働く方法とフリーランスで働く方法があり、どのような働き方を選択するかによっても、年収は変わります。
企業規模によって違いはありますが、正社員として働く場合の平均年収は400万円~1,000万円程度であると言われています。
個人の能力や経験によって任される仕事内容が異なるため、会社員であっても大きく給料が変わります。
業務に関する専門的な知識と通訳能力が高く評価され、重要な会議を任されるくらいになると、年収1,000万円以上になることもあるようです。
これまで、通訳者の仕事はフリーランスや派遣社員が一般的でしたが、グローバル化の影響により、通訳の重要性が増している近年では、正社員の求人も徐々に増えています。
派遣社員の給料は、東京、大阪、名古屋といった首都圏が高く、平均時給は約1,600円程度です。
平均時給1600円を年収換算すると、約307万円(1日8時間、月20日出勤)となります。
派遣の時給は1,300円~4,000円と幅があり、本人の能力や経験、仕事内容よって給料が変わります。
中でも、高い通訳スキルが必要とされる「同時通訳」を行う仕事の場合、時給4,000円以上になることもあるようです。
一般的には時給2,000円~4,000円程度、日給だと20,000円~50,000円の案件が多く、年収は300万円~600万円の人が多いと言われています。
仕事量と能力によって収入が大きく変わるフリーランスの通訳者は、トップクラスの通訳者だと年収が数千万円以上になる人もいるようです。
フリーランスの場合、通訳専門エージェントに登録し、仕事を請け負うケースがほとんどで、通訳者の経験やスキルレベルによって報酬が決められています。
日給の目安としては、逐次通訳が可能な初心者レベルだと20,000円~30,000円程度、どの分野でも逐次通訳が可能なレベルでは日給30,000円~40,000円程度となることが多いようです。
また、国際会議での同時通訳、国際シンポジウムなどの重要な案件の場合、60,000円~70,000円程度の日給を得ることもあります。
フリーランスは、実績によって給料や任される仕事内容が決まることが多く、未経験だと「エージェント登録しても仕事が来ない」というケースも多々あります。
最初はボランティア通訳などで経験を積み重ねていきましょう。
医学、薬学、金融といった専門知識を持っている人、広東語やロシア語など少数言語 を話せる人は、希少価値が高いため、待遇面での優遇や紹介頻度が高くなる傾向があります。
給料は通訳の仕事に限らず、その土地の物価や需要、最低賃金などにも影響を受けるため、働く地域によっても変わります。
最も給与が高い、東京では年収約450万円が平均と言われています。
反対に、通訳の需要の少ない地方都市では350万円程度が平均と言われており、約100万円程度の開きがあります。
当然、都市部と地方による年収差はありますが、通訳は海外からのインバウンド需要もあるため、一概に都市部が高く地方が安いとも言えません。
例えば、国内において平均年収の比較的低い沖縄県などは、今後、海外からの旅行者が増えていくと言われています。それに、伴い通訳の需要が増し、観光に関する通訳従事者の年収が上昇していく可能性もあります。
また、グローバル化や東京オリンピックの影響で、更なる需要が見込める通訳の仕事は、経験や能力によって収入に違いが出るため、地道に実績を重ねてスキルを磨くことが重要です。
今回は通訳の給料情報についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
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