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仕事に対するやりがいや収入アップを求め、2人に1人が転職をする時代になりました。そんな中、注目を集めているのがPR・広報業界です。
PRとは「Public Relations(パブリックリレーションズ)」の略で、自社の商品やサービスを広く報(しら)せるための役割を担います。PR・広報の仕事は「広告業務の代行」といったイメージが以前は強かったですが、現在では、取り扱う領域が多様化しています。
それに伴い、求められるスキルや収入なども変わりつつあるので、今回はPR広報業界の年収と転職の方法について詳しく説明したいと思います。
大手転職サイトdodaの「平均年収ランキング」によると、PR業界の平均年収は428万円で、30代の平均年収は466万円と発表されています。
以下の表は、インターネット、広告、メディア業界における職種ごとの平均年収をまとめたものです。
職種 | 平均年収(全体) | 平均年収(男女別) | 職種(年代別) |
---|---|---|---|
ゲーム(オンライン/ソーシャル) | 410万円 | 男性:434万円 女性:371万円 |
20代:349万円 30代:441万円 40代:593万円 |
ネット広告/Webマーケティング | 426万円 | 男性:463万円 女性:380万円 |
20代:369万円 30代:472万円 40代:560万円 50代~:619万円 |
広告 | 386万円 | 男性:427万円 女性:340万円 |
20代:327万円 30代:413万円 40代:489万円 50代~:538万円 |
代理店(広告/SP/PR) | 428万円 | 男性:476万円 女性:374万円 |
20代:362万円 30代:466万円 40代:555万円 50代~:711万円 |
放送/新聞/出版 | 401万円 | 男性:438万円 女性:355万円 |
20代:330万円 30代:425万円 40代:510万円 50代~:641万円 |
参考:doda「平均年収ランキング 最新版【業種別】」
表にはありませんが、インターネット/広告/メディア業界全体の平均年収は「412万円」です。それと比較すると、PR業界の平均年収428万円は、業界平均を上回る年収であることがわかります。
また、一般的には企業規模が大きくなるほど年収は高くなる傾向にありますが、PR・広報はそうではありません。PR・広報に関する職種は属する会社の事業内容や、本人の持っているスキルなどで年収が決まることがほとんどです。
以下で、PR・広報職の年収の違いについて解説します。
一言でPR・広報職といっても、PRの企画・立案をメインに扱う「コンサルティング」の仕事もありますし、PRのための素材を作成・提供する「制作」など様々です。
先の表で紹介した通り、PR業界に勤める30代の平均年収は466万円でしたが、コンサルティングを主業務とするPR業者は平均年収550万円と、100万円ほど平均年収が高くなっています。
コンサルティングの平均年収が高くなる理由には、成果に伴って収入が変わる「成果報酬型」の報酬体系を採用する企業が多いことと関係しています。成果報酬型の為、多数クライアントを抱えるトップコンサルタントになると年収1,000万円以上という人も珍しくありません。反対にスキルが低かったり、セールスが苦手だったりという方は収入が低くなり、業界に居続けることはできません。
このようなことから、コンサルティング系の業界では稼げる人は残り、稼げない人が辞めていく傾向が強いため、平均年収が高くなるのです。
PR業界には、PRに使用する素材を制作したり、提供したりする会社があります。素材というのは、PRで使用する動画やCG、写真やイラストなどのことです。
動画やCGは近年ニーズが高く、作成にも専門的なスキルが必要であることから、平均年収は450万円ほどと高めです。しかし、写真やイラストなど、制作にあたりそこまで専門的なスキルが求められない素材を扱う場合は、平均年収が300万円前後と低めの傾向があります。
PR・広報業界といっても、現在は事業内容が多様化しており、取り扱うサービスで年収に差が出るため、転職や就職をする際には、どういった事業に携わりたいのかを事前に考えておく必要があります。
その他の職種と同様、PR・広報業界でも賞与は支給されますが、金額や回数、支給の規定は勤め先によって異なります。
会社の給与規則に則って支給されるため、賞与に関しての規定がない会社であれば支払われませんし、規定がある場合には支払われます。また、会社規定で「業績に応じて支給」といった定めがある場合、業績の状況によって賞与が支払われないこともあります。
PR・広報業界に転職するには、具体的にどうすればよいのでしょうか。
PR・広報業界に転職するには、まずPR・広報という仕事についての知識を深めましょう。
先に述べたように、PR・広報業界の仕事といっても、「営業」「コンサルティング」「webマーケティング」「PR素材の作成」など、多岐にわたります。そのため、まずは自分のキャリアをどうするかについて考える必要があります。
特に、PR・広報の仕事は未経験者にとって難しい職種だといわれており、業界経験がない場合は、経験を積むことから始めなくてはいけません。
PR・広報の仕事へ就くのに、必要な資格はありませんが、有利になり得る資格として「PRプランナー資格認定制度」というものがあります。「公益社団法人 日本パブリックリレーションズ協会」が主催する検定試験で、広報・PRの仕事に必要な知識とスキル、そして職務意識を有することを認定します。
PRプランナーの試験は、3段階に分かれており、もっとも難しいのが「PRプランナー」、次に難しいのが「準PRプランナー」、もっとも易しいのが「PRプランナー補」となります。PRプランナーの試験については、3次試験で実技試験がある上に、3年以上の実務経験がないと取得できません。未経験者の方は、もっとも易しいPRプランナー補の資格から取得することを目指しましょう。
PR・広報の仕事は、成果が見えるまでに一定期間を要します。ゆえに、広報・PRとしての力量を示すことが簡単ではありません。PRプランナー資格を取得していることで、必要なスキルが備わっている証明となるため、転職時に有利となる可能性が高いでしょう。
※PRの資格についての詳細は「PRの仕事で必要な資格ってあるの?PRプランナーを持つことによるメリット」をご覧ください。
自分が活躍したい分野が決まったら、いよいよ仕事探しです。もっとも効率的なのは、転職エージェントや求人情報サイトを活用することでしょう。
転職エージェントは、面接対策やエントリー書類の準備、企業との面接調整などのやり取りをエージェントが代行してくれるため、仕事と並行して転職活動をするなど忙しい場合に便利なサービスです。
自分のペースで転職活動を進めていきたい方は、求人情報サイトがおすすめです。多くの求人情報を自由に閲覧し、比較した上で何社でも応募できるというメリットがあります。
エランでも、様々なPR・広報の求人をご紹介しています。まずはお気軽にご登録(無料)ください。
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