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広報・PR関連の資格で唯一専門の資格となるのが「PRプランナー資格認定制度」です。
基本的な知識から実践的なスキルについての検定試験で、現在広報部署のPRを担当している人や、これから広報・PR関連の職に就きたいと考える人が取得しています。
今回はPRの仕事で必要な資格について、またPRプランナーの資格を持つことのメリットを紹介します。
広報・PRの仕事に就くにあたり、必要な資格はありません。ただし、広報・PRの仕事をしていく上で有利になりえる資格として「PRプランナー資格認定制度」というものがあります。
多くの人は実務を通し、経験を積むことで徐々にノウハウやスキルを身につけていくのが通例です。
PRプランナー資格は、「公益社団法人 日本パブリックリレーションズ協会」が主催している検定試験です。広報・PRの仕事に必要な知識とスキル、そして職務意識を有することを認定します。
PRプランナーの資格を取得することでどんなメリットがあるのでしょうか。
広報・PRの仕事は、目に見える数字で結果を示すということが難しい職種であり、かつ成果もすぐに確認できるものではありません。ゆえに、広報・PRのプロ としての信頼を示すことが容易ではありません。
しかし、PRプランナーの資格を取得しているということは、仕事に必要な知識とスキルを一定水準以上で有している証となりますので、おのずとビジネスパートナーからの信頼度は高まります。
PRプランナーの試験に合格すると、定期的にセミナーやイベント、交流会の開催があります。参加することで他の広報・PR職の人と情報交換ができたり、人脈を広げたりすることができます。
また、勉強会もさまざまなテーマで定期的に開催されており、各業界の第一線で活躍する方のお話が聞けます。広報・PRとしての知見を深められるのはもちろんのこと、色んな業界の情報に触れることができます。
PRプランナーの試験は1次~3次試験まであり、すべての試験を合格した人だけがPRプランナーの資格を得ることができます。
実は、PRプランナーの資格は3段階に分かれていて、もっとも難しいのが「PRプランナー」、次に難しいのが「準PRプランナー」、もっとも易しいのが「PRプランナー補」となります。
資格 | 認定条件 |
---|---|
PRプランナー | 1~3次試験の合格者で、かつPRプランナー書類審査の合格者 |
準PRプランナー | 1次・2次試験の合格者で、かつ準PRプランナー書類審査の合格者 |
PRプランナー補 | 1次試験の合格者であり、かつPRプランナー補書類審査の合格者 |
ご覧の通り、各資格には認定条件があり、もっとも難しいPRプランナーは1~3次試験まですべて合格した上で、書類審査もクリアしなくてはなりません。
難易度ですが、PRプランナー補と準PRプランナーはPR・広報としての基本的な知識が中心となる上にマークシート方式の回答となるため、1~2か月くらいしっかり勉強すれば合格する可能性も高い試験です。
しかし、PRプランナーは3次試験で実践技能を求められ、かつ広報・PR関係の実務経験が3年以上ないと取得できません(下記でさらに詳しく説明しています)。
広報・PRとしての実務経験が全く無いという方は、まずは準PRプランナーやPRプランナー補の資格を取得し、数年の経験を経てPRプランナー試験に挑戦してみてください。
ちなみに、各資格の認定に関する定義は以下の通りです。
PRプランナー | 広報に関する幅広い実務をこなす能力があり、責任者をサポートする知識や提案スキルがあることを認定する資格 |
---|---|
準PRプランナー | 広報の仕事に必要な知識があることを認定する資格 |
PRプランナー補 | 広報の仕事をするのに必要最低限の知識があることを認定する資格 |
PRプランナーの試験には、それぞれ1次~3次試験まであるということはお話ししました。各試験の概要をまとめましたのでご覧ください。
1次試験 | 2次試験 | 3次試験 | |
---|---|---|---|
受験資格 | なし | 1次試験合格者 | 2次試験4科目合格者、かつ3年以上の広報・PR関連実務経験者 |
受験料(税抜き) | 10,000円 | 8,640円 | 8,640円 |
認定登録料(税抜き) | 5,000円 | 4,000円 | 4,000円 |
試験方法 | マークシート方式 | マークシート方式 | コンピューターによる記述試験 |
問題数 | 50問 | 4教科・各25問(計100問) | 2課題・各1問 |
試験時間 | 80分 | 各科目50分 | 180分 |
試験内容 | 1.広報・PRに関する基本的な知識 2.コミュニケーションとその手段 3.マーケティングと広報・PRなど |
1.広報・PRの実務に関する専門知識 2.CSR・IR、危機管理など、企業経営とコミュニケーション 3.マーケティング・ブランドマネジメント 4.広報・PR実務 5.時事知識 |
1.広報・PRに関する実勢技能 2.ニュースリリースの作成 3.広報・PR計画の立案作成 |
先にも述べましたが、3次試験では、回答方式がマークシートではなく記述式となり、さらに難易度が上がります。「広報の実務経験が3年以上」が受験資格になっている通り、ニュースリリースの作成や、広報・PR計画の立案作成など、より実践的な内容となっていることに注目です。
1次~3次試験、それぞれの合格率も見てみましょう。
1次試験 | 2次試験 | 3次試験 |
---|---|---|
75.2% | 78.8% | 58.5% |
※第1回から全試験の累計
参考:PRプランナー資格認定制度/検定試験「資格認定制度について」
合格の基準は、1次試験が正答率70%以上で2次試験が65%以上、3次試験が60%以上となります。各試験はそれぞれ年に2回実施されています。
合格後には「認定申請」というものが必要になり、申請が承認されて初めて資格取得という流れになります。認定申請の期限は、「各試験に合格した後3年まで」と定められているため、試験合格後は忘れないよう速やかに申請してください。
PRプランナーの以外にも、広報・PRの仕事に役立つ資格はあります。今回はおすすめの資格を3つピックアップしてみました。
商品プランナーは、JMCP日本商品開発市会が認定する資格です。商品やサービス企画の基礎、マーケティング力、広報、広告、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力などについての知識が問われます。
PRプランナー試験取得のメリットでも触れた通り、広報・PRのプロとしての能力は対外的に示しづらいものです。商品プランナーの資格を有していることで、一定の企画力や広報力があるとアピールできます。
プロモーショナル・マーケター認証資格制度は、「一般社団法人 日本プロモーショナル・マーケティング協会」が提供する資格で、プロモーション能力を備えた人の育成を目的としています。
セールスプロモーションに関する知識と、それを展開していくスキルを証明できるため、広報をする上での的確なアプローチ能力がアピールできます。
プロモーショナル・マーケター資格取得の中で、広報に必要なプロモーションの手法やターゲット設定、企画立案など一連の流れを学ぶことができるので、取得しておけば実業務に大きく役立ちます。
ビジネス文書検定は、実務技能検定協会が主催する民間の検定試験です。書類の作成やメールの文章作成において、正しい表現を学ぶことができる検定になります。
特に、広報の仕事はプレスリリースの作成をすることが多く、きちんとした文章を書けないと会社の評判にかかわります。文書作成が得意な方も苦手な方も、持っておいて損のない資格です。
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