印象が良い証明写真のコツとは？OK例・NG例のサンプルつき

証明写真のサイズは「縦4cm×横3cm」

カットした証明写真のサイズが大きすぎたり小さすぎたりすると、誠実さに欠ける印象を与えるため、ちょうど良いサイズに調整しましょう。
スピード写真を利用する場合は、「履歴書用」を選択し、写真館の場合は用途を伝えてください。

証明写真の期限は3ヶ月以内

原則、証明写真は3ヶ月以内に撮影したものを使用します。
ただし、3ヶ月以内に撮影した写真でも「髪色や髪型が違う」「体重が大きく変動した」のように、印象が変わる場合は撮り直しが必要です。

写真の背景はブルーorホワイトの無地

写真館やスピード写真では、自分で背景色を選ぶこともできますが、基本は「ブルーorホワイトの無地」です。
自分で証明写真を撮影する場合は、壁紙や布地を利用して、部屋の様子が映り込まないよう注意しましょう。
また、壁に近づきすぎると自分の影が壁に映り込んでしまうため、壁から少し離れた位置に立って撮影するのがポイントです。

写真の裏にフルネームを記入

証明写真が履歴書からはがれてしまう可能性があるため、誰のものか判別できるよう、写真の裏側にフルネームを記入しておきましょう。
就活生は、学校名・学部・学科名・氏名の順番で記入します。
油性ペンを使用すると、「のりで字がにじむ」「写真の表側が凸凹になる」といった事態を防げます。

証明写真の使い回しは厳禁

一度使用した証明写真をはがして、別の履歴書に添付する「使い回し」は、厳禁です。
志望度の低さが露呈するだけでなく、「常識のない人」という印象を与えるため、マイナス評価されてしまいます。
採用担当者は、日々大量の履歴書を目にしているため、使い回しかどうかはすぐに分かります。

軽くあごを引いてカメラ目線

スピード写真や自撮りで撮影する場合、カメラと目線が同じ位置になるよう椅子などを調整し、軽くあごを引いて撮影しましょう。
目に力を入れていつもより少し大きめに開くと、意欲の高さが伝わりやすくなります。

歯が見えない程度に微笑む

証明写真では、歯が見えない程度に微笑むのが基本です。
上手く表情が作れない人は、「ウィ」と言った状態のまま、軽く唇を閉じると自然な表情に仕上がります。
男性の場合、キリっとした表情でも良いでしょう。

背筋を伸ばしてカメラの正面に座る

証明写真は、マスコミなど一部の業界を除いて、正面でのアングル撮影が基本です。
両肩を開くようにして軽く胸を張り、ピンと背筋を伸ばして撮影しましょう。

肩の位置や頭の傾きを調整する

「左右で肩の高さが違う」「頭が傾いている」など、無意識に身体が傾いてしまう人も多いです。
写真館で撮影する場合は問題ありませんが、スピード写真や自撮りの場合は、鏡やカメラ映像をチェックして、自分で調整する必要があります。

スーツは、黒や紺といったダークカラーの無地が基本です。
ジャケットの中は、白無地のシャツ（中途の女性はブラウスでもOK）を着用し、しっかりとアイロンがけしましょう。
男性は、ストライプやチェック、無地のネクタイを着用します。

清潔感が重要となるため、目や眉、耳が見えるよう、ナチュラルにセットしてください。
肩にかかるくらい髪が長い女性は、ハーフアップやポニーテール、シニヨンなどで、まとめます。

また、明るすぎる髪色はビジネスシーンにふさわしくないため、地毛に近いナチュラルカラーにしましょう。
カラーの基準は企業によって異なりますが、一般的には7トーン以下が望ましいです。

【あごが上がりすぎ・引きすぎ】

あごが上がると見下ろすような視線になり、引きすぎると上目遣いになってしまいます。
どちらも良い印象を与えないため、目線がカメラと平行になるよう調整してください。

【正面を向いていない】

一部の業界・職種では、斜めのアングルが好まれることもありますが、基本的に証明写真は正面のアングルで撮影します。

【ポージングをしている】

証明写真は、個性を自由にアピールするものではないので、ポージングを取るのは不適切です。
正面を向いて座り、手はひざの上に置いた状態で撮影しましょう。

【笑いすぎ】

ニッコリ笑っている写真はかわいらしいですが、証明写真で歯が見えるくらいの笑顔は、やりすぎです。
反対に、無表情だと暗い印象を与えてしまうため、歯が見えない程度に微笑みましょう。

ただし、業界や職種によっては、笑顔の写真を求められることもあります。事前に確認してから撮影に臨んでください。

スナップ写真やプリクラを証明写真として提出するのは、NGです。
証明写真は、バストアップ（胸から上）の写真を指すため、全身写真もふさわしくありません。

【猫背】

猫背は、だらしなく見えたり、意欲がなさそうに見えたりするため、良い印象を与えられません。
姿勢を正して撮影しましょう。

【髪型が適切でない】

前髪が長い場合は、目や眉が隠れないようにセットしてください。
髪が肩にかかるくらい長い場合は、アップスタイルにして清潔感を出しましょう。

【顔が隠れている】

サングラスやマスクなどのアイテムは、顔が隠れてしまうためNGです。
メガネの着用は問題ありませんが、反射で見えづらくならないよう注意してください。
なお、色付きのレンズや特殊な形状のメガネなど、主張の強すぎるものは、避けた方が無難です。

ひざ上に白いハンカチを広げる

ひざの上に白いハンカチや紙を置いておくと、レフ板代わりになります。
光が反射して表情が明るく見えるので、好印象を与えられます。

顔の体操をしてから撮影する

表情筋をほぐしてから撮影に臨みましょう。
表情を作りやすくなるだけでなく、顔色も良くなるため、印象が良くなります。

【表情筋の体操】
・大きく目を開き、「うー」と言いながら唇をとがらせる
・目と口をぎゅっと閉じて、口角を思い切り上げる
・「ぱっ」と言いながら、目と口を思い切り開く
・「いー」と言いながら、笑顔を作る

カメラレンズを拭いておく

カメラが汚れていると、余計なものが映り込んだり、暗くなったりするため、クオリティが低下します。
自撮りやスピード写真を利用する場合は、撮影前にカメラレンズもしくは、正面のガラスをティッシュやハンカチで拭いておきましょう。

カメラマンには気になる点を遠慮せずに言う

写真館を利用する場合は、カメラマンにコンプレックスや気になることを遠慮せずに伝えましょう。
コンプレックスをカバーした写真を撮ってくれるため、満足度の高い写真に仕上がります。