アパレル業界と言えば、ショップ店員を思い浮かべる方が多いですが、影で支える物流の仕事も忘れてはいけません。
数も種類も膨大なさまざまなファッションアイテムを、タイミングよく供給しなくてはならないアパレル業界で、物流の仕事は非常に重要な役割を担っています。
今回は、アパレル業界を支える物流の仕事内容や、物流の仕事に向いている人についてご紹介していきます。
アパレル業界は、一つのショップを見てもトップス、ボトムス、アウターウェア、インナーウェア、シューズ、アクセサリーなどさまざまなアイテムがあり、更に、それぞれの商品に色やサイズがあるため、取り扱う商品の種類は膨大です。
また、季節やエリア、トレンドといった大まかな要素だけではなく、その年の気温変化、テレビドラマや映画などメディアの影響、今ではInstagramやTwitterといったSNSなどの影響によって、“お客様の関心がある商品“は細かく変化しています。
このような、多様な顧客ニーズに応えるには、大量の商品をストックでき、オーダーがあった際にすぐに発送できるような物流システムが必要となります。
アパレルの物流倉庫は入荷した商品や、店舗から下げた商品をストックする保管の役割があります。
また、保管している商品をいつ、どこの店舗へ、どれくらい分配するかを、把握するための管理や仕分け、検品などが行われています。
私たちが店舗やネットで気軽にショッピングできるのも大量の商品を検品、管理し、必要なものを適切なタイミングで供給する物流システムがあるからこそと言えます。
このように、アパレル業界にとって物流は非常に重要な要素であり、それを支えるスタッフたちが、アパレル業界を支えているといっても過言ではありません。
物流の仕事と言っても様々な仕事があり、求められるスキルや能力も大きく変わってきます。
どのような仕事があるのか、みていきましょう。
◇仕分け
◇検品/検針
◇ピッキング
◇タグ付け
◇梱包・発送
※メーカーや企業によって実際の仕事内容は異なります。
縫製工場などから納品された商品や店頭から引き揚げた売れ残りなど、様々な商品が物流倉庫には入ってきます。
仕分けの仕事とは、このような商品を適切に保管するために、商材に応じて分類し、適した場所に格納する作業です。
規模の小さな工場や倉庫の場合、仕分け担当が入荷時検品を兼ねていることもあります。
関わる商材によっては、重い荷物を仕分けることもあるので、体力が必要となります。
検品作業は納品された商品の縫製確認や危険物混入などをチェックする作業です。
検品や検針作業は縫製工場で製品を出荷する前の出荷時検品、物流倉庫で商品を入荷する際の入荷時検品、商品をオーダーのあった店舗やお客様に出荷する際の出荷時検品など、一つの製品で何度も行われることがあります。
この検品によって、ほつれや傷、汚れ、破損などが見つかることもあり、店頭に並ぶ前に不良品を発見しなくてはなりません。
また、マチ針やミシン針などの危険物が混入していた場合、お客様にケガを負わせてしまう可能性があります。
製造責任が問われることになるので、検針器などの機器を使用して漏れがないようチェックを行います。
検品や検針作業は、お客様が安心して商品を身に付けるための重要な工程です。
見逃してしまうとクレームの原因にもなるので、慎重かつスピーディーな対応が求められます。
ちなみに、複数の商品を倉庫に入荷した際に、数が合っているか、商品が間違っていないか確かめる作業を検品と呼ぶこともあります。
お客様からの注文や在庫調整などの出荷指示に従って、商品を倉庫の中から探し出す作業をピッキングと言います。
自身が倉庫内を巡って、膨大な商品の中から指定されたものを集めてくる“摘み取り方式”と、ベルトコンベアから流れてくる商品の中から指定されたものをピックアップする“種まき方式”の二種類があります。
指定された商品をピックアップしなくてはならないので、ピッキング作業には正確さとスピードが必要です。
摘み取り方式の方は倉庫内を歩き回るため、体力が必要になることもあります。
タグ付けはブランド名やサイズなどが記載された札と値札を取り付ける作業です。
商品と合致するタグを付けていく必要があるため、正確性とスピードを求められます。
ピッキングされた商品が注文内容と相違ないか確認し、箱詰めする作業です。
商品にシワが付いたり、配送途中で形が崩れたりしないよう、注意しながら梱包していきます。
ラッピングの必要な商品など、梱包方法が指定されていることもあるので、指示に沿って正確に包む必要があります。
物流の仕事にはさまざまな工程があるので、体力の必要な作業もあれば、正確さや丁寧さを求められる作業もあります。
物流の仕事内容は、基本的に単純作業が多くなります。
一人で黙々と取り組む作業が苦にならないという人は向いています。
検品や検針、ピッキング、タグ付けなど、倉庫内の作業には丁寧さや正確さが求められる仕事が多いです。
特に検品や検針作業は、ブランドの品質に関わる重要な工程なので、素早く丁寧な作業ができる人は向いていると言えます。
倉庫内の仕事は仕分けやピッキングなど、重いものを持ったり、一日中動き回ったりする作業もあるため、体力に自信のある人は向いているかもしれません。
物流の仕事と聞く「力仕事ばかりで、体力のない自分には向いていない」と思われる方も多いですが、そうではありません。
物流の仕事は、ピッキングの担当、梱包の担当、検品・検針の担当など、分業されていることが多いです。
ピッキングや仕分けの担当になると、ものによっては体力を必要とすることもありますが、検品や検針の担当になれば、体力よりも丁寧に、効率よく進めることが求められます。
したがって、物流の仕事には興味があるけど、体力に自信がないという女性や高齢者の方でも、問題なく物流関連の仕事を行うことが可能です。
「アパレル業界で働きたいけど、接客には抵抗がある」という方は、倉庫の軽作業を検討されてみてはいかがでしょうか。
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