IBMの平均年収は低い?年齢・職種別の平均年収やボーナス事情を紹介
IBMはアメリカの外資企業であり、ビジネスコンサルティングからITシステムに関連する事業を行っている企業です。外資系と聞くと、待遇が良いと想像する方も多いでしょう。
実際、IBMの平均年収は915万円と日本の平均給与を大きく上回っており、1,000万円を超えている方もいます。
そのため年収アップを目的に転職したい場合は、転職先の1つになるでしょう。
IBMへの転職を成功させるためには、IBMの基本情報を押さえてコツを知る必要があります。そこでこの記事では、IBMの基本情報や押さえておくべき情報を紹介します。
- IBMの基本情報
- IBMの平均年収・ボーナス
- 年齢別・職種別の平均年収
- IBMの年収が高い理由
IBMの転職事情
- IBMへの転職を成功させるコツ
IBMとは?
会社名 | 日本アイ・ビー・エム株式会社 |
資本金 | 1,053億円 |
創業 | 1937年(昭和12年)6月17日 |
住所 | 〒103-8510 東京都中央区日本橋箱崎町19-21 |
代表取締役社長執行役員 | 山口 明夫 |
社員数 | 非公開 |
事業内容 | ビジネスコンサルティング、ITシステムの導入・運用、ファイナンシングの提供等 |
日本アイ・ビー・エム株式会社は1937年年6月17日に設立し、本社は東京都中央区です。資本金は1,053億円と信頼性の高い企業であることがわかります。なお、従業員は会社規定によって非公開です。
IBMの平均年収は後ほど詳しく説明しますが、口コミでは915万円です。
平均年収が高く待遇も良いがゆえに、IBMの転職志望者は多いものです。そのため書類の添削や面接対策は必須です。
IBMの年収・ボーナスを解説
IBMの平均年収は915万と高水準ですが、年収範囲は340万円〜3,400万円ととても幅があります。年収の内訳としては残業代、ボーナスが支給されます。なおボーナスは年2回です。
IBMには「バンド」といわれるものがあり、それをベースに基本給が決まります。
昇給に関しては「年次昇給」と「昇給」いわれるものがあり、口コミによると昇進した場合は場合は月収が10万円以上アップするケースもあるとのことです。
ただし昇進条件を満たさなければ、年収が微減もしくは微増にとどまります。
部門の予算によっては成果を出しても昇進がわずかという口コミもありましたが、いずれにしても年功序列の概念はまったくありません。
【年齢別・職種別】IBMの年収を解説
先述したとおり、IBMの平均年収は915万円です。
ただし平均年収が915万円といっても、実際は部署や年齢によって大きく異なります。ここではIBMの平均年収を年齢別と職種別で見ていきましょう。
- 職種別の平均年収
【職種別】IBMの平均年収
職種 | 平均年収 |
コンサルタント | 850万円(400万円〜3,000万円) |
営業 | 1,060万円(400万円〜3,400万円) |
エンジニア・SE | 853万円(340万円〜2,800万円) |
ITスペシャリスト | 759万円(450万円〜1,600万円) |
プロダクトマネージャー | 1,059万円(600万円〜1700万円) |
IBMの職種別の平均年収は、営業が一番高くなっています。最高年収も3,000万円台の方と営業がトップです。
その後は次の順番で平均年収が低くなっていきます。
- 営業
- プロダクトマネージャー
- エンジニア・SE
- コンサルタント
- ITスペシャリスト
平均年収が低くなるといっても、どの職種も成果を出せば年収1,000万円は可能です。
また、高年収=激務というわけではなく、有給は取得しやいうえに裁量労働制で柔軟に勤務できるとのことです。部署によって忙しさに違いはあるものの、ワークライフバランスは意識しているようです。
参照:日本アイ・ビー・エムの福利厚生・住宅手当(全457件)【就活会議】
IBMの年収が高い理由は?
IBMは20代で年収500万円台、なかには800万円台の方もいて非常に高水準です。IBMの年収が高い理由として、以下のような点があげられます。
- 従業員に求めるスキルが高いため
- 自社製品とマルチベンダー両方での提案が可能なため
- 技術力が高い
IBMは自社製品やマルチベンダー両方での提案が可能と、どんなクライアントにも柔軟に提案が可能です。他のコンサル会社のようにマルチベンダーだけでの提案ではないのが、IBMの特徴です。
従業員に求められるスキルはリーダーシップやビジネスコンサルティング、システムデリバリー経験経験3年以上、日常会話レベルの英語力と高いものです。
給料を押さえて高いスキルを求める企業もあるものの、それでは従業員のモチベーションを低下を招いてしまいます。
IBMのように高い給料、リモートワークや裁量労働制の導入ともなれば従業員のモチベーションは維持され、結果的に会社の生産性アップに繋がります。
IBMの転職事情
何度か申し上げたようにIBMは転職難易度が高い企業です。しかし、すべての人がIBMに適しているわけではありません。
- 中途採用者に求めるスキルが高い
- 有給取得の促進やリモートワークの導入で働きやすい
- 一人ひとりが働きやすい会社
中途採用者に求めるスキルが高い
「IBMの年収が高い理由」の項目でも紹介したように、IBMが中途採用者に求めるスキルは高いものです。募集要項は部署によって異なるものの、いずれも実務経験が重視されます。
ただし求めるスキルが高いだけではなく、成果はきちんと給与に反映されます。実際、IBMの平均給与は915万円と高く、成果次第で1,000万円に到達可能です。
実際、口コミでは「実力主義であるため成果次第で大きく年収がアップする」「業務に対して年収は高い」との内容が多く確認できます。
ただし注意点として、成果を出して年収がアップするのであり、何もしなくとも年収が上がるわけではありません。年齢が上がっていくごとに年収が上がる年功序列ではないため、注意しましょう。
有給取得の促進やリモートワークの導入で働きやすい
IBMは激務との声もありますが、実際に働いている人の口コミでは働きやすいとの内容が多く見られます。チームによって有給取得の難易度は異なるものの、多くの人は「取得が容易」とのことです。
さらにリモートワークと労働裁量性を導入しており、比較的自由度は高いものです。自己管理ができる方であれば、働きやすいと感じるでしょう。
コンサル=激務とイメージしている方は多いものの、IBMのようにワークライフバランスが充実してれば、働きたいと感じる方も多いのではないでしょうか。
実力主義であるため人によっては厳しいと感じる可能性があるものの、働きやすさに関しては特別不安に感じる必要はないでしょう。
一人ひとりが働きやすい会社
IBMは成果主義であり、評価されるのに性別は関係ありません。
IBMは成果を上げれば性別にかかわらず昇進・昇給をします。口コミでは管理層における女性の比率が60%との内容もあり、キャリアを築きたい女性にもおすすめできる企業です。
さらに「自分らしく働ける職場づくり」とLGBTQへの取り組みも進めており、同性パートナーを配偶者と同等に見做す「IBMパートナー登録制度」を施行しています。
IBMは年収が高く福利厚生が充実しているだけではなく、ダイバーシティーに取り組んでおり、性的指向や性別にかかわらず働きやすい企業です。
IBM ダイバーシティー&インクルージョン:LGBTQ+を支援する取り組み- Japan
IBMへの転職を成功させるコツ・ポイント
IBMへの転職を成功させるには、コツを抑える必要があります。待遇がよく年収が高いIBMへの転職は、面接対策や転職エージェントの活用が必須です。
ここでは、次の3つについて紹介します。
- IBMの募集要項を把握する
- 転職エージェントを活用する
- 自分の得意分野を把握する
IBMの募集要項を把握する
IBMへ転職する場合は、募集要項の把握が必須です。部署によって求められるスキルは異なり、条件を満たしていないと転職を成功させるのは難しいものです。
下記はIBMの中途採用で求められる条件の一部です。
- 2年以上のRDBまたはNoSQLの要件定義/設計/実装経験
- データモデリング経験
- BtoBにおける顧客の課題解決業務の経験
- プロジェクト推進に係る業務
さらに英語力があり、プロジェクト経験が豊富であればあるほど転職成功率も高まります。
IBMに転職したい場合は募集要項を把握して、十分なキャリアを積んでから転職しましょう。
転職エージェントを活用する
IBMのように転職志望者が多い企業では、転職エージェントを活用して転職するのが一般的です。
転職エージェントは業界に詳しいキャリアアドバイザーのアドバイスを受けられるうえ、業界の動向を把握することができます。
他にも次のことを行ってくれます。
- 転職相談
- 職務履歴書の添削
- 面接日程の調整
- 入社条件の交渉
ほか
今の仕事先が忙しくて転職活動に専念するのが難しい、面接対策ができないといった場合は、転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェントには非公開求人もあり、場合によってはIBM以外に理想としている求人が見つかる可能性もあります。
転職エージェントは無料で利用できるものもあるため、登録しておいて損はありません。
自分の得意分野を把握する
転職は自分の得意分野を把握することから始まります。例えばクリエイティブセンスがあるにもかかわらず、経理やコンサルの能力がある経験豊富な方と戦うのは難しい話です。
IBMは実務経験が重視されるため未経験は難しいものの、自分の得意分野を把握すれば転職の選択肢はさらに広がります。
自分の得意分野を把握し自分に向いている職種を理解して、転職成功させましょう。
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経験やスキルに自身のない方でも、キャリアアドバイザーが客観的に分析してくれるため、活かせる強みを見つけることができるでしょう。
また、応募先企業との日程調整や条件交渉を代行してくれるため、納得の行く条件で転職を進めることが可能です。
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利用料金 |
|
参照:公式サイト
まとめ
IBMは平均年収1,000万円には届かないものの、実力主義であるため成果次第で到達可能です。
高水準の総合商社のように年功序列ではないものの、成果主義によって年齢に関わらず評価されるのはIBMの魅力です。
さらに福利厚生も充実しているとの口コミもあり、完全週休2日制に加えてフレックスタイム性も導入しており、働きやすい会社だといえます。
しかし、待遇が良いため転職志望者は多く、簡単に転職はできません。
IBMへの転職を成功させるには、IBMの基本情報や転職のコツを抑えて、しっかりとした対策をする必要があります。そこで転職エージェントが必須です。
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