退職代行サービスおすすめ5選!選び方や向いている人の特徴も解説
会社をスムーズに辞められるため、近年では「退職代行サービス」の需要が高まっています。
また、退職代行サービスの種類は多く、それぞれ料金や対応業務が異なります。そのため、どのような業者があるかを把握し、比較して最適なサービスを選ぶ必要があるでしょう。
しかし、自分に合ったサービスがどのようなものか分からない人は多いでしょう。そこで今回は、おすすめの退職代行サービス5選を紹介します。
- 退職代行サービスの概要・特徴
- おすすめの退職代行サービス5選
- 退職代行おすすめ料金比較ランキングTOP3
- 退職代行サービスのおすすめの選び方
- 退職代行サービスのメリット
- 退職代行サービスの利用がおすすめな人の特徴
メリットや利用がおすすめな人も解説するため、ぜひ参考にしてみてください。
退職代行サービスとは?
退職代行サービスとは、退職を希望する従業員に代わり、会社へ退職の申し出をする業者のことです。
サービスの中には完全に従業員に代わって、退職の申し出・手続き・交渉を行う業者もあり、有効活用することで理想の退職を実現できます。
従業員の状況によっては、自分で退職の旨を上司に伝えることに精神的な負担を感じるケースが少なくありません。
いわゆるブラック企業で働き続けると、肉体的・精神的な負担が増大し過労で倒れてしまうケースもあるでしょう。
そのようなときに、適切な退職代行サービスを利用すると、円滑に会社を辞められます。ただし、退職代行サービスにはさまざまな業者があるため、最適なものを見つけなければなりません。
例えば、サービス利用に1万円から10万円以上かかることもあります。実際に弁護士が対応するサービスの中には、15万円以上するケースも珍しくありません。
おすすめの退職代行サービス5選
退職代行ガーディアン
- 労働組合が運営する退職代行サービス
- 料金は一律29,800円(税込)とリーズナブル
- 労働組合は東京都労働委員会に認証されている
- 違法性がないため安心して利用できる
- 即日退職にも対応している
退職代行ガーディアンは、労働組合が運営する退職代行サービスであり、料金は一律29,800円(税込)であるため気軽に利用できます。
即日退職にも対応しており、サービスへの申込後は会社や上司への連絡は不要です。追加費用は発生せずに、会社側と交渉してもらえるため、理想的な退職を実現しやすいです。
種類 | 労働組合 |
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料金(税込) | 一律29,800円 |
対応時間 | 24時間 |
相談方法 | LINE・電話 |
退職代行Jobs
- 低価格で充実したサービスを提供している
- 弁護士監修の退職代行業者と、労働組合が連携している
- 会社側と交渉する場合は組合に加入する必要がある
- 最初から会社との交渉を希望する場合はお得なプランを利用できる
- 顧問弁護士が指導しており、適正な業務を実施している
退職代行Jobsは、低価格で充実したサービスを提供している退職代行業者です。弁護士監修の退職代行業者と労働組合が連携しているため、会社との交渉も可能です。
また、最初から会社との交渉を希望する場合は、「安心パックプラン」を利用でき、労働組合費を合わせて29,000円(税込)になるためお得です。
種類 | 一般企業(労働組合と連携) |
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料金(税込) | 一律27,000円 |
対応時間 | 24時間 |
相談方法 | LINE・電話 |
辞めるんです
- 料金は一律27,000円(税込)と低価格で利用できる
- 弁護士が監修している退職代行サービス
- 追加費用が発生しないため安心して利用できる
- 24時間365日相談を受け付けており、即日退職にも対応している
- 今までに7,000件の退職実績がある
弁護士が監修している退職代行サービスである「辞めるんです」は、料金が一律27,000円(税込)と低価格で利用できます。
今までに7,000件の退職実績があり、過去の相談で退職できなかったケースはありません。連絡手段は豊富にあり、LINEで手軽にやり取りできる点も魅力です。
種類 | 一般企業 |
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料金(税込) | 一律27,000円 |
対応時間 | 24時間 |
相談方法 | LINE・電話・メール等 |
出典:辞めるんです公式サイト
退職代行ニコイチ
- 料金は一律27,000円(税込)と低価格
- 17年間も提供しているため、実績は豊富
- 退職成功率は100%※であるため安心
- メール相談は24時間受け付けており、電話やLINEでもやり取りできる
- 打ち合わせを入念に行うため、円満退職を希望する人にもおすすめ
退職代行ニコイチは弁護士が監修している退職代行サービスです。料金は一律27,000円(税込)と低価格であるため、コストパフォーマンスが優れています。
退職成功率は100%である点も安心して利用できる要因です。メール相談は24時間受け付けており、電話やLINEでもやり取りできます。
種類 | 一般企業 |
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料金(税込) | 一律27,000円 |
対応時間 | 7:00~23:30 |
相談方法 | LINE・電話・メール |
出典:退職代行ニコイチ公式サイト
※公式サイトより
退職代行ネルサポート
- 料金が一律22,000円(税込)と格安
- 会社との交渉が可能である
- 弁護士が監修し労働組合が運営しているサービス
- 追加費用は発生せず、退職成功率100%※の実績がある
- 残業代や有給消化を希望する人で、費用を抑えたい人におすすめ
退職代行ネルサポートは、料金が一律22,000円(税込)です。サービス内容が充実しているうえ、最安値に挑戦している点が特徴となります。
追加費用は発生せず、退職成功率100%の実績があるため安心して利用できるでしょう。転職活動のサポートも受けられ、転職に成功すると50,000円のお祝い金も出ます。
種類 | 労働組合 |
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料金(税込) | 一律22,000円 |
対応時間 | 24時間 |
相談方法 | LINE・電話・メール |
出典:退職代行ネルサポート公式サイト
※公式サイトより
【料金比較】退職代行おすすめランキングTOP3
本記事で紹介した退職代行サービスの、料金が安い順にランキング形式にしました。ぜひ参考にしてください。
※本記事内で紹介したおすすめの退職代行サービスの中で、料金が安い順に紹介しています。
※情報は2022年10月時点のものです。最新の情報とは異なる可能性があります。
※料金が同額の場合は、対応時間が長いサービスを上位としています。
1位:退職代行ネルサポート 22,000円(税込)
- 料金が一律22,000円(税込)と格安
- 会社との交渉が可能である
- 弁護士が監修し労働組合が運営しているサービス
- 追加費用は発生せず、退職成功率100%の実績があるため安
- 残業代や有給消化を希望する人で、費用を抑えたい人におすすめ
2位:退職代行Jobs 27,000円(税込)
- 低価格で充実したサービスを提供している
- 弁護士監修の退職代行業者と、労働組合が連携している
- 会社側と交渉する場合は組合に加入する必要がある
- 最初から会社との交渉を希望する場合はお得なプランを利用できる
- 顧問弁護士が指導しており、適正な業務を実施している
同率2位:辞めるんです 27,000円(税込)
- 料金は一律27,000円(税込)と低価格で利用できる
- 弁護士が監修している退職代行サービス
- 追加費用が発生しないため安心して利用できる
- 24時間365日相談を受け付けており、即日退職にも対応している
- 今までに7,000件の退職実績がある
退職代行サービスのおすすめの選び方
弁護士が運営しているかで選ぶ
退職代行サービスは、運営元により大きく分けて3種類あり、費用と対応できる業務範囲が異なります。主な運営元は「一般企業」「労働組合」「弁護士」です。
一般企業の費用相場は安いですが、会社との交渉や法律関連の内容は対応できません。労働組合の場合は、一般企業よりも相場は上がるものの、会社との交渉が可能になります。
退職に際して、残業代・有給消化の交渉が必要な場合であり、トラブルに発展しなそうなケースでは、弁護士が運営する退職代行サービスがおすすめです。
料金を比較して選ぶ
先程の通り、退職代行サービスの運営元によって、費用相場は大きく変わります。近年では、退職代行サービスの種類が増えており、中には格安で対応してくれるものもあります。
弁護士が運営する退職代行の場合、費用相場は50,000円から100,000円ほどになるため、あらかじめ予算を決めると比較・検討しやすいです。
サポート体制の充実度で選ぶ
退職代行サービスを選ぶ際は、サポート体制の充実度も比較しましょう。連絡が取りやすく、相談しやすい業者であれば、スムーズにやり取りを進められます。
他にも、連絡手段が電話対応のみのものもあれば、LINEを使って手軽にやり取りができるものもあります。このように、各サービスのサポート体制も比較しましょう。
実績・口コミによる評判で選ぶ
退職代行サービスを選ぶ際は、実績や口コミなどの評判を参考にすることも重要です。低価格でサービスを提供している業者の場合は、過去にトラブルが起きてないか調べると良いでしょう。
また、「対応が遅い」「退職できなかった」など、悪い口コミがある業者も避ける必要があります。他にも、「入金後の対応が雑だった」という業者もいます。
ただし、ネット上の口コミには偏った意見も含まれているため、過信しないように注意しましょう。
退職代行サービスの利用がおすすめな人の特徴
- 退職の意思を伝えられない人
- 上司が退職を認めてくれない人
- 致し方ない理由で会社に行けない人
退職代行サービスは、自分で退職の意思を伝えられない人におすすめです。パワハラを受けており上司とやり取りをしたくない人や、上司が忙しく退職の旨を伝える時間がない人にも有効です。
退職代行サービスを利用することで、自分で退職の意思を伝えられない人でもスムーズに会社を辞められます。
特に弁護士が業務を担当するサービスであれば、よりスムーズに退職の手続きを進めやすいでしょう。他にも、体調不良などの致し方ない理由で会社に行けない人にも有効です。
退職代行サービスはおすすめ?メリットを解説
退職できる可能性が高くなる
退職代行サービスを利用することで、自分で連絡・手続きをしなくても良くなるため退職できる可能性が高くなります。
退職を希望する人の中には、「上司が退職を認めてくれない」「退職の旨を話す時間を作ってもらえない」という人は少なくありません。
弁護士が運営する場合であれば、企業との交渉やトラブルの対応もできるため、退職しやすくなるでしょう。
上司とやり取りをせずに済む
退職代行サービスは、その名前の通り、退職の手続きを代行してもらえます。そのため、上司とやり取りをせずに退職できる点も大きなメリットです。
今まで何度も退職の話しをしても、認めてもらえない場合は少なくありません。場合によっては、パワハラなどの被害が悪化する可能性もあります。
最短即日対応が可能
退職代行サービスによっては、最短で即日対応が可能であるため一早く会社を辞められます。
「会社に行きたくない」と追い詰められている人にとって、すぐに辞められることは大きなメリットになるでしょう。
退職後のトラブル回避に繋がる
何か会社や上司と問題が起きている場合、自分で会社を辞めることで、その後もトラブルが起きる可能性があります。
そこで弁護士などが運営する退職代行サービスを利用することで、トラブルを事前に回避できるでしょう。
このような業者を利用することで、会社からの連絡に対応せず安心して辞められます。
退職代行の利用が必要なケース・不要なケースを紹介
ここでは、退職代行の利用が必要なケースと不要なケース、それぞれを詳しくみていきましょう。
退職代行は非常識といった声もありますが、状況によっては利用したほうがスムーズに退職できることもあります。一方で、利用することによってのデメリットもあります。
退職代行を利用後に「使わないほうが良かった」とならないために、まずは自分が利用するべきなのか不要なのかを把握しましょう。
退職代行の利用が必要なケース | 退職代行の利用が不要なケース |
会社に退職を申し出ても引き止められる | 退職後も上司や同僚と良好な関係を築きたい |
退職をしようとすると会社から脅される | 数カ月後に辞める予定の場合 |
明日にでも辞めたい | 難なく退職が可能 |
退職代行の利用が必要なケース
退職代行の利用が必要なケースは、「会社から退職を引き止められて思うように辞められない」「すぐに辞めたい」といった場合です。
- 会社に退職を申し出ても引き止められる
- 退職をしようとすると会社から脅される
- 明日にでも辞めたい
一般的な企業であれば辞めたい意思を尊重して、引き継ぎ業務などを考慮して退職予定を決めるものです。
しかし、ブラック企業の場合は「転職できないようにしてやる」「損害賠償を請求される」といった悪質な手段で退職を引き止めてくるのです。
退職代行のなかには24時間対応しているところもあり、明日に辞めることも可能です。自分で退職手続きを行わなくて良いため、気まずい思いをすることはありません。
このように、「仕事をやめたいけども辞められない」といった場合は、退職代行サービスが非常に有効です。
退職代行の利用が不要なケース
退職代行の利用が不要なケースは、「退職後の会社の人と関係を続けたい」「自分で辞められる」といった場合です。
- 退職後も上司や同僚と良好な関係を築きたい
- 数カ月後に辞める予定の場合
- 難なく退職が可能
退職代行は顔も合わせず突然辞められるのが魅力的ですが、会社側からすれば良い印象を抱きません。
そのため退職後も上司や同僚と関係を続けたい、お世話になった会社で感謝しているなどであれば、利用は避けるべきです。
上記のようなケースにもかかわらず利用すると、かえって後悔する可能性があります。そのため、退職代行の利用は避けるのが無難です。
退職代行サービスの利用の流れ
退職代行サービスの利用の流れは、次の5ステップに分けられます。
- 利用したい退職代行サービスに相談する
- 申し込み・必要事項の記入
- 料金の支払い
- 打ち合わせ・退職連絡
貸与物の返却・退職届の郵送
- 退職完了報告・アフターフォロー
退職代行サービスによって細かい流れは異なるものの、上記の流れが一般的です。
1.利用したい退職代行サービスに相談する
利用したい退職代行サービスが決まり次第、相談をします。
なお、退職代行サービスの申込方法はサービスによって異なるため注意してください。
- LINE
- 電話
- メール
「利用を検討していて相談だけしてみたい」といった方でも安心して依頼できるよう、今後の流れや有給取得についても教えてくれます。
相談料無料の退職代行サービスならば、「やっぱり利用しない」となっても料金を支払う必要はありません。
申し込み・必要事項の記入
実際に退職代行を使うとの流れになった際は、申込みをして必要事項の記入をします。
- 本名
- 性別
- 会社情報(会社名や電話番号、連絡先など)
- 雇用情報(雇用形態、勤務年数など)
- 退職理由
- 退職したい日時
- 有給休暇の取得希望
- 貸与物
- 必要な書類
など
手続きをスムーズに進めるためにも、必要な情報は正確に伝えましょう。
料金の支払い
退職代行サービスは基本的に前払いとなっているため、利用前に料金の支払いをします。
なお、支払い方法は退職代行サービスによって異なるため、事前に確認しておきましょう。
- 銀行振込
- クレジットカード支払い
- 分割払い
- 電子マネー
- キャリア決済
もしも資金が厳しい場合は、後払いに対応している退職代行を利用しましょう。
入金が確認された後、実際に退職の準備に入ります。
打ち合わせ・退職連絡
再び退職日や有給休暇について打ち合わせをした後、退職代行サービスが退職連絡を行います。
なお、有給休暇や未払い残業代などを拒否された場合は会社側と交渉する必要があります。
もしも有給取得や残業代未払いを請求する可能性があるならば、労働組合・弁護士が運営している退職代行サービスがおすすめです。
貸与物の返却・退職届の郵送
退職代行サービスの方が職場へ退職を伝えた後は、「伝えた」との報告があります。
その後は貸与物の返却をし、退職届が郵送されて完了です。郵送で済むため、会社に行く必要はありません。
退職完了報告・アフターフォロー
会社側から退職届などの書類が届いたら、無事退職です。
もしも企業から連絡が来たり、書類提出に不備があったりしても、退職代行の方がサポートしてくれるため安心です。
退職代行を利用する際の注意点
退職代行の料金は20,000円から100,000円ととても幅広く、決して安い金額ではありません。失敗しないためには、利用する際の注意点を押さえておきましょう。
- 評判の良い業者を選ぶ
- 安すぎる業者は避ける
- そもそも本当に利用するべきなのかを考える
評判の良い業者を選ぶ
退職代行のなかには悪質な業者もいるため、評判の良いところを選ぶようにしましょう。
評判の良い業者であればアフターフォローもしっかりとしているため、不安なく利用できるはずです。
ただしホームページなかったり、調べても情報が一切出てこなかったりする業者は、避けたほうが無難です。
安すぎる業者は避ける
退職代行は決して安くはないため安く済ませたいのが本音ですが、安すぎる業者は避けるべきです。
退職代行の料金は2万円から10万円と幅広いものの、とりあえず1万円以下のところは避けるべきです。
料金が安すぎる業者は避けて、併せて実績もチェックしておくと安心して依頼できます。
そもそも本当に利用するべきなのかを考える
先ほど紹介したように、退職代行は利用するべきケースと不要なケースがあります。
退職代行を検討している場合は、そもそも自分が利用するべきなのかどうか考えてみましょう。
退職代行は会社を辞めるのにも数万円の出費が出るうえ、同期だった方との連絡も取りにくくなります。
また、次の転職先が以前と同じ業界であれば、取引先が退職代行を利用した会社だったと気まずい思いをする可能性もあります。
メリットとデメリット、自分の状況を踏まえて、退職代行を利用するべきなのか考えていきましょう。
よくある質問
退職代行サービスとは、勤めている従業員の代わりに退職の申し出をしてくれる業者のことです。退職の手続きや交渉などを代わりに行ってくれるため、精神的負担を少なくして辞められます。ブラック企業に努めている方におすすめのサービスです。
まとめ
この記事では、おすすめの退職代行サービス5選を紹介しました。退職代行サービスの運営元には、一般企業・労働組合・弁護士があり、それぞれ料金や対応業務が異なります。
例えば、企業と有給消化や残業代の請求などの交渉が必要な場合、労働組合や弁護士が運営する業者に依頼する必要があります。
また、事前にどのような形で退職したいかを明確にすると、業者を比較しやすいです。