人事への転職は未経験でも可能?役立つ資格や向いている人も解説

人事への転職は未経験でも可能?役立つ資格や向いている人も解説

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人事の仕事はプロパーの社員が担当しているイメージも強く、未経験での転職は難しいと思われていることが多いですが、実は未経験から転職するチャンスも十分にあります。

そこでこの記事では、未経験から人事へ転職する際に知っておきたいこと、人事への転職に役立つ資格などを解説します。

この記事で分かること
  • 人事の仕事事情
  • 人事の平均年収
  • 未経験から人事への転職は可能か
  • 人事への転職に役立つ資格
  • 人事への転職に向いている人の特徴
  • 人事への転職を成功させるコツ
  • 人事の転職向けおすすめ転職エージェント

人事を目指す人におすすめの転職エージェントも紹介しているので参考にしてみてください。

ポイントを押さえて人事への転職を成功させましょう。

転職前に知っておきたい!人事の仕事とは

人事の仕事とは、実際にはどのような業務なのでしょうか。企業の中でも重要な役割を果たす人事の仕事内容ややりがいについて紹介します。

人事の仕事内容

人事の仕事内容について「人材の採用」「人材の管理」などといったイメージがある方も多いでしょう。人事部ではそのほかにも様々な業務があります。

人事の仕事内容
  • 人材採用
  • 評価関連
  • 教育・研修
  • 労務
  • 人事企画

1つずつの業務に関して詳しく説明していきます。

人材採用

転職前に知っておきたい!人事の仕事とは

新卒採用や中途採用などを通して、企業の経営に必要な人材を採用する業務です。企業の経営において最も大切な人材を確保するための重要な役割を担っています。

評価関連

社員の業務や実績への評価制度を策定します。社員がモチベーションを保ちやすいような目標制度や、不当な評価がないような評価制度を作成したりする業務です。

社員が企業で長く活躍するために働きやすい制度などを管理する大切な業務です。

教育・研修

転職前に知っておきたい!人事の仕事とは

新人や中途採用者が企業へのオンボーディングがしやすいように教育や研修を行います。その他にも、社内での能力や知識向上のための研修などの企画や運営などを行うこともあります。

労務

社会保険手続、勤怠管理、給与計算、健康診断、福利厚生業務や安全衛生管理などを行います。社員の労働環境を整えるための重要な業務です。

最近では、職場でのメンタルヘルスに関することが問題になることも多く、人事部でメンタルケアへの対応を行う企業も増えているようです。

人事企画

転職前に知っておきたい!人事の仕事とは

社内の部門構成や人員配置、採用計画などを行う業務です。社員がより効率良く働けるように、社内の人材の管理や調整を行い、さらに新たな人材の採用を行います。

人事の仕事のやりがい

「人事に転職したい」と憧れを持つ人も多い仕事ですが、実際にはどんなやりがいがあるのか紹介します。

人事の仕事のやりがい
  • 人の成長に関わることができる
  • 経営に近い部門で働くことができる
  • 労働者に関する専門的な知識が身につく

より具体的に人事の仕事をイメージするためにも、参考にしてみてください。

人の成長に関わることができる

転職前に知っておきたい!人事の仕事とは

採用から、研修、その後の社内の活躍まで、人材の成長や育成に関われるのは人事の仕事の魅力でしょう。直接教育をする機会はありませんが、管理部門として人の成長を見守ることができます。

経営に近い部門で働くことができる

人事の仕事の中でも特に重要な採用の業務は、経営者が自ら業務に関わっていることも珍しくありません。人材の採用は組織の経営においてとても重要な仕事です。

一社員として、経営層に近い立場で業務ができるというのは、人事のやりがいの1つでしょう。

労働者に関する専門的な知識がつく

人事の業務の中には、社員の年金や保険に関しての手続きを行う場面も少なくありません。法律に関連することなど、専門的な知識を要する業務も多いので、知識が深まるでしょう。

人事の転職事情を解説

近年、AI化が進んでいることで人が必要ではなくなっている仕事は増えています。しかし、人事職については人がやらなければいけない仕事はまだまだあります。

人事職は人が人を見る仕事なので、むしろ機械ではダメな職種と言えるでしょう。以下では、人事職の現状から今後の将来性までいくつかの観点から解説していきます。

人材不足のため優秀な採用担当者が求められる

少子高齢化が進んでいることが原因で定年退職をする人が増えている一方、新しく入社する人材は少なくなっています。そのような状況になると企業は新しい人材を求めるようになりやすいです。

就職しない道を選ぶ人が増えているのも売り手市場になっている理由の一つです!

しかし、応募者全てを採用していてはもちろん経営状態が悪化しかねません。そんな状態に陥るのを防ぐために、人事部の採用担当者が企業とマッチしそうな人材を見極めているのです。

 いくらAIの技術が進んでも人が人を見ないといけない事実は変わらないため、人を見るプロが会社には必要となります。

売り手市場になるほど多くの応募者を見ないといけず、その分採用担当者の数も必要になってくるので、人事職は今後も需要が高い仕事と言えるでしょう。

従業員のメンタルケアが必要

人事職は近年、ストレスチェックが義務化されたりメンタルヘルスについても言及されていたりすることから、請け負う業務は増えています。

 メンタルヘルスの不調によって仕事へのモチベーションが低下したり、生産性が下がったりと企業にとってもマイナスな効果が生まれてしまうこともあります。

なかでも工場・現場仕事など危険を伴う仕事では、他の従業員を怪我させてしまう恐れもあり、それが労災に繋がる可能性も出てくるでしょう。

そういった生産の低下や危険の防止をすべくメンタルケアの実施が重要となっていますが、これらの業務は人事部が担当することが多いです。

メンタルヘルスケアを実施することで円滑な企業運営ができるようになり、新たな人材を雇用する必要を無くせるようになります。

人事の平均年収はどれくらい?

人事職の給与は基本的に固定給であることから、営業職のように頑張れば頑張るほど確実に年収を上げられるというわけではありません。

以下では、人事職の平均年収や給与上げるための方法について解説していきます。

人事の平均年収は478万円

人事職の平均的な年収はマイナビエージェントによると約478万円とされています。日本の平均年収は436万円ですので少し高い水準です。

 20代後半~30代前半の一般社員は350万円~450万円、30代後半で課長クラス以上の役職に就くと450万~550万円ほどになります。

さらに、40代以降になると後輩の育成をはじめとしたマネジメント業も担う機会が増え、年収700万円を超えることも珍しくありません。

その中でも新人の教育・研修は責任が大きい業務であるため、評価されて給与も高くなりやすいです。

人事職で給与を上げるには?

人事職で給与を上げるにはいくつか方法があります。まず、資格手当で給与を上げる方法です。資格を有していることで対応できる業務の幅は広がり、会社から評価されやすくなります。

人事職で役立つ主な資格
  • キャリアコンサルタント
  • メンタルヘルスマネジメント検定

勉強しておくと自分自身のキャリア形成にも繋げられるので、将来のことを考えても役に立つでしょう。

 人事の仕事といえば新たな人材を確保する採用活動を行うイメージが強いと思いますが、従業員の能力や成果を評価したり人材配置なども行います。

また、企業の課題を解決した実績を作っていくのも一つの手段です。人事評価を明確かつ分かりやすいようにしたり、人事異動した従業員が上手く機能したりしたなどはアピールしやすいでしょう。

間接的でも会社の経営向上に貢献した実績を作ることをおすすめします!

転職することも頭に入れておく

どんなに優秀な結果を出していたりスキルを身に着けていたりしても、業績の良くない会社に在籍し続けていると、年収アップはどうしても期待しづらいです。

 実績を作っても人事部の取り組みについての重要性を分かっていない場合もあるので気を付けましょう!

そんなときは、まず直属の上司に相談してみましょう。「こんな取り組みをしてきた」というように、自分がいることで会社にとってどんなプラス効果を与えているかをアピールすると良いです。

 言わないと気付いてもらえない、もしくはアピールしない限り給与を上げない方針を取っている可能性もあるので、ひとまず伝えてみることをおすすめします。

それでも評価(給与)を上げることが難しそうな場合は、人事職を募集している企業へ転職してみることも考えてみましょう。

転職活動を行う際には、転職エージェントの活用がおすすめです。エージェントを利用すると、自分のスキル・年齢などを踏まえた上でマッチしそうな企業を紹介してくれます。

自分の市場価値を把握できるいい機会にもなるでしょう!

未経験から人事への転職は可能?

未経験から人事への転職は可能?

未経験での転職は難しいというイメージを持っている方も多い人事の仕事ですが、近年人事の求人は増加傾向にあります。

その理由として、中小企業やベンチャー企業など、採用を強化する企業が増えている影響で、採用を進める側である人事の人材が不足していることがあります。

 各企業での人事の募集人数は、基本的には多くありません。

特に、近年人事の需要が高まっている業界は、ベンチャー企業などが多くあるITや人材業界です。それらの業界での実務経験がある人は、採用の際にも知識が活かせるでしょう。

元々はプロパーの社員が人事を務めることが多く、人気があるにも関わらず中途採用の枠が少なく、倍率が高いことが知られていた人事への転職。近年の流れは未経験者にはチャンスと言えます。

市場の流れを読んで転職活動を進めることも大切ですね。

人事への転職に役立つ資格

人事への転職に役立つ資格

人事には必須資格が設けられていないことも多いですが、資格を取得するとライバルと差をつけることができます。

そこで、ここからは人事への転職に役立つ3つの資格を紹介しましょう。

キャリアコンサルタント試験

キャリアコンサルタント試験は、働く人のキャリアに関する悩みや相談に対して、的確なアドバイスや指導を行うための国家資格です。

人事として社内の人材のキャリアに関する悩みを聞く機会や、転職をして新たな環境で働きたいと思っている人と関わる機会の多い仕事なので、実務に活かしやすい知識が身に付くでしょう。

ビジネスキャリア検定

人事への転職に役立つ資格

ビジネスキャリア検定は、ビジネスパーソンに求められる専門知識を活用した、実務能力を評価・証明するための公的資格です。

資格取得を通して、仕事を円滑に進めるための基本的な知識を身につけることができます。

未経験で転職する際にも、最低限の知識は持っているという証明として役立つでしょう。

メンタルヘルス・マネジメント検定

メンタルヘルス・マネジメント検定は、労働者への配慮や心の健康問題を持つ復職者への支援の仕方などを学べる資格です。

近年、職場でのメンタルヘルスの問題は重要視されており、人事として社員の心を気遣えるスキルは、企業からのニーズも高く採用のチャンスが広がるでしょう。

人事へ転職する際に有利なスキル

転職

人事へ転職するにあたり、必要な資格と同様に有利なスキルも習得しておきましょう。有利なスキルを習得することで、人事としてのキャリアアップもしやすくなります。

人事企画の構築経験

人事企画の構築経験とは

人事企画の構築経験:会社の経営方針や課題解決といった高い視点から組織構成や人員配置、採用計画の策定などの仕事をした経験

人事の業務内容は採用や社員の評価を行う業務と捉えられがちですが、実際には組織作りから会社の成長を担う業務を担当します。

 企業経営について理解をしておき、汎用的なマネジメントスキルをアピールし、転職やスキルアップを有利に進めることができます。

人事の実務スキルだけではなく組織全体を把握するスキルも、企業の発展と組織の活性化を担う人事の業務には必要になってきます。

社員一人ひとりがモチベーション高く働ける精度作りも企業を支えるポイントです。

調整・交渉スキル

人事は企業の発展と組織の活性化を担う業務であるため、調整・交渉も他の部署よりも比較的多いといえます。

調整・交渉例
  • 求職者
  • エージェント
  • 配属先の部署

人事は必ずしも利害関係が一致するような関係者と調整や交渉を行わなければならないため、多角的な視野の獲得が強みになります。

これまでの仕事であった苦労などを振り返り、周囲への影響や実績を確認してみましょう。

人事への転職に向いている人の特徴

人事への転職に向いている人の特徴

社員から経営層まで社内の人と関わることが多い人事の仕事ですが、どんな人が人事の仕事に向いているのでしょうか。人事への転職が向いている人の特徴を紹介します。

秘密を守れる人

社内のあらゆる機密情報を扱う人事の職において、口が硬く秘密を守れるということはとても重要です。社員の個人情報や企業の経営方針など、人事で扱う情報は機密性が高いです。

業務内で知った些細なことでも、社内の同僚や社外の人などにうっかり話してしまったりすると、大きなトラブルを招きかねません。

 重要な情報を扱っている自覚を持ち、細心の注意が必要です。

もちろん、社内の人事異動に関する情報なども人事部では先に知り得ることもありますが、正式発表前に外部に漏らすようなことがあっては絶対になりません。

誠実で秘密をしっかりと守れ、信頼できる人が人事に向いているといえるでしょう。

コミュニケーション能力が高い人

人事への転職に向いている人の特徴

人事の仕事は、社員から役員まで社内のあらゆる人と関わるため、円滑なコミュニケーション能力が求められる仕事です。

大勢の社員が働きやすいように制度や規定を作成する人事の仕事では、「相手の立場に立って考える能力」が重要になるでしょう。

 現場で働いている社員の気持ちになって評価や目標制度を整えます。

一口に社員と言っても、人事部が関わりを持つ社員の中には、正社員・契約社員・パート・派遣社員など、立場の違う人が多く存在します。

社内のどの立場の人にとっても、伝わりやすく気持ちのいいコミュニケーションを取る能力はとても重要になります。

愛社精神が旺盛な人

人事の仕事は、経営層に代わりに企業の顔として、人材の採用を行います。企業の発展のための最適な答えを考え抜くことができる、愛社精神旺盛な人は人事に向いています。

人事の仕事は、新たに入社する人と一番初めに接点を持つ重要な仕事でもあります。企業のことを、自分ごととして捉えられると理想的でしょう。

 人事の仕事は「会社のために」という考え方が大切です。

愛社精神が旺盛だと、経営層が求めていることや考えていることを理解しやすくなり、指示を受ける前に自分から動く力も身につくでしょう。

企業の経営を自分ごと化し、熱意を持って業務に取り組める人こそ、人事に向いているといえます。

冷静な判断ができる人

人事への転職に向いている人の特徴

人事の業務を行う上で、冷静な判断能力はとても重要です。社内の多くの人との関わりを持ち、相手の立場になって物事を考える能力が重要になる人事の仕事。

一方で、組織の管理部門といて、人事に関する判断を下す際には、情に流された判断をするわけにはいきません。

 人と人との関わりとは切り離して、冷静に判断を下します。

人事異動や、契約社員や派遣社員の契約など、人事の業務の中では厳しい判断を行わなければならない場合もありますが、経営に関わる決断は、プロとして冷静に行うことが求められます。

職務と感情をうまく切り分けて、業務にあたれる人こそ、人事の仕事に向いているでしょう。

人事の転職の流れを解説

情報収集・自己分析

求人探しを行う前に、人事の仕事についての情報収集や自分という人間をアピールするために自己分析を行わなければいけません。

 どんな仕事をするのかや自分という人間を理解していない人を企業は採用しようとは思いません。

自己分析を行っていると、履歴書を作成する際や面接などでアピールできるようになります。

また、情報収集をしておくことで入社前に身につけておくべきスキルを把握できるので、転職後に活躍しやすくなるでしょう。

気になる求人に応募していく

自己分析や企業研究を行ってからは、「こんな待遇のもとで働けたらいいな」といった応募する企業の条件を考えていきましょう。

 いくら自分のやりたい仕事ができても、やりたいことができないほど時間を拘束されたり、給料が安かったりすると働き始めてから窮屈に感じてしまいます。

そのような事態を避けるためにも、条件を指定することは重要となるのです。その上で、転職サイトかエージェントを利用すると効率良く転職活動を進めることが可能となります。

エージェントではこちらが提示した希望業界や待遇などをもとに求人探しを行ってくれます!

応募書類の提出

転職

業界研究と自己分析を行いつつ、求人探しを進めていくと理想の企業に出会えるかと思います。そこで気になった企業には積極的にどんどん応募していきましょう。

併願することは企業にとっても珍しくない事なので悪影響を及ぼすことはありません!

その際にほとんどの企業から求められるのが、履歴書(経歴書)の提出です。約7割の求職者が書類選考で落とされると言われています。よって、応募書類に記載する文章は内定を貰うためにも重要となるのです。

転職サイト・エージェントを利用していると、作成していた自己PRを確認して興味を持った企業から直接オファーが来ることもあります。そのため、ある程度文章をまとめておくと良いでしょう。

採用面接

書類選考を通過すると次は面接です。質問される内容はもちろん企業によって異なりますが、基本的な対策としては志望動機・自己PRなどを答えられるようにしておきましょう。

何度も練習しておくことが大事ですが、その際には答えたことに対してどこから質問されても回答できるようにしておくべきです。

 自分の答えた内容を深掘りして答えられないと「本当に思ったことを答えているのか?」と疑問を持たれます。

また、エージェントを利用すると担当アドバイザーが面接練習を行ってくれるサービスがあるため、積極的に活用していきましょう。

自分では完璧だと思っていた内容でも第三者目線では、「もっとこうした方がいい」「ここは直した方がいい」などと気づくことができます。

転職のプロであるアドバイザーから受ける助言なら尚更です。

内定が決まってから転職するまで

採用面接を通過すると応募した企業から内定通知が届きます。エージェントを利用していれば、担当者を通じて内定通知を貰えます。

ここからの流れとしては、まず転職先の企業といつ入社するかの相談を行います。企業とのやりとりはなるべく早く行いましょう。最低でも1日1回は連絡すべきです。

 入社日が決定したら今働いている会社への退職報告をしなければいけません。ここでの注意点としては、直属の上司に伝える前に周囲に話したりさらに上の立場の人に話してしまわないようにしましょう。

いくら退職するとはいっても、伝える相手と順番を間違えてしまうと円満に退職しづらくなる可能性もあります。

また、エージェントを利用して転職する場合はアドバイザーに給与アップの交渉をお願いしておきましょう。こちらからは言いづらい事でもアドバイザーが代理で交渉してくれます。

エージェントは求職者の給与が上がるとその分企業から貰える報酬が増えるので、できるだけ給与を高くしておきたいといった背景があります!

人事への転職で参考にしたい志望動機例文

志望動機を書く際に抑えておくべきポイント

転職する際には履歴書(経歴書)を提出しなければいけませんが、人事職の場合に抑えておくべきポイントとしては下記のとおりです。

人事へ転職する際に重要なポイント
  • 人事の仕事に対してどのあたりが魅力に感じたかを記載する
  • 会社経営に大きく関わることを理解しておく
  • 応募する企業独自の戦略について触れる

人事の仕事は会社経営を円滑に行うためには欠かせない存在です。そういったスキルがあることをアピールしていきましょう。

異業種から転職する場合の例文

未経験から人事職に転職する場合の志望動機

私は現在勤めている飲食店の社員として、調理をはじめとした店舗管理だけでなく、アルバイトの採用・育成業務にも従事してきました。

その中で会社経営を向上させるには、スタッフの対応がお客様にとって気持ちの良いものでなければいけません。そのためには、どんな人材を採用するかやどうやって指導するかが重要となります。

そんな重要な仕事を担う責任感と達成感に私は魅力を感じており、今後はもっと深く人事という仕事に関わっていきたいと感じたので、御社の人事職を志望した次第です。

人事の仕事が未経験である場合であっても、前職で培ったスキル・経験などをどうやって活かせるかについて記載していくことが大事です。

その上で将来的にはどのように成長していきたいかといった部分について書いていくと、より良い文章となるでしょう。

人事への転職を成功させるコツ

ここからは、人事への転職を成功させるコツについて解説します。理想の職場に転職するためにも、ぜひチェックしてみてください。

転職エージェントを活用する

人事への転職を成功させるコツ

未経験で人事へ転職する際は、転職エージェントの利用が最適です。未経験の業種で、求められる人材像やスキルや経験などは、あまり想像がつかないことも多いでしょう。

転職エージェントには、人事の転職市場に精通したコンサルタントが数多く在籍しており、未経験者でも転職活動が円滑に進むようにサポートしてくれます。

転職しやすい時期を知る

人事への転職を成功させるコツ

人事の求人が増える傾向にあるのは毎年7〜9月です。人事の主な業務である、採用や社内人事、労務などの繁忙期を避け、退職をする人や、採用に踏み切る企業が増えるのがこの時期です。

年間のスケジュールがきっちりと決まっている人事への転職は、求人が多い時期を狙うことが大切です。

アピールできる資格やスキルを身につける

比較的にプロパー社員が担当することの多い人事の仕事。未経験の人を中途採用する際に企業が求めるのは、即戦力になってくれそうな人材でしょう。

人事未経験での採用を歓迎する求人は近年増えていますが、少しでも採用のチャンスを広げるためには、実務で活かせる資格やスキルの習得が有効でしょう。

人事の仕事内容を理解する

転職

主な人事の業務内容
  • 人材の育成
  • 人材の評価
  • 評価制度の企画
  • 労務環境の管理

人事の業務は主に上記の4つに分類することができます。業務内容の具体的な比重は業種によってさまざまなので、気になる求人はあらかじめ調べて把握しておきましょう。

志望動機や自己PRで活用することができます。

志望動機・アピールできることを明確にする

 業務内容の把握は、企業がどのような人材を人事に求めているのかや、必要になるスキルはあるかを知ることができます。

志望動機では人事未経験であっても、これまでの職歴を踏まえてどのような経験が人事に活かすことができるのかに重点をおきましょう。

自己PRでは、人事で活かせる経験やスキルを伝えます。前職が営業職の方はコミュニケーション能力・目標達成までの実行力、販売職や飲食行の方はスケジュール管理力・後輩育成力などがアピールできます。

経験や得意な分野を活かした志望動機や自己PR内容を考えることが大切です。

未経験から人事へ転職するときの注意点

どこに行ってもリスクはあることを知る

ここからは、未経験から人事へ転職するときの注意点について解説をしていきます。

ハードワークになる時期がある

人事などの社内管理部署はワーク・ライフバランスが取りやすく働きやすい環境だと思う方も多いですが、採用時期にはハードワークになることがほとんどです。

 デスクワークだけではなく、支社や支店店舗を訪問し、現場と調整・交渉、合同企業説明会へ参加するなど、デスク以外の業務も行います。

また、1月中旬から徐々に活発になり3月にピークを迎える人事採用担当は、採用予定人数や採用の予算組みや、採用広告の選定などを担当します。

時期によってハードワークになる場合や、デスクワーク以外の業務も行う場合も多いです。

会社によって人事に求める人材が異なる

人事の一般的な業務内容
  • 人材の採用
  • 人材の育成
  • 人材の評価
  • 人事業務の制度設計
  • 社内の環境作り

人事は主に上記の仕事内容を担いますが、会社の方針や業種などによって比重が異なり、求められる人材も異なります。

デジタル化に伴い、IT業界では採用・育成のニーズが高くりやすい傾向にあり、人事として採用されるためには、ITリテラシーの知識を習得していることが望ましいです。

業界によって人事に求める人材が異なるので、企業分析を行いミスマッチを防ぎましょう。

会社と社員の板挟みになる可能性がある

転職

人事は人材を管理する業務であるゆえ、人事のはたらきが会社の業績や環境に直結する業務であるともいえます。

 社員が働きやすい環境か快適な環境かなど、社員一人ひとりの働き方を優先して取り組まなければなりません。

2019年4月から働き方改革が行われ、人事は労務管理について細かく管理しなければならず「人事計画立案」「人事制度運用」「勤怠管理業務」「福利厚生運用」など会社と社員の板挟みになって社員の管理を行います。※1

業務内容の複雑化とそれに伴う多忙は、あらかじめ理解しておく必要があります。

人事を目指す人におすすめの転職エージェント3選

リクルートエージェント

リクルートエージェント

おすすめポイント
  • 完全無料で利用できる
  • 安定した求人数が担保されている
  • 業界大手で実績が豊富
  • 幅広い職種の求人がある

リクルートエージェントは業界大手で、人事向けの求人も多数扱っています。知名度も高く、「転職といえばリクルートエージェント」と考える人も多いでしょう。

経営層に近い、人事関連の求人は、ネット上で一般公開にならないことも多く、転職活動をする際は転職エージェントの非公開求人を紹介してもらうことが大変重要です。

 非公開求人は一般公開すると人気が殺到してしまうような好条件な求人であることが多いです。

リクルートエージェントは、幅広い条件の求人を扱っていることが特徴で、ハイクラス向けの求人から未経験者向けのものまで扱っています。

さまざまな条件にも合う求人が見つかるなんて心強いですね。
公開求人数※2023年3月30日時点365,610件
コンサルの公開求人数※2023年3月30日時点5,813件
主な機能
  • 求人検索
  • 求人紹介
  • 書類添削
  • 面接対策
  • 独自情報の提供
利用可能地域全国
運営会社株式会社リクルート

出典:https://www.r-agent.com/

doda

doda LP画像

おすすめポイント
  • 完全無料で利用できる
  • 転職支援実績が豊富
  • エグゼクティブ求人に特化したサービスがある
  • 首都圏求人だけでなく、地方求人にも強い

dodaは、首都圏だけでなく地方求人に強いなど、幅広い求人を取り揃えている転職エージェントです。実績が豊富で企業からの信頼も厚く、dodaのみが扱っている独自求人が多いのも特徴です。

 2021年10月9日時点で10,000件を超える人事の公開求人を保有しているため、じっくりと条件を絞りながら理想の求人を見つけられます。

エグゼクティブ求人に特化したスカウトサービスなども提供しているため、経験や実績を活かして人事部門へのキャリアップ転職を目指す人には向いているでしょう。

紹介してもらえる求人の幅が広いと心強いですね。

公開求人数※2021年10月9日時点

100,217件

人事の公開求人数※2021年10月9日時点11,568件
主な機能
  • 求人検索
  • 求人紹介
  • スカウト
  • 書類作成ツール
利用可能地域

全国

運営会社パーソルキャリア株式会社

出典:https://doda.jp/

パソナキャリア

パソナキャリア

おすすめポイント
  • 完全無料で利用できる
  • 人事の公開求人が多い
  • マッチング力が高い
  • サポートが手厚い

パソナキャリアは、転職エージェントの中でも丁寧にヒアリングやカウンセリングを行ってくれるという口コミが多く、初めての転職でも安心して頼れるエージェントです。

 パソナキャリアは、オリコン顧客満足度調査(※)で、4年連続1位を受賞しています。

パソナキャリアは、人材派遣会社の「パソナ」のグループ会社であり、その社風を受け継いでいるため、丁寧な対応のコンサルタントが多いようです。

しっかりとヒアリングをしてニーズを把握した上で、求人の提案を行ってくれるので条件にあった求人がスピーディーに見つかりやすく、転職活動がスムーズに進みます。

初めての転職でも安心ですね。
公開求人数※2021年10月9日時点37,724件
人事の公開求人数※2021年10月9日時点3,633件
主な機能
  • 求人検索
  • 求人紹介
  • 書類添削
  • 面接対策
利用可能地域全国
運営会社株式会社パソナ

出典:https://www.pasonacareer.jp/
※https://career.oricon.co.jp/rank_shoukai/

よくある質問

人事を目指す人におすすめの転職エージェントは?
人事への転職活動を始める上で、まず登録しておきたいのはリクルートエージェントです。求人数が豊富で、業界大手の実績があるリクルートエージェントは、初めての転職でも安心のサポートが受けられます。また、dodaやパソナキャリアも豊富な求人を扱っているため、いくつかのエージェントに登録してうまく活用していくのがおすすめです。
人事の仕事内容は?
社内の人材に関わる様々なことを行います。社内の人材の配置や管理、評価制度や労働環境の整備など。さらには、新たな人材の採用を行うなど、その業務は多岐に渡ります。
人事の仕事のやりがいは?
一番は、採用や研修から人と関わりを持ち、その人の社内での活躍を管理部門として見守れるという点です。
採用時から知っている社員が社内が活躍すると人事担当者としても嬉しいことでしょう。
未経験から人事への転職は可能?
未経験からでも人事への転職は十分可能でしょう。近年は、中小・ベンチャー企業で経営拡大が行われていることがあり、人材の採用を行う人事の需要が高まっています。
人事担当が不足している業界でなら未経験からでも転職のチャンスはあるでしょう。
人事の転職に有効な資格は?
キャリアコンサルタント試験や、ビジネスキャリア検定など、人事の日々の業務に役立つ知識が学べる資格が有効です。
さらに、社員のメンタルヘルスを気遣うためのメンタルヘルス・マネジメント検定などで得られる知識は、今後需要が高まるでしょう。
人事に向いているのはどんな人?
コミュニケーション能力が高く、関わりを持つ社内のあらゆる人の立場となって物事を考えられる人は人事に向いています。
時には、人事として厳しい判断を下さなければならない状況もあるため、常に流されず冷静な判断をする能力も求められるでしょう。
人事の転職におすすめの時期は?
7〜9月は人事の求人が増える傾向にあります。採用・社内人事・労務などの繁忙期を避け、退職をする人や、採用を強化する企業がこの時期に増えるでしょう。

まとめ

今回は、未経験から人事に転職する際に知っておきたいことや、役立つ資格について解説しました。

転職を憧れる人も多い人事の職。倍率が高く狭き門ですが、しっかりと対策をすれば十分に転職のチャンスはあります。

事前準備をしっかりして、転職活動にのぞみましょう。

1人での転職活動に不安がある人も、今回紹介した転職エージェントをうまく活用して、スムーズに人事への転職を進めてみてください。

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