看護師の派遣におすすめの転職エージェント5選!求人数比較ランキングも発表
やりがいのある看護師の仕事ですが、夜勤があり勤務時間が不規則、仕事内容が多岐にわたるなど、大変な側面もあります。
「看護師を続けたいけど自由度の高い働き方がしたい」「看護師として単発で働きたい」という人におすすめなのが、派遣看護師という働き方です。
医療機関ではなく派遣会社と契約し、派遣会社から医療機関に派遣される仕組みで、福利厚生や給料は派遣会社から提供されます。
そこで今回は、派遣看護師について詳しく解説していきます。
- 派遣看護師の仕事を探す人におすすめの転職エージェント
- 看護師におすすめの派遣会社ランキング
- 派遣看護師として働くメリット・デメリット
派遣看護師におすすめの転職エージェントの選び方も解説するため、派遣という働き方を検討している看護師は、この記事をぜひ参考にしてみてください。
派遣で働きたい看護師におすすめの転職エージェント5選
看護roo!
- 「性格からわかる職場診断」で、自分に向いている施設や業務がわかる
- 累計利用者数50万人以上
- 社会保険完備、有給休暇あり、看護賠償保険に無料加入と安心
「看護roo!」は、累計利用者数50万人以上を誇る転職エージェントです。首都圏を中心に医療機関の内部情報を網羅しており、事前に共有してくれるため、職場について把握したうえで派遣先を選ぶことができます。
通常の求人であれば求人情報を見ることができますが、派遣看護師の情報は非公開で、登録するまで求人を見ることができません。
派遣後のサポートも充実しており、初めて派遣で働く看護師にも安心です。
公開求人数※2022年7月17日時点 | 60,474件 |
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派遣の公開求人数※2022年7月17日時点 | 非公開 |
主な機能 |
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利用可能地域 | 全国※派遣サービスは関東・関西エリアのみ |
運営会社 | 株式会社クイック |
出典:看護roo!
※公式サイトの文言による
レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
- 地域密着の情報力により職場の内部事情に精通
- 求人紹介や相談といったやり取りはLINEでも可能
- 終業後のサポートも万全
「レバウェル看護派遣」は、国内に12拠点を持つ看護師専門の派遣会社です。医療機関への定期的な訪問や取材により、各拠点それぞれが持つ派遣先の内部事情に精通しています。
人間関係や離職率、雰囲気といった、職場選びを左右する重要な情報を提供してくれるため、派遣先選びの失敗も少ないでしょう。
仕事で忙しくアドバイザーとやり取りする時間がない人や、電話が苦手な人にもうれしいポイントでしょう。就業後にはアドバイザーに時給やシフト調整など、待遇の交渉を代行してもらうこともできます。
公開求人数※2022年7月17日時点 | 135,434件 |
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派遣の公開求人数※2022年7月17日時点 | 非公開 |
主な機能 |
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利用可能地域 | 全国 |
運営会社 | レバレジーズメディカルケア株式会社 |
出典:レバウェル看護
ナースではたらこ
- 全国にあるほとんどの医療機関とつながりがある
- 医療機関の詳細な情報を提供している
- 電話受付は24時間対応している
「ナースではたらこ」は、看護師専門の人材紹介サービスです。
基本的には常勤や非常勤といった雇用形態の求人を取り扱っていますが、取り扱いの求人の幅を広げているため、関東圏を中心に派遣社員の求人も取り扱っています。
求人票だけではわからないような、病院の雰囲気や働きやすさといった情報も提供してもらうことができるでしょう。
キャリアアドバイザーにアドバイスを受けることもできるため、今後のキャリアの相談をすることもできます。
公開求人数※2022年7月17日時点 | 94,600件 |
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派遣の公開求人数※2022年7月17日時点 | 51件 |
主な機能 |
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利用可能地域 | 全国 |
運営会社 | ディップ株式会社 |
出典:ナースではたらこ
医療ワーカー
- 派遣看護師の求人も多い
- 全国に拠点があるので地方求人にも対応
- キャリアアドバイザーとはLINEでも連絡が可能
「医療ワーカー」は看護師向けの転職サービスです。常勤求人に加え、パートや派遣の求人情報ページが別途用意されており、派遣看護師として働きたい人にも検索しやすいサービスでしょう。
キャリアアドバイザーとはLINEでもやりとりが可能なため、忙しくてなかなか電話の時間が確保しにくいといった人にもおすすめです。
求人提案も電話やLINE、メールで受け取ることができるため、時間を気にせずチェックでき、比較検討もしやすいでしょう。
公開求人数※2022年7月17日時点 | 59,112件 |
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派遣の公開求人数※2022年7月17日時点 | 17,149件※パート・アルバイトも含む |
主な機能 |
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利用可能地域 | 全国 |
運営会社 | 株式会社トライトキャリア |
出典:医療ワーカー
ナース専科求人ナビ
- 複数の人材紹介会社の求人をまとめて検索
- コールセンターがあり電話で転職活動をサポート
- 毎月定期的に約5,000件の求人が入れ替わる※公式サイトの文言による
「ナース専科求人ナビ」は、複数の人材紹介会社の求人をまとめて検索できるサービス。全国の人材紹介会社と提携しているため、効率的に求人を見つけることができます。
派遣看護師に絞って検索することもでき、希望エリアのなかから条件に合った求人を見つけることができるでしょう。
毎月定期的に求人が入れ替わるため、希望の仕事がないといった場合でも、登録していれば条件に合う求人を見つけることができるでしょう。
公開求人数※2022年7月17日時点 | 178,471件 |
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派遣の公開求人数※2022年7月17日時点 | 16,112件 |
主な機能 |
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利用可能地域 | 全国 |
運営会社 | 株式会社エス・エム・エス |
出典:ナース専科求人ナビ
【公開求人数比較】派遣で働きたい看護師におすすめの転職エージェントランキング
※記事内でご紹介した転職サイトの公開求人数を比較し、多いものから順にランキング形式で紹介します。
※情報は2022年7月17日時点のものです。最新情報とは異なる可能性があります。
1位:ナース専科求人ナビ(公開求人数:178,471件)
- 複数の人材紹介会社の求人をまとめて検索
- コールセンターがあり電話で転職活動をサポート
- 毎月定期的に約5,000件の求人が入れ替わる※公式サイトの文言による
2位:レバウェル看護(公開求人数:135,434件)
- 地域密着の情報力により職場の内部事情に精通
- 求人紹介や相談といったやり取りはLINEでも可能
- 終業後のサポートも万全
3位:ナースではたらこ(公開求人数:94,000件)
- 全国にあるほとんどの医療機関とつながりがある
- 医療機関の詳細な情報を提供している
- 電話受付は24時間対応している
看護師が派遣で働くなら!転職エージェントの選び方
看護師が派遣で働くのならば、転職エージェントがおすすめです。
ここからは、転職エージェントの選び方をみていきましょう。
- 求人数の多さ
- キャリアアドバイザーの知識
- サポートの充実度
求人数の多さ
転職エージェントといってもサービスごとで求人数の多さは異なります。
そのため、求人数の多さは必ずチェックしておきましょう。しかし、地方に住んでいる人は累計の求人数ではなく、自分のエリアの求人数を確認してください。
また、働きたいエリアの求人が少ない場合は、複数の転職エージェントを利用するのも1つの手です。
キャリアアドバイザーの知識
キャリアアドバイザーの知識がある転職エージェントでは、自分の市場価値を把握したり、担当コンサルタントが希望している求人の内部情報を教えてくれたりします。
また、看護師ならば医療業界に特化した転職エージェントの利用がオススメです。
さまざまな職種の求人を扱っている総合型と一緒に、特化型も利用していきましょう。
サポートの充実度
転職エージェントではさまざまなサポートを受けられます。
- 書類の添削
- 転職に関する悩み相談
- 応募先の事前見学
- 面接対策
- 条件交渉
など
1人では難しい条件交渉も担当コンサルタントが代わりに行ってくれるため、気まずい思いをすることもありません。
応募から内定後までしっかりとサポートをしてくれるため、初めての転職や転職に不安がある方は、転職エージェントを積極的に利用していきましょう。
看護師転職エージェント利用の流れ
看護師転職エージェント利用の流れは、次の5ステップに分けられます。
- 看護師転職エージェントへ登録
- キャリアカウンセリング(キャリアアドバイザーと面談)
- 気になる求人へ応募・もしくは求人紹介
- 選考(書類・面接)
- 条件交渉・内定
転職エージェントでの転職をスムーズに進めるために、上記の流れを押さえておきましょう。
1.看護師転職エージェントへ登録
利用する看護師転職エージェントが決まったら、公式サイトから会員登録を行ってください。
会員登録では、下記の情報を入力します。
- 本名
- 住所
- 住所
- 生年月日
- メールアドレス
- 前職の職種・年収
- 希望の年収・勤務地
など
上記の情報はこれから転職するうえで重要な情報です。
最後にメールアドレスに間違いがないことを確認して、正式に登録を完了させてください。
2.キャリアカウンセリング(キャリアアドバイザーと面談)
必要な情報を記入後、キャリアドバイザーと面談の日程調整をします。そして、その日程をもとに面談を行います。
キャリアドバイザーとの面談では、下記のことを話します。
- 現在の転職状況
- 転職先の希望勤務地・年収などの条件
- 過去のキャリア
など
キャリリアアドバイザーはあなたのキャリアや希望をもとに、最適な求人を紹介してくれます。
3.気になる求人へ応募・もしくは求人紹介
面談が終了したら、気になる求人へ応募しましょう。
また、キャリアアドバイザーもあなたに最適な求人を紹介してくれます。
もしもキャリアアドバイザーとの相性が悪いと思った場合は、交換を申し出ましょう。交換しても、あなたに不都合になることはありません。
4.選考(書類・面接)
企業へ応募した後は、選考が行われます。
そのため、自信がない方でも安心して転職活動に挑めます。
ただし、担当コンサルタントとの連絡を返さないと転職意欲が低いとみなされて、サポートを受けられないこともあります。
5.条件交渉・内定
内定が決まった後は、担当コンサルタントがあなたの代わりに条件交渉を行います。
前職を退職していない場合は、そのアドバイスも担当コンサルタントから受けられます。
派遣看護師の種類を解説!
派遣看護師といっても、働く場所が複数あり、各派遣先で仕事内容や特徴などが異なります。
ここでは、派遣看護師の種類を3つご紹介します。
- 病院・クリニック
- 介護施設
- 保育園
病院・クリニック
代表的な派遣先として挙げられるところが、病院・クリニックなどの医療機関です。
病院・クリニックでは、産前産後休暇や育児休業を取得している正社員のスタッフさんの代わりとして働くことができます。
特に病院やクリニックでは、スタッフがチームとなって業務を遂行していくため、密なコミュニケーションをとりながら業務を行うことが重要です。
介護施設
派遣看護師は、特別養護老人ホームやグループホームなどの介護施設でも勤務することが可能です。
病気やケガなどから在宅復帰を目指す高齢者を対象とし、高齢者の方々が安心安全な生活を送れるような医療ケアを行います。
病院・クリニックと比較すると、ただ治療するだけではなく、高齢者の心身状態を考慮しながら健康をサポートすることが必要となるでしょう。
保育園
保育園でも看護師として勤務でき、主に園児の健康管理を行います。
園児の健康管理や感染症対策、怪我の応急処置、健康診断の準備など、さまざまな業務に取り掛かります。
大変に感じることもありますが、その分、信頼度もあるため、非常にやりがいを感じやすいとも言えます。
派遣看護師として働く5つのメリット
1.パートやアルバイトよりも時給が高い
派遣社員は基本的に時給で働くことになります。時給と聞くと安いイメージがあるかもしれませんが、派遣看護師の場合2,000円前後と時給は高めです。
ボーナスはないものの、時給が高いためある程度まとまった収入を狙える可能性も十分にあるでしょう。
2.ライフワークバランスがとりやすい
正社員の場合は規定に沿った働き方をしなければなりませんが、派遣看護師の場合、勤務日数や休み、夜勤の有無など、自分の都合に合わせて働くことができます。
家事や子育て、介護などと仕事を両立したい人にとっても有効でしょう。
子どもが手を離れたら正社員看護師として働きたい場合、キャリアが中断して現場感覚が鈍らないよう、柔軟な働き方ができる派遣看護師を選ぶ人もいます。
3.責任のある仕事を任されにくい
直接的に患者さんと関わる看護師は、責任のある業務も少なくありません。大きな責任のある仕事は、基本的に正社員看護師に割り振られるでしょう。
看護師として働くうえで感じるプレッシャーが辛いという人も、派遣看護師という働き方により緩和されるかもしれません。責任のある仕事を任されにくいため、肩の力を抜いて働くことができるでしょう。
委員会や勉強会が就業時間後に行われる場合、派遣看護師は参加が免除されるケースも多いようです。
4.人間関係のトラブルが少ない
派遣看護師は勤務先の職員ではないため、社内の人と少し距離を置いた働き方になるでしょう。人間関係のしがらみに巻き込まれることは、正社員に比べて少ない傾向にあります。
医療機関は多くの人が働いており、女性が多いため、総じて人間関係のトラブルで悩む看護師も少なくありません。
人間関係のトラブルに巻き込まれにくいのは大きなメリットと言えるでしょう。
5.さまざまな職場を経験できる
派遣看護師が同じ職場で働けるのは長くて3年までで、通常1~2年ほどで勤務先を変えて働くことになります。同じ業務内容であっても、医療機関が違えば対応方法にも差があるかもしれません。
看護業界の広い知識を身に付けたいという人は、学ぶことの多い派遣看護師の働き方もいいでしょう。
派遣看護師として働く3つのデメリット
1.業務範囲が限定的
派遣看護師は、常勤看護師のサポートといった立場で働くことも多くなります。働く期間が決まっているため、長期にわたるサポートが必要な患者さんの業務には割り振られにくいでしょう。
捉え方によりメリットにもデメリットにもなりえるでしょう。また、正社員であれば勤続年数やキャリアに応じた昇給がありますが、派遣看護師は頑張りに応じた昇給は基本的に見込めません。
2.同じ職場にいられるのは3年まで
職場によっては人間関係が良好で業務内容もいいなど、このまま同じ職場で働きたいと感じることもあるかもしれません。
しかし、派遣看護師の場合、労働派遣法により同じ職場で働けるのは最長3年までと定められています。
職場が変わるごとに人間関係を構築し直さなければならないことがプレッシャーになることも考えられます。ひとつの職場で長く働きたいという人には、ストレスのある働き方になる可能性もあるでしょう。
3.研修や昇給、福利厚生は派遣会社次第
派遣社員の雇用主は、あくまでも派遣会社になります。
派遣看護師=即戦力として扱われることも多く、研修が十分でなく、基本的な説明だけで就業しなければならないこともあるかもしれません。
昇給やボーナスがないケースも多いでしょう。年収アップを目指すのであれば、長く派遣看護師を続けず正社員雇用を目指すのがベターかもしれません。
よくある質問
看護師資格の取得または看護師として働いたことがある人であれば問題なく勤めることが可能です。仮に、スキルがあまりなくて不安な人であれば、転職サイトでスキルに見合った求人を紹介してもらうと良いでしょう。
1番のメリットはさまざまな職場を経験できることです。派遣看護師が同じ職場で働けるのは長くて3年であるため、短い期間でいろんな場所で多くの業務をこなすことができます。さまざまな業務を経験すれば、スキルが上がりますし、看護業界に関する知識も高められるでしょう。
トラブルが起きたことを派遣会社に相談することが最優先です。派遣会社は、事実確認に基づいて適切に対処してくれるため、「いつ」「どこで」「何が原因で」「どんなトラブルにあったのか」などと詳しく伝える必要があります。トラブルが起きた場合は、派遣会社に任せましょう。
トラブルが起きた場合と同じく、まずは派遣会社に相談しましょう。法律上、派遣先は派遣スタッフに対し、残業代などの時間外手当を支払うことが義務となっています。派遣会社としても、派遣先に規約違反されたことになるため、改善するように動いてくれます。派遣会社の方で適切な対処をしてくれるため、任せましょう。
派遣看護師に向いている人は、「幅広い職場でスキルアップを目指したい人」「自分の時間も確保しつつ働きたい人」などが当てはまります。先述した通り、さまざまな現場でいろんな業務を経験しますから、多くのことを覚えられます。経験値が溜まり、高いスキルを身につけられるでしょう。さらに、残業や休日出勤は基本的にないため、ワークバランスが保ちやすいです。自分の時間もしっかりと確保できるため、メリハリをつけることもできるでしょう。
まとめ
今回は、派遣看護師について詳しく解説しました。派遣看護師はライフワークバランスがとりやすいため、プライベートを重視したい、自由な働き方がしたいといった人に向いているでしょう。
責任が少ない、人間関係のしがらみが少ないなど、看護師特有のストレスが緩和させることができるかもしれません。デメリットも把握し、自分の希望の働き方と照らし合わせてみるのがおすすめです。
この記事を参考に派遣看護師という働き方を選択肢に含めて、理想の働き方を叶えてみてはいかがでしょうか。
記事内では、派遣で働きたい看護師におすすめの転職エージェントを紹介したため、求人数やサポート内容を比較しながら自分に合ったサービスを見つけてみてください。