50代におすすめの転職エージェント7選!求人数比較ランキングも発表
人生100年時代と言われる今日、50代から転職を考え、新たなキャリアを歩もうと志す人も少なくないでしょう。
しかし志とは裏腹に、どのように転職活動をすれば良いか分からないと感じている人もいるかもしれません。
そこで本記事では、50代におすすめの転職エージェントや転職エージェントの選び方について解説していきます。
- 50代におすすめの転職エージェントは「リクルートエージェント」「ビズリーチ」「マイナビエージェント」など
- 50代におすすめの転職エージェントの選び方は「50代向けのサービスか」「サポートの手厚さ」などを確認すること
- 50代が転職エージェントで転職を成功させるコツは、「新しいことへの学習意欲をアピール」「アドバイザーに嘘をつかない」
- 50代が転職エージェントを利用するメリットは「自分の市場価値を確認できること」「非公開求人を紹介してもらえること」
- 50代が転職エージェントを利用する際のデメリットは「50代向け求人が少ない場合がある点」
50代での転職を目指している人は、ぜひ参考にしてください。
50代におすすめの転職エージェント7選
リクルートエージェント
- 業界最大級の非公開求人を誇る
- 応募から内定後までサポートしてもらえる
- 幅広い転職サポートを提供している
リクルートエージェントは、26万件※1以上という業界最大級の非公開求人数や転職実績No. 1※2を誇る人気の転職エージェントです。
グローバル、金融・コンサルタントから、営幹部、営業、企画・事務、ITエンジニアなど求人ラインナップは多岐に渡ります。
公開求人数※2023年3月30日時点 | 365,610件 |
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主な機能 | ・アドバイザーによる無料相談 ・書類添削 ・面接対策 ・年収交渉 ・面接力向上セミナー |
利用可能地域 | 全国 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
出典:リクルートエージェント
※1:2023年3月時点
※2:厚生労働省「人材サービス総合サイト」における無期雇用および4ヵ月以上の有期雇用の合計人数(2019年度実績)2020年6月時点
ビズリーチ
- 一流企業から直接スカウトが届く
- 年収1,000万円以上の求人を多数保有している
- 厳正な審査をクリアしたヘッドハンターが在籍
ビズリーチは、即戦力人材として優良企業や一流企業から直接スカウトがもらえるハイクラス転職エージェントです。
基本的に無料で利用可能ですが、有料会員になれば仕事観の診断や、コンシェルジュによるキャリア形成サポートなど、理想のキャリアを実現させるために役立つ様々なコンテンツを利用できます。
公開求人数※2022年3月20日時点 | 72,230件 |
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主な機能 | ・求人検索 ・スカウトメールを受ける ・ヘッドハンターの検索、相談 |
利用可能地域 | 全国 |
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
出典:ビズリーチ
※2021年1月時点
マイナビエージェント
- キャリアドバイザーと共に転職プランを考えられる
- 本当に自分に合った求人情報が得られる
- 書類添削・模擬面接が受けられる
マイナビエージェントは、就職支援業界最大手の株式会社マイナビが運営する無料の転職支援サービスです。
求人票に掲載されていない社内の雰囲気まで共有してもらえるため、実際に働く姿をより鮮明に思い描くことができるでしょう。
※マイナビのプロモーションを含みます。
公開求人数※2022年3月20日時点 | 35,114件 |
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主な機能 | ・アドバイザーによる無料相談 ・求人紹介 ・書類添削 ・模擬面接 |
利用可能地域 | 全国 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
※マイナビのプロモーションを含みます。
出典:マイナビエージェント
doda
- キャリアドバイザーによる個別サポートが受けられる
- 無料セミナーやイベントが豊富
- 必ず面接が受けられる「面接確約オファー」あり
dodaでは、非公開求人を含む約10万件の求人から、自分にあった求人を紹介してもらうことが可能です。
面接日程の調整や書類・面接対策など様々なサービスを全て無料で受けられるのも嬉しいポイントです。
キャリアドバイザーによる「面接力アップセミナー」や「転職Q&A会」など転職を成功させるためのセミナー・イベントも豊富です。
公開求人数※2022年3月20日時点 | 127,647件 |
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主な機能 | ・求人検索 ・エージェントサービス ・スカウトサービス ・パートナーエージェントサービス |
利用可能地域 | 全国 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
出典:doda
リクルートダイレクトスカウト
- 年収800万〜2000万円の求人多数
- 3,000名以上のヘッドハンターが仕事探しを代行
- 登録後はスカウトを待つだけ
リクルートダイレクトスカウトは、年収800万〜2000万円の求人を多数保有するハイクラス転職サイトです。
自分のポテンシャルを最大現発揮できる一般公開されていないハイクラスの求人と出会えるかもしれません。
公開求人数※2022年3月20日時点 | 99,902件 |
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主な機能 | ・スカウトメールを受ける ・求人応募 ・ヘッドハンターに相談 |
利用可能地域 | 全国 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
JACリクルートメント
- 顧客満足度4年連続No.1
- 管理職・技術職の求人多数
- 94.7%※1が知⼈・友⼈に勧めたいと絶賛
JACリクルートメントは、ハイクラス・ミドル転職部門のオリコン顧客満足度調査で4年連続No.1を獲得※2した、多くの求職者に支持される転職支援サービスです。
同業他社との比較から見る企業の特色や、約800名に及ぶコンサルタントの調査によって見える化された社風・チームの雰囲気など、多くの有用な情報を取得できるのもJACリクルートメントの魅力です。
公開求人数※2022年3月20日時点 | 12,832件 |
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主な機能 | ・キャリアコンサルティング ・キャリア面談 ・レジュメ対策 ・面接対策 |
利用可能地域 | 全国 |
運営会社 | 株式会社 ジェイエイシーリクルートメント |
出典:JAC Recruitment
※1:2021年4-6月度JACリクルートメント利⽤者アンケート結果
※2:おすすめのハイクラス・ミドルクラス転職ランキング2022年 オリコン顧客満足度調査
iX転職
- 転職活動を長期的にサポートしてもらえる
- 希少性の高い非公開求人を受け取れる
- 面接日程の調整も代行してもらえる
iX転職とは、ハイクラス人材の転職活動を長期的にサポートする転職支援サービスです。
スカウトを待つだけでなく、自分で求人検索を行い興味のある会社にエントリーすることも可能です。
公開求人数※2022年3月20日時点 | 非公開 |
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主な機能 | ・ヘッドハンティングサービス ・求人紹介サービス ・ヘッドハンターとの面談 |
利用可能地域 | 全国 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
出典: iX転職
50代におすすめの転職エージェント求人数比較ランキングTOP3
※記事内で紹介した転職エージェントの公開求人数を比較し、多いものから順に3つランキング形式でご紹介します。
※情報は2022年3月20日時点のものです。最新情報とは異なる可能性があります。
1位:リクルートエージェント(公開求人数:365,610件)
- 豊富な非公開求人を保有している
- 応募から内定後までサポートしてもらえる
- 入社日調整や年収交渉もしてもらえる
- 独自に分析した業界・企業情報を得られる
- 完全無料で利用できる
2位:doda(公開求人数:127,647件)
- キャリアアドバイザーによる個別サポートが受けられる
- 無料セミナーやイベントが豊富
- 必ず面接が受けられる「面接確約オファー」あり
- 完全無料で利用できる
3位:リクルートダイレクトスカウト(公開求人数:99,902件)
- 年収800万〜2000万円の求人を多数保有
- 3,000名以上のヘッドハンターが仕事探しを代行
- 登録後はスカウトを待つだけ
- 特集記事を見れば業界のトレンド情報が分かる
- 完全無料で利用できる
50代の転職事情は?おすすめの業界を紹介
50代の転職を成功させるためには、業界選びが重要です。
業界選びで困っている50代の方は、是非参考にしてください。
- 介護業界
- タクシー業界
- 運送業界
介護業界
介護業界は人手不足が問題となっていることもあり、50代未経験でも問題なく転職可能です。
介護業界が人手不足になっている背景として下記が挙げられます。
- 介護人材の需要が急激に高まっている
- 他の業界に比べて目指す人材が少ない
- 激務
- 給料が安い
しかし、夜勤や資格を取得すれば大幅な給料アップを狙えます。
介護業界に対してマイナスイメージがある方も多いですが、介護業界で安定して長く働いている人が多いのも事実です。
タクシー業界
タクシー業界は50代に人気な業界の1つです。タクシー業界が人気な理由は下記のとおりです。
- 免許取得のサポートがある
- 観光や介護によってタクシー業界への需要が高まっている
- 人間関係などで悩む必要がない
タクシー業界はたとえ免許を持っていなくとも、免許取得のサポートがあるため安心して働けます。
また、観光や介護などによってタクシー業界への需要が高まっているため、転職が決まりやすい傾向にあります。
多くのお客様を乗せることができれば、給料アップするのも嬉しい点です。
運送業界
運送業界も介護業界同様、人手不足に悩まされている業界です。
実際、運送業界の経営者の75.2%(※1)もの方が人手不足に悩まされています。
運送業界には下記のようなデメリットもあるものの、50代未経験で挑戦できる数少ない業界です。
- 体力がないと長く続けるのは厳しい
- 荷物の量が多い(ヤマトや佐川など)
- スマホ・タブレットは必須
運送業界は基本的に激務であるため、体力がないと長く続けるのは厳しいものです。
しかしデメリットがある一方で、需要は高く、人間関係のトラブルは少ないというメリットがあります。
参照※1:物流・運送業界「先行き厳しい」75.2% 経営者アンケート、運転手不足に「対策予定ない」4割超(Merkmal) – Yahoo!ニュース
【転職の参考に】50代の平均年収を解説
doda調べによる年代ごとの平均年収は下記のとおりです。
全体平均年収 | 年代 | 50代男性の平均年収 | 50代女性の平均年収 |
50代 | 596万円 | 658万円 | 424万円 |
40代 | 495万円 | 562万円 | 400万円 |
30代 | 435万円 | 474万円 | 377万円 |
20代 | 342万円 | 365万円 | 319万円 |
年齢が上がっていけばいくほど、平均年収が上がっていきます。
50代におすすめの業界の平均年収と比べると、下記の表のとおりです。
介護業界(※1) | タクシー業界(※2) | 運送業界 | |
平均年収 | 約584万円 | 約310万円 | 約400万〜450万円 |
介護業界であれば50代の平均年収と大きな差はありません。また、タクシー業界、運送業界は50代の平均年収よりも低いものの、転職しやすいというメリットがあります。
また、未経験の業界ともなれば、年収が平均よりも下がってしまうのは仕方のないことです。
参照※1:50代の介護士転職|一般的なキャリアや未経験からのスタートを紹介 | コメディカルドットコム
参照※2:平均年収?労働時間?タクシー業界がわかる職業ランキング|さらぴんニュース|株式会社未来都・採用サイト|地元大阪で創業60年のタクシー会社
参照※3:トラックドライバーの平均年収は?運転手の給料を【年齢別】に紹介
【転職の参考に】50代の転職に役立つ資格
50代の転職を成功させるためには、資格を取得するのも一つの手です。ここでは、50代の転職に役立つ資格について解説します。
- 簿記
- 経営学修士(MBA)
- 建築士
- 宅地建物取引士
- ITパスポート
簿記
簿記は、経理職に必要不可欠なスキルであり、多くの50代転職者に求められる資格でもあります。簿記の資格を持っていることで、さまざまな職種に就くことが可能です。
これらの職種では、簿記の知識とスキルが必要であり、簿記の資格を持っていることで、自分自身の市場価値を高められます。
経営学修士(MBA)
MBAは、ビジネスパーソンには必須の資格であり、50代での転職においても非常に有効な選択肢の一つです。
例えば、経営戦略、マーケティング、会計、財務、人事などの分野において、より深い知識を身に付けられます。
建築士
建築士の資格を持っていることで、建築関連の仕事に就けるだけでなく、設計や監理など、より高度な業務にも携わることが可能です。
さらに、建築士は、地域の行政や建築関連の団体においても重要な役割を担っています。
宅地建物取引士
宅地建物取引士の資格を取得することで、不動産業界でのキャリアアップの機会が増え、業務内容を広げることが可能です。
ITパスポート
ITパスポートの資格を持っていることで、IT業界での就職機会が増えるだけでなく、IT業界以外の職種でも活躍することが可能です。
例えば、製造業界では、ITパスポート取得者は、生産管理システムの導入や生産プロセスの改善など、ITを活用した業務に携われます。
50代におすすめの転職エージェントの選び方
50代の転職を成功させるには、転職エージェントの選び方を押さえる必要があります。
50代の転職エージェントの選び方で迷っている方は必見です。
- 50代に特化した転職エージェントを利用する
- 非公開求人があるかチェックする
- サポートがしっかりとしているか確認
50代に特化した転職エージェントを利用する
転職エージェントといっても、サービスごとで対象としている年齢層は異なります。
- リクルートエージェント:全年代
- doda:全年代
- パソナキャリア:全年代
- マイナビエージェント:20代〜30代前半
50代が第二新卒向けや30代向けの転職エージェントを利用しても、自分に合った求人を見つけるのは困難です。
少しでも効率よく転職を成功させるのならば、50代を対象とした転職エージェントを利用しましょう。
非公開求人があるかチェックする
非公開求人がある転職エージェントを利用すれば、下記のメリットがあります。
- 好都合の求人が多い
- 非公開であるため応募が殺到しにくい
- 重要な役職に就ける可能性がある
非公開求人は好条件にもかかわらず、公開されていないため人が集まりにくいメリットがあります。
さらにすでにキャリアを積んだ業界ならば、重要な役職に就ける可能性もあります。
サポートがしっかりとしているか確認
転職エージェントでは下記のサポートを受けられます。
- 求人の紹介
- 書類の添削
- 面接対策
- 自己分析や企業研究のサポート
転職エージェントは多くの求人を閲覧できるだけではなく、求人の紹介、面接対策、書類の添削なども行ってくれます。
また、転職エージェントごとによっても注力しているサポートは異なります。
総合型の転職エージェント、大手転職エージェントはサポートが手厚いため、迷ったら登録しておくのがおすすめです。
【50代向け】転職エージェントの利用手順
ここでは、50代向けの転職エージェントの利用手順を紹介します。
- 転職エージェントに登録する
- キャリアアドバイザーと面談を行う
- キャリアアドバイザーより求人紹介・気になる求人へ応募
- 選考(書類・面接)
- 内定
それぞれの流れを詳しくみていきましょう。
1.転職エージェントに登録する
利用したい転職エージェントへ登録しましょう。転職エージェントでは、次の情報を記入します。
- フルネーム
- 住所
- 性別
- メールアドレス
- 前職の職種
- 前職の年収
- 転職希望先の業界・年収
- 希望勤務地
上記の記入した情報をもとに、転職エージェントがあなたに合った求人を紹介してくれます。
なお、メールアドレスが間違っていると正式に登録できないため、注意してください。
2.キャリアアドバイザーとの面談
キャリアアドバイザーと面談を行います。面談内容は、次のとおりです。
- 現在の転職活動状況
- 前職の職種・年収
- 今までのキャリア
- これからのキャリア
- 転職先の職種・希望年収
キャリアアドバイザーとの面談では転職活動に関する相談のほか、キャリアの相談も可能です。
3.キャリアアドバイザーより求人紹介・気になる求人へ応募
あなたの情報をもとにキャリアアドバイザーが適した求人を紹介、もしくは転職エージェントのサイトから気になった求人へ応募をします。
しかし、担当コンサルタントから転職意欲が低いとみなされれば、十分な転職サポートを受けられないこともあるため注意してください。
4.選考(書類・面接)
気になる企業へ応募後は、選考が行われます。
もしも選考で不安なことがあれば、キャリアアドバイザーに質問してみましょう。
5.内定
内定が決まり次第、会社へ退職の報告をします。
どうしてもすぐに会社をやめなければならない場合は、転職エージェントの方に相談してみましょう。
50代が転職エージェントを使って転職を成功させるコツ
過去の実績にこだわり過ぎない
転職活動を行う際は、過去の実績にこだわり過ぎないように気を付けるべきです。これまでのやり方にこだわってしまうと、考えに柔軟性がない事を露呈してしまう恐れがあります。
しかし、そういった部分にこだわりすぎてしまうと、転職活動を行う際に「新しいことを学ぶ気持ちはあまりないのかな?」と思われる可能性が生じます。
そうならないためには、「これまでの経験を可能な限り活かしつつ学習し続けていく」といった姿勢を見せることが大事なのです。
年齢を重ねれば重ねるほど、過去の実績にしがみつき過ぎる傾向にあるため、50代の方が転職活動を行う際は注意していきましょう。
担当のキャリアアドバイザーが合わなければ変更を申し出る
転職エージェントに登録すると、キャリアアドバイザーの方があらゆるサポートを行ってくれます。
「せっかく親身になってサポートしてくれていたのに申し訳ない・・」と感じるかもしれませんが、相手は転職のプロと言えど人間です。そのため、肌感が合わないと感じることは仕方ないと言えます。
エージェント側も変更を希望されることは慣れていますし、求職者とキャリアアドバイザーの相性が良くなければ、変更を申し出てきてほしいというのが本音なのです。
そういった背景から担当者の変更を申し出ることに対しては、後ろめたい気持ちを持つ必要がないのです。
キャリアアドバイザーに嘘をつかない
キャリアアドバイザーにこれまでの経験を伝える際には、嘘をつかずに全て正直に話すべきです。エージェント側は求職者から提供された情報を基に、求人探しをはじめとしたサポートをしてくれます。
そういった背景から、嘘をついてしまうと求職者に合った求人を提案してもらえなくなります。よって、アドバイザーに話す情報は正直に伝える必要があるのです。
さらに言うと、自分ではマイナス要素と思っていることでも第三者からすれば、意外と大したことではない場合が多いです。そのため、まずは一度相談してみると良いでしょう。
50代が転職エージェントを利用するメリット
50代が転職エージェントを利用するメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 自分の客観的な市場価値が分かる
- 自分のキャリアをアドバイザーと共に見つめ直せる
- 非公開求人を紹介してもらえる
それぞれ見ていきましょう。
自分の客観的な市場価値が分かる
転職エージェントを利用する大きなメリットの一つは、自分自身の市場における価値を示す「市場価値」を知るきっかけになることです。
職種によって求められるスキルは異なるため市場価値に普遍的な定義はありませんが、単純化して考えると、「自分に価値を感じ求める企業がどれだけ存在するか」といった基準で市場価値は測れます。
あくまで一つの指標ですが、スカウト数によって自分の市場価値を可視化できるのです。
また、様々な求職者や企業を見てきたキャリアアドバイザーとのやりとりを通して、登録上のデータだけでなく人間性を含めた自分の市場価値を客観的に知ることが可能です。
自分のキャリアをアドバイザーと共に見つめ直せる
転職エージェントを利用すれば、様々な業界の転職事情に精通したキャリアドバイザーにキャリアについて相談することが可能です。
強い信念は自分の道を切り開くための推進力になりますが、時として自分の可能性を限定する枷にもなります。
「自分のやり方」が定着している50代にとって、キャリアアドバイザーと共にキャリアを見つめ直すことは、改めて自分を知り選択肢を増やす大切な機会です。
非公開求人を紹介してもらえる
転職エージェントは、それぞれが企業とのパイプを生かし多くの非公開求人を保有しています。
一般的な求人広告では見つけられない非公開求人との出会いは、新たなキャリアを形成するための大きなチャンスとなるでしょう。
50代が転職エージェントを利用するデメリット
転職エージェントには多くのメリットがある反面、デメリットもあります。ここでは、50代が転職エージェントを利用するデメリットについて解説します。
- 求められる経験やスキルが高くなる
- 50代向けの求人が少ない場合もある
- キャリアアドバイザーと相性が合わない可能性がある
求められる経験やスキルが高くなる
50代が転職エージェントを利用する際のデメリットは、求められる経験やスキルが高くなることです。
50代の人は、これまでのキャリアにおいて深い知識と経験を積んできており、その分野において高いスキルや知識を有していることが多くあります。
50代の場合、若い世代と比べて、その分野において優秀な実績を持っていることが多いため、求められるスキルや経験が高く設定されることがあります。
50代向けの求人が少ない場合もある
50代が転職エージェントを利用する際のもう一つのデメリットは、50代向けの求人が少ない場合があることです。
また50代は、給与面での希望条件が高くなることが多いため、求人情報には、高いスキルや経験を持つ人材に対してのみ提示されることもあります。
キャリアアドバイザーと相性が合わない可能性がある
50代が転職エージェントを利用する際のもう一つのデメリットは、キャリアアドバイザーと相性が合わない可能性があることです。
しかし、キャリアアドバイザーがキャリアプランに合わない提案をしてくることがあり、相性が合わない場合があるでしょう。
50代が転職エージェントを利用する際の注意点
50代が転職エージェントを利用するには、いくつかの注意点があります。
- 1つの転職エージェントでは転職が難しい場合がある
- 利用地域によっては案件が見つかりにくい
- 条件を絞りすぎない
1つの転職エージェントでは転職が難しい場合がある
50代は20代・30代に比べて転職が難しく、1つの転職エージェントでは求人が見つからない可能性があります。
50代はいくらスキルが高くとも、定年退職が近いため転職は難しいものです。
転職エージェントによっては非公開求人があり、登録しないとみられない求人もあります。
転職活動がなかなか進まない方は、まずは転職エージェントへ登録しましょう。
利用地域によっては案件が見つかりにくい
50代の転職は、利用地域によっては案件が見つかりにくいことがあります。
もともと地方の場合は20代、30代でも転職先は限られてくるものの、50代ともなれば難しくなります。
転職先のこだわりがある場合は、引っ越しを検討してみるのも1つの手段です。
求めている転職先や条件によって、住む場所を考え直してみましょう。
条件を絞りすぎない
1つ目でも述べたように、50代の転職は20代や30代に比べて難しいものです。
そこで20代や30代の転職と同じように条件を絞りすぎてしまうと、転職先が見つからない可能性があります。
併せて事前に転職エージェントの担当コンサルタントに相談することによって、あなたにあった求人を紹介してもらえます。
よくある質問
自分に合った転職エージェントを選ぶには、複数のエージェントに登録しておきましょう。実際に複数のエージェントを利用してみることで、自分に合っているのか分かることがあります。
なお、登録するエージェントが多いほど、選べる求人を増やせるといったメリットもあります。もし登録したエージェントがすべて合わなくても、また登録し直せばいいだけの話です。
転職活動を始める段階で、まだ自分がどんな業界・職種に転職したいかを決められていない場合は、総合型の転職エージェントを利用してみると良いでしょう。
総合型のエージェントは特化型と違って、あらゆるジャンルの求人を保有している特徴があります。自分がどのような業界が向いているかを相談できるので、安心して利用することが可能です。
転職エージェントから提案された求人については、必ずしも応募する必要はありません。エージェント側からしても、求職者には納得のいく転職活動を行ってほしいため、合わなければ断ってほしいのが本音です。
もし、希望の条件以外の企業を紹介されたら、転職したい業界や希望する条件などを具体的に伝えましょう。曖昧に伝えても、また同じような求人を紹介されてしまうだけです。
転職エージェントで提案される求人は、基本的に都心部に集まっていることが多いです。エージェントにもよりますが、地方都市の求人に比べて都心部は倍ほどの求人数があります。
しかし、複数のエージェントに登録して選択できる求人数を増やしたり、転職サイトを利用してみると理想の求人を見つけられる可能性が高まるでしょう。
まとめ
今回は50代におすすめの転職エージェントや、転職エージェントを利用するメリットなどについて解説してきました。
転職エージェントを利用すれば、真に自分の適性に合った求人と出会える可能性が高くなります。
また、転職のプロであるキャリアドバイザーと共にこれまでのキャリアを棚卸しすることで自己理解が深まれば、転職活動だけでなく今後の人生にもプラスの影響を与えるでしょう。
転職エージェントには、それぞれの強みがあります。それを最大限に生かすためには、自分の属性や希望に合ったサービスを利用することが大切です。
今回ご紹介した内容を参考に、自分に合ったサービスを上手く活用しながら転職活動を進めていきましょう。